空いた子供部屋にサウナを設置！設置時のポイントやおすすめサウナメーカー4選

• 2024年7月29日

子供が成長して独立した後、空いてしまった子供部屋をどう活用するか悩む方も多いでしょう。

そんな方にぴったりのアイデアが、家庭用サウナの設置です！

自宅にサウナがあるとリラックス効果や健康促進に役立ち、家族みんなが楽しめるスペースに生まれ変わります。

今回は、空いた子供部屋にサウナを設置する際のポイントとおすすめのサウナメーカー4選をご紹介します。

子供部屋に設置できる家庭用サウナの種類

ご自宅の子供部屋に家庭用サウナを設置したい場合は、屋内用の箱型ホームサウナがおすすめです！

屋内用ホームサウナでは、

• 高温サウナを作ることができロウリュにも対応している「電気サウナストーブ」
• 低温で身体の深部からじっくり温める「遠赤外線ヒーター」

のどちらかによりサウナ室を温めます。

ごくまれに電気サウナストーブと遠赤外線ヒーターの両方が使用できるタイプもありますので、高温サウナと低温サウナの両方を楽しみたい！という方におすすめです。

子供部屋にサウナを置いた参考事例

子供部屋など空いたお部屋に箱型のホームサウナを導入すると、上の写真のようなイメージになります。

屋内用ホームサウナは、大きな家具を室内に置くイメージで導入することができますよ。

家庭用サウナの初期費用

子供部屋に設置できる屋内用ホームサウナの初期費用の相場は、以下の通りです。

サウナ本体代	100～200万円
配送費	20万円～
設置工事代	20万円～
電気変換工事	3万円～
配線工事 （電気ストーブ使用時のみ）	10万円～
電気サウナストーブ代	40万円～
初期費用合計	150～300万円

遠赤外線タイプなら、本体＋ヒーターで40万円以下という格安の製品もあります。

格安製品については、激安で買える家庭用サウナおすすめメーカーで紹介しています。

また、遠赤外線サウナのなかには家庭のコンセントに流れる電圧100V対応のものも多くあり、そのような製品であれば電気工事や配線工事も不要になりますので、さらに初期費用を抑えることができます。

ただし、遠赤外線ヒーターで作れるのは約40℃～65℃程度の低温サウナとなりますので、爽快感がある高温サウナがお好きな方には向かない場合がある点にご注意ください。

100V対応製品については、100V家庭用サウナヒーターのメリットデメリットをご覧ください。

家庭用サウナの電気代

	電気ストーブ	遠赤外線ヒーター
イメージ
電気代	100円/h	50円/h
ランニングコスト (月額)	3,000円	1,500円

比べてみると、遠赤外線ヒーターのほうが電気代は安くなることがわかります。

また、電気を燃料とするストーブ・ヒーターは製品の出力（kW）によってもかかる電気代が変わってきます。

電気サウナストーブは、サウナ室の床面積（㎡）＝出力（kW）となるように選ぶとよいとされています。

サウナ収容人数（床面積目安）	ストーブ出力	1時間あたりの電気代
1‐2人用（2.5㎡）	2.5kW	78円
3‐4人用（4.5㎡）	4.5kW	140円
5-6人用（7.5㎡）	7.5kW	233円
7‐10人用（10㎡）	10kW	310円

サウナ室のサイズが大きくなるほど、大きな出力のサウナストーブが必要になりますので、電気代もかかってきます。

電気代については、サウナストーブの電気代はいくらかかる？で詳しく解説しています。

家庭用サウナのメンテナンス方法

家庭用サウナのメンテナンス方法について解説します。

電気を使う屋内用ホームサウナは、灰や煤の掃除や煙突内の掃除が不要で、外観が風雨や直射日光の影響を受けないため木材が劣化しにくいというメリットがあります。

よって以下のメンテナンスをしっかりと行うことで、長くきれいに使い続けることができるでしょう。

日常的なメンテナンス

サウナ使用後はサウナ内の床やベンチを乾いたタオルでふき取り、水分や汗、汚れを拭き取ってください。

その後ドアを開けて15～30分程度換気を行い、湿気や匂いを外に逃がしましょう。

サウナストーブの余熱で、サウナ室内を乾燥させるのも効果的です。

定期的なメンテナンス・点検項目

3ヶ月に1度の頻度で以下の項目を点検し、サウナ設備の安全・機能をチェックしましょう。

• ストーブの外観・機能に問題がないか
• 温湿度計やサウナタイマーの機能に問題がないか
• ドアや窓の密閉性に問題がないか
• 木材が劣化していないか
• 電気配線に問題や劣化がないか
• サウナストーンが割れていないか

より詳しいメンテナンス方法は、家庭用サウナのメンテナンスまとめで詳しく解説しています。

子供部屋に家庭用サウナを設置する際の要件

子供部屋に家庭サウナを設置する際は、以下の4点を重視して製品の選択を設置場所の用意やを行いましょう。

• 設置に必要なスペース
• 必要な電気設備
• 適切な電気サウナストーブの選び方
• 注意すべき法律

設置に必要なスペース

サウナを設置するには、購入する製品に応じた十分なスペースが必要です。

1～2人用のコンパクトな屋内用ホームサウナなら、床面積は2.5㎡ほど、高さは1.7m～2m程度になります。

安全性はもちろん、利用時の動線も考えた配置を考えましょう。

オーダーメイドのサウナなら好きなサイズ・形・デザインでサウナを作れますので、お部屋にぴったりのサウナが欲しいという方にはおすすめです。

関連記事：2人用自宅用サウナおすすめ商品8選

関連記事：1人用自宅用サウナおすすめ商品10選

必要な電気設備

電気サウナストーブは通常、単相200Vの電源を必要とします。

ご家庭で単相200Vを使用するには電気変換工事が必要になり、サウナストーブ用の単独ブレーカーの設置や配線工事も必要になります。

電気周りの工事は、資格を持った電気工事士に依頼してください。

また、サウナストーブを導入すると使用アンペア数（電流）が大きくなり、物件のブレーカーが落ちやすくなることがあります。

ブレーカーが落ちる問題は、電気会社との契約アンペア数を上げることで対処が可能です。

関連記事：家庭用サウナ導入時に必要な電気工事・配線工事を解説

関連記事：家庭用サウナには何A(アンペア)必要？ブレーカーが落ちる対策

適切な電気サウナストーブの選び方

サウナストーブを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

• 必ずひし形PSEマークを取得しているものを選ぶ。
• 家庭用サウナなら単相200Vのストーブが一般的。
• 1㎡の床面積に対して1kWの出力が必要。

特に注目すべきは、PSEマークの有無です。

日本では電気用品安全法により電気サウナストーブを販売する際は、安全性を証明するPSEマークの取得が必須です。

特に電気サウナストーブに関しては、特に安全性の確保が重要とされる特定電気用品に分類され、厳格な安全基準に適合していることを証明するひし形PSEマークの取得が必要です。

ひし形PSEマークのない電気サウナストーブは違法で販売されている製品であり、サウナとしての安全性が保証されていないということになりますので、絶対に購入しないようにしましょう。

PSEマークについては、PSEマーク未取得の家庭用サウナストーブは危険をご覧ください。

注意すべき法律

自宅にサウナストーブを設置する際に特に注意すべき法律は、以下の2つです。

	どんな法律？	管轄・確認先
都市計画法	都市計画上サウナ開業可能な土地かどうか	国土交通省管轄の都市計画課
消防法	避難経路の確保、消火設備	総務省消防局管轄の消防署

都市計画法

サウナの設置場所（自宅）が都市計画法における市街化区域や市街化調整区域内にある場合、建築に関する制限があります。

特に市街化調整区域では地域の自然環境や景観を保護するため、新たな建築が基本的に制限されます。

そのため、計画を進める前に設置場所の区域区分を確認してください。

関連記事：家庭用サウナ設置前に用途地域を確認

消防法

消防法や火災予防条例では、サウナの設置に関して火災を予防するための厳しい基準が設けられています。

また、安全にサウナ設備を設置するための基準については、公益社団法人日本サウナ・スパ協会により作られた「サウナ設備設置基準」が参考になります。

消防法・火災予防条例の規定は複雑で細かいので、サウナ設置前に図面や必要書類を持って管轄の消防署に確認することが確実です。

関連記事：家庭用サウナの設置基準まとめ

関連記事：バレルサウナを建てる前に確認！消防法・火災予防条例とは？

■その他の法律・税金関連

上記以外にも家庭用サウナ設置に関連する法律として建築基準法がありますが、屋内に設置する家庭用サウナの場合は建築基準法における建築物に該当しないため、建築確認申請は必要ありません。

また、建物を新築すると固定資産税がかかるようになることがありますが、屋内に設置するサウナに関しては固定資産税の対象にもなりません。　

建築基準法について詳しくはサウナと建築基準法の関係｜建築確認申請は必要？の記事を、固定資産税については家庭用サウナに固定資産税はかかる？をご覧ください。

子供部屋に家庭用サウナを設置する方法

箱型の屋内用ホームサウナの場合、メーカーに組み立てを依頼するか、キット式のものを自分で組み立てるかを選択できます。

組み立て費用を抑えたい場合はキット式を選ぶこともできますが、組み立てに手間がかかったり、後々の問題が発生した際に責任の所在が不明確になることがあります。

そのため、信頼性と安心感を重視するなら、メーカーに組み立てを依頼するのがおすすめです。

電気工事については、必ず資格を持つ電気工事会社に依頼し、安全に工事を行ってもらいましょう。

子供部屋に設置できるおすすめの家庭用サウナ4選

子供部屋に設置するのにおすすめな家庭用サウナを販売する、サウナメーカーを4つご紹介します。

	1	2	3	4
メーカー名	サウナの専門商社	Kokolo sauna	My Sauna	Sauna Global
デザイン
価格	398,000円	987,800円～1,097,800円	979,000円～	327,800円～
タイプ	遠赤外線	電気ストーブ 電気ストーブ・遠赤外線両用	電気ストーブ	電気ストーブ 遠赤外線
ストーブ	料金に含む	料金に含む	300,000円～	遠赤外線タイプは料金に含む 電気ストーブ437,800円～
ロウリュウ	〇	〇	〇	電気ストーブタイプ～〇 遠赤外線タイプ×
産地	中国	中国	日本	北欧・北米・中国

サウナの専門商社

サウナの専門商社の家庭用コンパクトサウナは、お手頃価格が魅力です。

一般的なホームサウナはストーブだけで40万円、組み立て費で20万円、送料で20万円以上かかることが多いですが、こちらはすべて込みで40万円という破格の価格設定。

さらに、電気工事が不要なため初期費用を大幅に節約できます。

遠赤外線タイプですが最高温度は75℃に達し、しっかり汗をかける本格的なサウナ体験が楽しめます。

対応人数	1名用
価格	398,000円 ※遠赤外線ヒーター込み。
サイズ	W91×D71×H170cm（90kg）
対応可能なストーブ	単相100V遠赤外線ヒーター内蔵
製造国	中国
ロウリュウ	×

Kokolo sauna（ココロサウナ）

Kokolo Saunaの屋外用ホームサウナには、電気ストーブ、サウナストーン、温湿度計、ロウリュ用桶などが本体価格に含まれており、組み立て後すぐにサウナを楽しめます。

また、屋内用サウナには全面に大きな窓があり、特に「CUBE 3B」は珍しい遠赤外線と電気ストーブの2WAY仕様で、好みに応じた温度と湿度のサウナ体験が可能です。

Kokolo Saunaは日本国内で初めてサウナ本体と電気ストーブの両方でPSE認証を取得しており、高い安全性と信頼性を誇る点も選ばれるポイントです。

	屋内用ホームサウナ 2種類
対応人数	～3名用
価格	987,800円、1,097,800円 ※ストーブ込み。
サイズ	1100×1500×1950mm 1235×1655×2000mm
対応可能なストーブ	単相200V電気ストーブ付属。 CUBE 3Bは電気ストーブ/遠赤外線ヒーター付属。
製造国	中国
ロウリュウ	○

MySauna（マイサウナ）

MySaunaは国産ヒノキを使用し、モダンなデザインが特徴の国産家庭用サウナを提供するメーカーです。

日本国内で一貫して製造しているため、高品質なサウナを低価格で提供しています。

特に自分で組み立てるキット形式が特徴で、パネル工法により簡単に組み立てられる点も人気です。

製品のバリエーションも豊富なので、自宅にぴったりのサウナを選ぶことができます。

対応人数	1人用、2～3人用、3～4人用、4～5人用
価格	979,000円～
サイズ	1人用 D920×Φ990×H1865mm
対応可能なストーブ	電気ストーブ
製造国	日本
ロウリュウ	〇

関連記事：【MySauna】国産家庭用サウナ・バレルサウナメーカーのMySaunaをご紹介！

Sauna Global（サウナグローバル）

Sauna Globalの家庭用サウナは遠赤外線タイプは30万円、電気ストーブタイプは50万円からと、非常にリーズナブルです。

シンプルな流通ルートによりこの価格を実現しています。

温度も十分に上がりロウリュも可能なので、初めてのホームサウナや予算が限られている方におすすめです。

対応人数	1人用～7人用までのそれぞれのモデルあり
価格	979,000円～
サイズ	1人用 W1030×D980×H1950
対応可能なストーブ	電気ストーブ 遠赤外線
製造国	北欧・北米・中国
ロウリュウ	電気ストーブタイプ～〇 遠赤外線タイプ×

関連記事：自宅サウナ購入！家庭用サウナメーカーのおすすめランキング

まとめ

空いた子供部屋に家庭用サウナを設置することで、リラックスできるスペースが生まれ、健康にも良い効果が期待できます。

サウナを導入する際は、しっかりとした準備と信頼できるサウナメーカーを選ぶことが重要です。

サウナの専門商社では、家庭用サウナ選びや設置工事、電気工事についてサウナのプロに無料相談が可能です。

取り扱う600以上のサウナ関連商品の中から、あなたのニーズに合った商品をご提案させていただきます！

ぜひ、オンラインフォームやお電話、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。