サウナにスマホやiPhoneを持ち込みたい!サウナ内で携帯は使える?施設のルールも確認!
- 2025年1月29日
サウナタイムをもっと快適に、楽しく過ごしたい!そんな思いから「サウナ内でスマホを使えたら便利なのに…」と考えたことはありませんか?
サウナ中にドラマや映画を観たり、好きな音楽を聴いたり、SNSやメールをチェックできたら理想的。
でも「スマホってサウナの熱や湿気に耐えられるの?」「施設のルール的に大丈夫?」と疑問も尽きないですよね。
この記事では、
- サウナ内でスマホを使うことのリスク
- スマホ利用についての施設ごとのルール
- スマホに代わるおすすめのアイテムや解決法
をご紹介します。
快適で安全にサウナを楽しむためのヒントをお届けするので、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
スマホはサウナ内の熱に耐えられる?
スマホに使われているリチウムイオンバッテリーは、35℃を超える環境で使うと劣化が進む特性があります。
理想的な使用温度は25℃以下と言われていますが、現実的には35℃くらいが限界ライン。
これを超える環境では、バッテリーが劣化したり、場合によっては発火や爆発のリスクもあります。
一方で、サウナ室の温度は低温サウナでも40℃以上、高温のドライサウナでは100℃近くにもなります。
さらに、サウナ室では自分含めてみんなが裸で無防備な状態ですよね。
そんな中でスマホが爆発したら、大きなケガにつながる危険もあることはしっかり覚えておきましょう!
高温によるスマホへの影響
サウナの高温がスマホに与えるダメージには、以下のようなものがあります。
●バッテリーが劣化する
高温によってリチウムイオンバッテリーが膨張したり、寿命が短くなったりします。
●強制シャットダウンする
スマホには高温センサーが備わっており、安全のために自動で電源がオフになることがあります。
●回路が損傷する
長時間高温にさらされると、内部の回路が劣化し、スマホが正常に動作しなくなる可能性があります。
私も取材のためにスマホでサウナ室内を撮影したことがありますが、しばらくすると強制的にシャットダウンされてしまったという経験があります。
また、高温状態で使用したスマホは短時間で熱を持ち、危険な状態になりました。
高湿度によるスマホへの影響
サウナ特有の湿度も、スマホには大敵です。
●内部結露
湿気がスマホ内部に入り込み、電気回路をショートさせる恐れがあります。
●画面の曇り
ディスプレイ内部に湿気が溜まり、視認性が悪化します。
●スピーカーやマイクの不調
音響部品が湿気にさらされると、音がこもったりマイクが正しく動作しなくなったりします。
スマホを水没させたらマイクやスピーカーがこもった音になってしまった、という経験のある方もいるかもしれません。
湿度が100%にもなるミストサウナでも、スマホを使うと同じ状態になることが想像できますね。
防水仕様のスマホであっても、高温+高湿度の環境ではダメージを避けられないでしょう。
iPhone・Androidスマートフォンの耐熱温度は?
Apple公式によると、iPhoneの推奨される動作温度、保管温度は以下の通りです。
- 動作温度:0℃~35℃
- 保管温度:-20℃~45℃
Androidスマートフォンの動作・保管温度は機種によって異なりますが、iPhoneと同温度帯と考えていいでしょう。
iPhoneでもAndroidでも、サウナ(通常60~100℃)の高温環境では短時間で故障するリスクが高いということがわかります。
また、Apple公式では以下の記載があります。
水濡れによる損傷を防ぐため、以下の行為はお控えください。
Apple公式
iPhone を着用したまま泳ぐまたは入浴する
iPhone に水圧が強い水や流速が大きい水をかける (たとえば、シャワー、ウォータースキー、ウェイクボード、サーフィン、ジェットスキーなど)
iPhone をサウナやスチームルームで使う
iPhone を意図的に水没させる
推奨される温度範囲外、または極度に湿度の高い条件下で iPhone を動作させる
サウナ施設でのスマホ利用のルール
サウナ施設では、多くの場合、スマホや携帯の使用が禁止されています。
特に銭湯や温浴施設では、盗撮防止の観点から、浴室やサウナ室内でのスマホ利用は禁止されているのが一般的で、利用前にロッカーに預けるのがルールとされています。
ただし、貸し切りの個室サウナやサウナ施設の休憩スペースでは、休憩スペースでのスマホ利用が認められている場合もあります。
たとえば吉祥寺にある「モンスターサウナ」では、特定のエリアでスマホの使用が可能とされています。
スマホ利用可能なエリアでは、衣服やサウナポンチョの着用が義務付けられており、利用者全員が快適に過ごせるよう配慮されています。
一方で、たとえ個室サウナであっても、サウナ室内でのスマホ使用はリチウムイオン電池の発熱や爆発のリスクがあるため避けるべきです。
施設のルールに従い、他の利用者や自身の安全への配慮を忘れずに利用しましょう!
サウナ内でスマホを使える耐熱・防湿ケースはある?
残念ながら、サウナでの利用を想定した耐熱ケースや防湿ポーチは現在存在しません。
一部の製品では「耐熱」を謳ったものもありますが、これらは通常の日常的な高温環境(例:車内の熱など)を想定したものであり、サウナのような過酷な環境には対応していません。
また、ケース内部で湿気がこもるリスクもあるため、サウナ内でのスマホ利用はやはりおすすめできません。
サウナ中にスマホを使いたい!目的別の解決法まとめ
サウナ内でのスマホ使用は安全上リスクがあり多くの施設でも禁止されていますが、「どうしてもサウナ中にスマホを使って何かをしたい!」という方もいるはずです。
そこで、スマホに代わる楽しみ方や解決策を目的別にご紹介します。
①サウナに入りながら楽しめる暇つぶしグッズが欲しい
サウナ内で楽しめるアイテムとしておすすめなのが、耐熱性・耐湿性のあるプラスチック製のチェスや小型のパズル。
最近では、サウナ専用のボードゲームも登場しています。
これらのグッズは熱や湿気に強く、サウナでも楽しめるように開発されいてます。
ただし、こういったゲームは他の利用者に迷惑をかける可能性もあるので、貸し切りの個室サウナやテントサウナで楽しむことが推奨されます。
また、暇つぶしに瞑想や簡単な呼吸法、ストレッチを取り入れるのも効果的です。
サウナ内でできる簡単なエクササイズやストレッチ
サウナ中に軽いストレッチを取り入れることで、血流を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます。
ここでは、簡単にできる2つのストレッチをご紹介します。
サウナ中にストレッチをすると、筋肉を伸縮する動きが血流や腸の働きを促します。
左右に倒すストレッチ
- 頭の上で両手を交差させ、上体をぐっと伸ばします。
- 息をゆっくり吐きながら、体を片側にゆっくり倒します。
- 息を吸いながら元の位置に戻し、反対側へも同じように倒しましょう。
肩甲骨を開くストレッチ
- ひじを曲げた状態で、両ひじを胸の高さまで上げます。
- 息を吐きつつ、腕を内側に寄せ、両手の甲を合わせます。
- 息を吸いながら、腕を大きく開き、肩甲骨を寄せるイメージで胸を広げます。
どちらも動きはゆっくりと行い、呼吸に合わせることでよりリラックスした効果が得られます。
瞑想に集中したいときは、テレビのない静かなサウナ室を選ぶのがおすすめですよ。
サウナでの瞑想のやり方
サウナ内で瞑想を取り入れると、自律神経が整いやすくなり、心身ともにリラックスできます。特に呼吸を意識した瞑想法は、簡単で効果的です。
基本の呼吸法
- 口から6秒かけて、ゆっくりと息を吐きます。
- 次に鼻から3秒かけて、大きく息を吸います。
- このリズムを繰り返しながら、自分の呼吸に意識を集中させます。
心を落ち着けたいときや、日々の疲れを癒したいときにおすすめです。
サウナの静かな空間を活かして、ぜひ試してみてください。
②サウナに入りながらドラマや映画、動画を見たい
お風呂ならスマホで映画などを見ながら半身浴を楽しめますが、サウナでは難しいですよね。
公共のサウナだとテレビがあっても自由にチャンネルを回すことは難しいですが、自宅サウナならサウナ室の窓にテレビやタブレットを設置して、映像を楽しむことができます。
「家庭用サウナなんてうちには無理…」と考える方もいらっしゃると思いますが、実は簡易的なテントサウナなら8万円~でテントとストーブが揃い、自宅の屋内やお庭で楽しむことができるんです!
最高温度は95℃と本格派!頻繁にサウナ施設に行かれる方なら、すぐに初期費用が回収できるかもしれませんね。
また、本格的な木製箱形サウナでも30万円代~で販売されています。
関連記事:【5万円以下も】激安家庭用サウナおすすめメーカー11選!安いホームサウナを購入する際のポイント
③サウナに入りながら好きな音楽を聴きたい
サウナ内でイヤホンを使う方もいますが、耐熱・耐湿対応のイヤホンは一般的ではなく、故障のリスクがあります。
施設のルールを確認し、自己責任で利用しましょう。
また、貸し切り個室サウナでは、スマホと接続できるBluetoothスピーカーを貸し出している施設もあり、これなら安全に音楽を楽しむことができます。
④サウナに入りながらSNSをチェックしたい
SNSをチェックしたい場合、サウナ用スマートウォッチを検討するのも一つの手です。
ただし、サウナ用スマートウォッチでSNSに対応しているモデルは少ないため、通知確認がメインとなります。
⑤サウナに入りながらスマホゲームがしたい
スマホゲームはサウナ内での利用が難しいですが、前述したようなサウナ専用のボードゲームやパズルが代替案としておすすめです。
熱や湿気を気にせず楽しめます。
⑥サウナに入りながら読書がしたい
電子書籍リーダーは高温多湿環境での利用に向いていないため、紙の本がおすすめ。
ただし、サウナ施設によっては本を含めた可燃物の持ち込みが禁止されている場合があります。
事前に施設のルールを確認し、許可されている場合は古本や濡れても問題ない本を選びましょう。
サウナ室への私物の持ち込みを他の利用者に指摘される場合もあるので、気になる方は個室サウナを選びましょう。
⑦サウナ中もLINEやメール、着信を確認したい
耐湿・耐熱対応のスマートウォッチを使えば、お持ちのスマホと連携させて通知の確認が可能です。
スマホを持ち込む必要がなく、サウナ中でも重要な連絡を見逃さずに済むので安心ですね。
サウナで使えるスマートウォッチ
サウナ中に心拍数や時間を管理したい方には、サウナ対応のスマートウォッチが便利です。
すべてのスマートウォッチがサウナの高温多湿に対応しているわけではないので、購入する際は必ず「サウナ対応」のモデルを選んでくださいね。
たとえば防水・95℃対応の「サウォッチ」は、サウナや水風呂でも使用可能。
心拍数や入浴時間を記録し、スマホアプリで「ととのい度」を数値化できます。
サウナ専用腕時計「サウォッチ」 | |
---|---|
価格(税込み) | 8,990円 |
カラー | カーキ |
耐熱温度 | 95℃ |
対応電気交流・電圧 | 充電器やモバイルバッテリーで充電可能。 |
生産国 | 日本 |
一方、サウナ専用でない腕時計は故障や熱による危険があるため使用は避けましょう。
サウナの熱さを和らげる方法
サウナでスマホを使いたい理由の一つに、「何もすることがないと熱さが気になって、すぐに出たくなってしまう…」と感じる方も少なくないのではないでしょうか。
熱さを紛らわせるための工夫を取り入れると、より快適にサウナを楽しむことができます!
- 下段の席を選ぶ
- サウナハットや濡れタオルで頭を覆う
- 低温サウナやスチームサウナを選ぶ
- 短時間で区切る
- しっかり水風呂でクールダウン
サウナ室では下段が温度が低く、初心者や熱さが苦手な人におすすめです。
まずは下段で慣れ、余裕が出てきたら徐々に上段に挑戦してみましょう。
頭や顔は熱を感じやすいので、サウナハットや濡れタオルで覆うと快適に過ごせます。
お気に入りのデザインを選べば、リラックス効果もさらにアップ。
熱さが辛い場合は、低温サウナや湿度の高いスチームサウナを選ぶと、肌や喉への負担が軽減されて心地よくリラックスできますよ。
また、一度の滞在時間は5〜10分程度に区切り、外気浴や水風呂でクールダウンを挟むと熱さに慣れやすくなります。
特にサウナ後の水風呂は次のサウナが楽に感じられ、「ととのう」感覚を味わいやすくするポイントです。
自宅サウナならテレビやBluetoothスピーカーを設置できる
サウナでスマホを使いたい理由の一つに「暇つぶし」がありますよね。
実際の施設では難しいかもしれませんが、自宅サウナならカスタマイズによりテレビやBluetoothスピーカーの設置が可能で、その悩みを解消することができます!
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本体からストーブに至るまで純国産品なので、信頼性も高い製品です。
家庭用サウナが気になる!という方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
サウナにスマホを持ち込みたいと考える方は多いですが、高温や高湿度によるダメージや施設のルールを理解しておくことが大切です。
サウナ内ではスマホの使用が禁止されている場合がほとんどですが、代わりに瞑想やストレッチ、リラックスグッズを活用すれば、スマホに頼らなくても快適に過ごせます。
自宅サウナでは、Bluetoothスピーカーやテレビを設置することで、安全にエンタメを楽しむことも可能です。
「家庭用サウナに興味がでてきた…!」という方は、ぜひ1,000以上の商品を簡単に比較できる家庭用サウナの商品一覧をぜひチェックしてみてください!
参考記事:「サウナで「ととのう」とは?心も体もリフレッシュできるサウナの楽しみ方」大正健康ナビ(最終アクセス日:2024/11/29)