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サウナの減価償却における耐用年数は?税務署に確認しました!事業用・家庭用それぞれサウナの種類・タイプ別に解説

サウナの減価償却における耐用年数を解説

サウナを導入する際、初期投資は大きな負担になり得ますが、減価償却によりその負担を分散させることが可能です。

この記事では、事業用/個人用サウナの減価償却における耐用年数をサウナのタイプ別に解説します。

※この記事は2024年3月27日に、武蔵野税務署に確認した内容を元に作成しました。

ご紹介する耐用年数はあくまで一例となり、自治体や税理士によって計上方法が異なる場合もあるので、最終判断は税理士や税務署との協議の上お願いいたします。

減価償却とは

減価償却とは、資産(サウナ事業の場合はサウナ本体、設備など)が利用可能な期間(耐用年数)にわたって価値が減少していくことを会計上で計上する方法です。

減価償却では、サウナの購入費用を一度に経費として計上するのではなく、その利用可能な年数にわたって費用を分配し、毎年一定額を経費として計上します。

事業用サウナを購入する際には、設備の耐用年数を考慮し、適切な減価償却計画を立てることが重要です。

サウナの減価償却の場合、レンタル用でも個人用でも耐用年数は変わりません

サウナの減価償却における耐用年数

サウナの減価償却における耐用年数は、サウナの種類や構造や設置方法により異なります。

サウナの種類屋内用箱型サウナ屋外用箱型サウナバレルサウナテントサウナサウナカービルドインタイプのサウナ室
イメージ
耐用年数木製:8年
金属製:15年
木製:8年
金属製:15年
木製:8年30万円以下は1年
30万円以上は5年
車両・サウナ部セット:4年

車両・サウナ部で取得:それぞれで償却。
車両は車種に合わせて償却。
サウナ部は箱型サウナと同様に
木製は8年、金属製は15年。
元々ある建物に設備追加:15年
新たに建物を取得:建物の構造により異なる
減価償却におけるの分類器具・備品器具・備品器具・備品器具・備品車両及び運搬具
(特殊車両)
元々ある建物に設備追加:建物附属設備
新たに建物を取得 :建物・公衆浴場

参考:主な減価償却資産の耐用年数表 国税庁

参考:耐用年数(車両・運搬具/工具) 国税庁

以下でそれぞれのサウナの耐用年数について、詳しく解説します。

屋内・屋外用箱型サウナ

totonou 屋外用サウナ
totonouより引用

箱型サウナの場合、家具、電気機器、ガス機器、家庭用品に分類され、耐用年数は木製の場合は8年、骨組みなどが金属製の場合は15年となります。

耐用年数はサウナ本体の構造によって決まるため、設置場所が屋内でも屋外でも同様です。

関連記事:【完全版】自宅用サウナの選び方と費用の目安・メリットとデメリットを解説!

バレルサウナ

ONESAUNA バレルサウナ
ONE SAUNAより引用

樽型のバレルサウナの場合は基本的に木の板を組み合わせる木造で、家具、電気機器、ガス機器、家庭用品に分類されるため、耐用年数は8年となります。

関連記事:バレルサウナの特徴を徹底解説!メリットデメリットや費用についても紹介

テントサウナ

モルジュ テントサウナ
MORZHより引用

テントを組み立てて内部を薪ストーブで温めるテントサウナは、キャンプ場やグランピング施設などでも事業用としてレンタルされることも多いタイプです。

テントサウナの耐用年数は、30万円以下は1年、30万円以上は器具・備品として5年となります。

関連記事:テントサウナの選び方!購入時に重視すべきポイントやおすすめテントサウナ9選

サウナカー

SAUNA CAR 37
SAUNA CAR37より引用

トラックの荷台などにサウナを積んだサウナカーの場合は、車両とサウナ部をセットで取得するか、別で取得するかで、耐用年数の考え方が異なります。

車両・サウナ部セットの場合は、車両及び運搬具(特殊車両)に分類され、耐用年数は基本的には4年となります。

※大型トラックなど、総排気量3L以上の大型乗用車を用いる場合は5年。

もともと持っている中古車にサウナ部を後付けする場合など、車両とサウナ部を別で取得する場合は、それぞれの耐用年数に応じて減価償却が必要になります。

具体的には、車両は車種に合わせて償却(新車の軽トラなら4年)、サウナ部は箱型サウナと同様に木造は8年、金属製は15年で償却します。

関連記事:サウナカーとは?特徴やメリット・デメリット、利用方法を紹介

ビルドインタイプのサウナ室

銭湯についているような建物の部屋をまるまるサウナ室にする場合は、元々ある建物にサウナ設備をつける場合と、サウナ用として新たに建物を取得する場合で分類が異なります。

元々ある建物に設備追加する場合は、建物附属設備(給排水・衛生設備、ガス設備)として耐用年数は15年となります。

一方、サウナ用で新たに建物を取得する場合は、公衆浴場に分類され、建物の構造により耐用年数が異なってきます。

〈建物・公衆浴場のもの〉構造耐用年数
木造・合成樹脂造12年
木骨モルタル造11年
鉄骨鉄筋コンクリー ト造鉄筋コンクリ ート造31年
れんが造・石造・ブロ ック造30年
金属造骨格材の肉厚が、4mmより厚い:27年
3mmより厚く4mm以下:19年
3mm以下:15年

参考:主な減価償却資産の耐用年数表 国税庁

関連記事:家庭用・事業用サウナをオーダーメイドしたい!特注するメリットや導入事例・メーカーを紹介

サウナストーブの減価償却における耐用年数

サウナ本体にストーブ(ヒーター)が内蔵されている場合や、本体とサウナストーブをセットで購入した場合は、サウナ本体と同じ耐用年数として本体に含めて減価償却します。

※木造箱型サウナなら8年。

ストーブを本体と別途で購入した場合は、ストーブは金属製の器具・備品に分類され耐用年数は15年となり、本体とは別で償却していきます。

 

関連記事:サウナストーブ購入!サウナストーブメーカーのおすすめ商品【徹底比較】

家庭用サウナは何年使える?

実際のところ家庭用サウナは何年使いつづけることができるのか、サウナの種類による寿命の違いとサウナストーブの寿命をまとめました。

サウナ本体の寿命

サウナの種類屋内用ホームサウナ屋外用ホームサウナバレルサウナテントサウナサウナカーミストサウナ(浴室)スチームサウナ(浴室)
イメージ
耐久年数10~20年10~20年10~20年2~3年10~20年約10年約10年

サウナ室内に木材を使うホームサウナやバレルサウナ、サウナカー等は、毎回の使用後にサウナ室の拭き掃除や換気をしっかり行うことで最長20年使い続けることができると言われています。

テントサウナは、布が破れたり熱で穴が空いたりすることも多く消耗しやすいため、使用頻度にもよりますが耐用年数の目安は2~3年と言われています。

浴室に機器を設置することで高湿度のサウナが楽しめるミストサウナ・スチームサウナは、機器の寿命が10年程度と言われています。

関連記事:家庭用サウナのメンテナンス方法まとめ!使用後のお手入れや定期的な点検項目

サウナストーブの寿命

サウナストーブの種類薪ストーブ電気ストーブ
イメージ
耐久年数約10年約10年

小規模なサウナで使われるサウナストーブは、おもに

  • 薪を燃料とする薪ストーブ
  • 電源につないで使用する電気ストーブ

の2種類です。

耐久寿命はどちらも約10年となっていますので、サウナ本体が20年持つ場合は途中で買い替える必要がありますね。

サウナストーブについても、定期的な点検と清掃を行うことできれいに長く使い続けることができます。

関連記事:サウナストーブの初期費用や維持費、メンテナンス費用の相場

サウナに必要な消耗品の寿命

サウナに必須な消耗品として、薪ストーブ・電気ストーブを使用する場合はサウナストーンが必要になる場合が多く、このサウナストーンは消耗品ですので欠けたり割れている場合は交換が必要になります。

サウナストーン

サウナストーンに欠けや割れがあるまま使用していると、ストーブの性能が下がって温度が上がりにくくなったり、欠けたストーンが爆ぜるリスクがあると言われています。

サウナストーンは少なくとも年1回、洗浄し、消耗した分の補充を行いましょう。

ヒーターエレメント
ヒーターエレメント

電気ストーブは、熱を発するヒーターエレメントが内蔵されていますが、ヒーターエレメントエレメントは劣化・消耗するので、少なくとも2~3年で交換が必要とされています。

関連記事:自宅用サウナの費用相場や維持費、電気代は?サウナ種類別にコストを紹介

まとめ

サウナの減価償却を理解することは、財務管理において不可欠です。

適切な耐用年数を設定し、減価償却を効率的に行うことで、サウナ事業の財務状態を健全に保ち、長期的な成功へと導くことができます。

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