テントサウナのメリット・デメリットを徹底解説!購入前に知っておくべき魅力と課題
- 2024年9月19日
「アウトドアや自宅でサウナを楽しみたい…でもスペースや予算が心配……」
そんな方にぜひ知っていただきたいのが、テントサウナです!
テントサウナを使えば、自宅の庭やキャンプ場で手軽にサウナを楽しめます。
ただし、メリットだけでなくデメリットも存在します。
今回は、テントサウナの「メリット」と「デメリット」を分かりやすく徹底解説します。
先に結論をお伝えすると、テントサウナのメリットデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
〇持ち運び簡単でどこでも設置可能 〇手軽にプライベートサウナを楽しめる 〇リーズナブルな価格で手に入る 〇コンパクトで省スペース設計 〇すぐに温まる効率性 〇メンテナンスが簡単でお手入れが楽 | △外気温の影響を受けやすい △耐久性が低く長持ちしない可能性 △設置や片付けに手間がかかる △テントサウナの耐候性が低い |
これらのメリットを活用すれば、日常の中でもサウナを満喫できます。
一方で、デメリットも工夫次第で十分に解決可能です。
この記事では、テントサウナの弱点を上手に乗り越え、テントサウナを思う存分楽しむための方法を具体的にご紹介します。
最後まで読んでいただければ「これなら自分でもできる!」と感じていただけるはずですよ。
ぜひ参考にしてみてください!
目次
テントサウナのメリット
- 持ち運び簡単でどこでも設置可能
- 手軽にプライベートサウナを楽しめる
- リーズナブルな価格で手に入る
- コンパクトで省スペース設計
- すぐに温まる効率性
- メンテナンスが簡単でお手入れが楽
持ち運び簡単でどこでも設置可能
テントサウナは、最大の特徴の一つがその軽量さです。
重たい木材や建設作業が必要な従来のサウナと比べて、テントサウナは折りたたんで持ち運べるため、アウトドアが好きな方には最適。
テントサウナなら、キャンプ場、湖畔、山の中、自宅の庭など、自然の中で自分だけのプライベートサウナを手軽に楽しめます。
テントとストーブさえあれば、どこでもすぐに設置が可能なので、週末のリラックスやちょっとした旅行先でプライベートサウナに入れますよ。
手軽にプライベートサウナを楽しめる
テントサウナの魅力は、何と言っても自分だけのプライベートサウナ空間を簡単に作り出せることです。
通常の公共サウナとは違って他の人の目を気にせず、好きな時間に自分だけのリラックスタイムを満喫できます。
温度・湿度・アロマによる香りを自分の好きなように変えられるのも、プライベートサウナならではですね。
サウナのリラックス感を高めるアロマについては、サウナ用アロマオイルの選び方とロウリュアロマ水の作り方の記事で詳しく解説しています。
リーズナブルな価格で手に入る
テントサウナは木造サウナやバレルサウナに比べて、比較的リーズナブルな価格で手に入るため、初めてサウナを導入する方にもハードルが低いです。
特に、設置やメンテナンスにかかる費用が抑えられる点も魅力です。
テントサウナ | 屋内用ホームサウナ | 屋外用ホームサウナ | バレルサウナ | スチームサウナ(浴室) | ミストサウナ(浴室) | サウナカー | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
イメージ | |||||||
本体代 | 10~50万円 | 100~200万円 | 100~250万円 | 100~300万 | 10万円~ | 30万円~ | 300~400万円 |
配送・工事代 | 0円~ | 40万円~ | 40万円~ | 60万円~ | 10万円~ | 簡易取り付け:5万円~ 天井埋め込み:20万円~ | 0円~ |
ストーブ代(電気) | 30万円~ | 40万円~ | 40万円~ | 40万円~ | ー | ー | ー |
ストーブ代(薪) | 5万円~ | ー | 30万円~ | 30万円~ | ー | ー | 本体価格に含む |
初期費用合計 | 10~70万円 | 150~300万円 | 150~350万円 | 200~500万円 | 20万円~ | 35~50万円 | 300~400万円 ※車両込み |
コンパクトで省スペース設計
テントサウナは、省スペースで設置できる点も見逃せないメリットです。
庭の隅やキャンプ場の一角、さらに製品によっては室内の一部でも設置が可能です。
使用後もコンパクトに折りたたんで収納できるので、家の中や車のトランクなど、スペースに困ることはありません。
特に、広いスペースを確保できない都市部の住宅やアパートのベランダ、屋上などでも手軽にサウナ体験ができる点が非常に魅力的です。
すぐに温まる効率性
テントサウナのもう一つの大きな利点は、効率よく室内を温められる点です。
コンパクトな設計と保温性に優れた素材を使用しているため、火を起こしてから30分程度の短時間で高温状態になります。
これによりキャンプやアウトドアでのアクティビティの合間に、手軽にリフレッシュできるでしょう。
メンテナンスが簡単でお手入れが楽
テントサウナは、通常のサウナに比べてメンテナンスが非常に簡単です。
使用後はテントを立てた状態で放置することで簡単に乾燥させることができるので、木造サウナのように腐食したりカビが生えたりしづらいですよ。
テントサウナのデメリット
- 耐候性が低く雨風に弱い
- 外気温の影響を受けやすい
- 耐久性が低く長持ちしない可能性
- 設置や片付けに手間がかかる
耐候性が低く雨風に弱い
テントサウナは軽量で持ち運びやすい反面、風速5m以上の風が吹くと飛ばされる危険性があります。
また、雨が降ると浸水するリスクもあります。
テントサウナを使用する際は、以下の点に注意しましょう。
- できるだけ風を避ける場所に設置する
- 降雪中は雪により通気口が塞がれたりテントが倒壊する恐れがあるため使用しない
地面にしっかりと固定するためにペグや重り、固定用のロープを使うことで、風による不安定さを軽減できます。
自宅のお庭などでテントサウナを使う場合も、常設はせず荒天時は撤去するようにしてください。
外気温の影響を受けやすい
テントサウナの素材は薄く外気温を遮断する効果が低いため、寒い日や風が強い日には内部が十分に温まらないことがあります。
特に冬場は、テント内の温度を維持するのが難しくなる場合があります。
テントサウナ内がぬるいと感じるときは、以下の5つを試してみることで温度が上がる場合があります。
- 薪の量を増やし、燃焼させ続ける
- 乾燥度合いが高く、良質な薪を使用する
- サウナストーンの量を増やす
- テントをペグなどでしっかりと地面に固定し、隙間が空かないようにする
- ロウリュでサウナストーンに水をかけすぎない
テントサウナの温度を上げる方法はテントサウナは何度まで上がる?温度が上がらない原因や断熱方法の記事で解説していますので、参考にしてください!
耐久性が低く長持ちしない可能性
テントサウナの材質は通常ナイロンやポリエステルなどの軽量素材を使用しているため、長期的な使用には耐えない場合があります。
特に頻繁に使用する場合は劣化が早まり、2〜3年程度の寿命となることが多いです。
対して、木製サウナは10〜20年ほどの耐久性を持ちます。
テントサウナを長持ちさせるためには、使用後は必ず乾燥させ、直射日光や湿気の少ない場所で保管することが大切です。
さらに、頻繁に使用する場合は、強化された素材や耐候性の高い製品を選ぶことも考慮すると良いでしょう。
設置や片付けに手間がかかる
テントサウナは手軽に持ち運べるとはいえ、設置や片付けには時間と労力が必要です。
特に、生地と骨組みバラバラに分かれている「ポールタイプ」のテントは設営に20〜30分ほどかかることが多く、初心者には組み立てが複雑に感じられるかもしれません。
生地と骨組みが一体になった「ポップアップタイプ」は設営が1分程度で完了しますので、設営や撤収の手間を減らしたいなら、ポップアップタイプを選択すると良いでしょう。
キャンプ場などではじめて設営する際には、一度練習をしておくと現場での作業がスムーズに進みますよ。
テントサウナの選び方
- サイズと構造を確認する
- 材質の確認
- 設置と収納の手間
サイズと構造を確認する
テントサウナを選ぶ際の重要なポイントの一つが、サイズです。
テントサウナには2〜4人用の小型タイプから、6人以上が入れる大型タイプまでさまざまなサイズがあります。
使用する場所(キャンプ場や自宅の庭など)や、何人で使用するか考慮し、適切なサイズを選びましょう。
さらに、ポールタイプとポップアップタイプのどちらを選ぶかも重要です。
ポールタイプはしっかりとした構造で強風にも強く安定感がありますが、設営に時間がかかることがあります。
一方、ポップアップタイプは1分程度で簡単に設営できるため、手軽さを求める方には最適です。
ただし、ポールタイプに比べて収納サイズが大きくなることがありますので、その点も考慮して選びましょう。
【参考:MGC JAPAN TRADEのテントサウナのサイズ】
タイプ | 展開時サイズ | 重量 | 収容人数 |
---|---|---|---|
ソロタイプ | 幅145 × 奥行85 × 高さ140cm | 5kg | 1人用 |
コンパクト | 幅180× 奥行180 × 高さ170cm | 7.2kg | 3人用 |
レギュラー | 幅225 × 奥行225 × 高さ210cm | 10.5kg | 4人用 |
材質の確認
テントサウナの材質は、耐久性や断熱性に大きく影響します。
薄手の素材だと外気温の影響を受けやすく、冬場には快適な温度を保ちにくくなる可能性があります。
特に断熱性を重視する場合、三層キルト生地など、より厚みがあり保温性の高い素材を選ぶことがおすすめです。
このような素材は、外気温が低くても内部をしっかりと温めてくれます。
また、足元に布があるかどうかもチェックポイントです。
寒さが地面から伝わりやすいため、足元を覆う布があることで断熱効果が高まり、体感温度を上げることができます。
設置と収納の手間
テントサウナを選ぶ際には、設営と収納の手間も考慮することが大切です。
ポップアップタイプは非常に設置が簡単ですが、ポールタイプも慣れれば設営が難しくないことが多いです。
自宅の庭などで使う場合でもテントやストーブは直射日光や風雨によって劣化しやすいので、基本的には毎回使うごとに設置・収納することが推奨されます。
さらに収納時にコンパクトに折りたたむことができ、保管スペースも少なく済むものを選ぶと便利です。
収納バッグが付属しているかどうかも確認すると良いでしょう。
テントサウナ使用時の注意点
テントサウナを使用する際は、必ず以下の3点に注意が必要です。
- 設置場所のテントサウナ使用の可否
- 薪ストーブの安全対策
- 増水リスクに注意
①設置場所のテントサウナ使用の可否
キャンプ場などによっては、テントサウナの使用が禁止されている場合があります。
また、賃貸物件では契約書に火気使用の禁止が記載されていることがあり、薪ストーブは使用できないケースが多いです。
テントサウナを設置する前に、まずはその場所での使用が許可されているかを必ず確認しましょう。
②薪ストーブの安全対策
炎でテント内を温める薪ストーブでは、特に安全対策が必要になります。
具体的には、以下の点を押さえましょう。
- ストーブ周辺に可燃物を置かない
- テントが火気と接する煙突穴などの耐火構造は十分か確認する
- 一酸化炭素チェッカーを使用して、一酸化炭素中毒を防ぐ
- 消火用の水やバケツ、消火器を準備しておく
③増水リスクに注意
川辺などで使用されることが多いテントサウナですが、雨の後やダム放流時は川が増水するリスクがあり、そういった場所でテントサウナを使用すると流されてしまう可能性があります。
川辺でテントサウナを使用する場合は周囲の環境を十分に把握し、安全な場所で使用できるようにしてください。
テントサウナ購入時に気をつけるべき点
- 設置スペースの確保
- 燃料の保管場所を考える
- 定期的なメンテナンスができるか
- 耐久性とコストのバランス
設置スペースの確保
テントサウナを購入する際は、設置するスペースが十分にあるか確認することが重要です。
サイズによって必要なスペースが異なるため、事前に自宅の庭や設置予定地のスペースを確認し、サウナのサイズに合わせて準備しましょう。
【テントサウナのサイズの目安】
- 1人~2人用(幅100~170cm、奥行き100cm×170cm程度)
- 4人〜6人用(幅180~200cm、奥行き180×250cm程度)
- 6人〜12人用(幅200~250cm×奥行き250×350cm程度)
テントサウナにぴったりのサイズが確保できればいいというわけではなく、安全性を保つためにテントサウナから壁や周囲の物への距離も余裕をもっておきましょう。
たとえば、ベランダ用のテントサウナ「IESAUNA」のサイズは幅140cm、奥行き70cm、高さ202cm(煙突含む)です.
ただし、設置には幅・奥行きに各10cmの余裕が必要で、最低でも幅150cm×奥行き80cmのスペースが必要になります。
また、天井から煙突までは30~50cmの間隔が必要なため、高さ230cm以上のスペースが必要です。
燃料の保管場所を考える
テントサウナで薪ストーブを使用する場合は、燃料となる薪を保管する必要があります。
薪は場所を取る上、湿気や直射日光を避けて保管しなければなりません。
自宅に十分な薪保管スペースがない場合、燃料の保管が不要な電気ストーブを選ぶのも一つの手です。
電気ストーブは薪のように煙が出ず、屋内やバルコニーでの使用にも向いていますし、温度調節などの操作も簡単です。
ただし、電力供給が必要になる電気ストーブはアウトドアには向きません。
テントサウナで電気ストーブを使う方法については、テントサウナでも電気ストーブは使える!設置方法や費用、おすすめストーブ3選も紹介の記事をご覧ください。
定期的なメンテナンスができるか
長く快適に使用するためには、メンテナンスが欠かせません。
テントのメンテナンスとしては、使用後に付着したゴミや埃を手で払い、布やスポンジで優しく拭き取った後、自然乾燥させるのが基本です。
テントを広げた状態で清掃し、乾燥させると、スムーズですよ。
サウナストーブも灰取りや拭き掃除をしましょう。
定期的にメンテナンスをすることで、テントサウナの寿命を延ばし、快適な状態を保つことができます。
サウナやストーブのメンテナンス方法については、家庭用サウナのメンテナンス方法まとめ!使用後のお手入れや定期的な点検項目の記事で詳しく解説しています。
耐久性とコストのバランス
価格が安い製品の中には、縫製が甘く布に穴が開きやすいものや、耐久性に欠けるものも存在します。
初期投資を抑えたい場合でも、安い製品が結果的に短期間で壊れるようなことがないよう、しっかりと製品の品質を確認することが重要です。
具体的には、
- 耐久性のある素材を使用しているか
- 断熱性が十分か
- 購入者のレビューや評価はどうか
を確認し、製品を選ぶことがポイントです。
信頼できるメーカーの製品を比較して納得のいく選択をすることで、長く使えるテントサウナを見つけられます!
コスパが高いおすすめテントサウナはこちら➡【2024年版】テントサウナおすすめブランドランキングTOP11!人気メーカーを徹底比較
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テントサウナの選び方をもっと詳しく知りたい方は、テントサウナの選び方!購入時に重視すべきポイントやおすすめテントサウナ9選の記事を参考にしてください!
まとめ|テントサウナ選びのポイントを押さえて賢い選択を!
テントサウナのメリットとデメリットをじっくりと見てみると、日常生活やアウトドアで手軽にサウナを楽しむ魅力に惹かれる一方で、設置やメンテナンスの手間、耐久性に対する不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
はじめてのテントサウナ選びなら、これはごく自然なことです。
テントサウナには幅広い価格帯の商品がありますので、自分に合ったものを選ぶのが大切です。
サウナの楽しみを最大限に引き出すためにも、ライフスタイルや設置場所にぴったり合ったテントサウナを賢く選び、上手に運用していきましょう!
もしサウナ導入に関して疑問や不安がありましたら、無料相談窓口でサウナのプロにお気軽にご相談いただけます。
また、サウナ専門商社では10社以上の人気メーカーのテントサウナを比較できますので、ぜひ一度商品一覧をチェックして、あなたにぴったりのテントサウナを見つけてみてください。