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寒い冬はサウナの季節!冬サウナの魅力と外気浴での整い方を紹介
- 2025年1月23日

冷えた体をしっかりと温め、心身ともにリフレッシュできるサウナは、冬の寒さを乗り越えるための最高の手段です!
しかし「冬は外気浴や水風呂が寒すぎて整えない…」と感じている方もいるかもしれません。
そこで記事では、冬サウナの魅力や効果について詳しく紹介し、さらに寒い冬の外気浴での整い方についても解説します。
冬のサウナの楽しみ方をマスターして寒い季節をより快適に、そして健康的に過ごしましょう!
目次
長く厳しい冬が続くフィンランドで生まれたサウナ

そもそもサウナは2,000年以上前、フィンランドのカレリア地方で始まりました。
サウナの発祥はとても特殊で、食料を貯蔵したりスモークするための部屋が、いつのまにか沐浴する場所へと変わっていきました。
この変化の背景には、白夜の夏と厳しい冬というフィンランド特有の風土があります。
寒さが厳しい冬の時期に、人々が身体を温める手段としてサウナが欠かせない存在となり、健康維持にも役立つものへと進化したのです。
1936年のベルリンオリンピックでは、フィンランドチームがサウナを持ち込んだことが国際的に注目を集めるきっかけとなりました。
これを機に他国の選手たちが自国にサウナ文化を持ち帰り、ドイツをはじめとする多くの国々でサウナが広まることとなります。
そしてサウナは現在も、寒さが厳しい環境で人々が身体を温め、健康を維持するために使われているのです。
関連記事:【サウナ比較】日本とフィンランドのサウナ文化の歴史や特徴を解説します
冬サウナの魅力
冬のサウナには、特有の魅力があります。
まず、サウナでしっかりと身体を温めた後、冷たい外気に触れることで自然にクールダウンができるのは冬ならではです。
しっかりと冷えた身体をサウナで温めることを繰り返すことで、キリっと整うことができます。
そして、サウナの暖かさが特に心地よく感じられるのも冬の魅力です。
冷えた外気と暖かいサウナの対比が心身をリフレッシュさせるだけでなく、サウナ室で身体の筋肉が緩んでいく感覚を一層感じさせてくれます。
冬サウナの効果・メリット

冬サウナの効果やメリットとしては、以下の点が挙げられます。
- 冷えた体が温まる
- 免疫力の向上
- ストレス解消効果
- 筋肉がほぐれる
- 乾燥肌の緩和
- 睡眠の質の向上
冷えた体が温まる
寒さが厳しい冬の季節は体が冷えやすく、特に手足の末端が冷たく感じることが多くなります。
この冷えは血行が悪くなることで生じ、体全体の健康にも悪影響を及ぼします。
そんな冬にサウナに入ることで体が芯から温まり、血行が促進されます。
サウナの高温環境は血管を拡張させ、血液の循環を良くする効果があります。
これにより、冬特有の冷え性や関節の痛みなども軽減され、快適に過ごすことができるでしょう。
免疫力の向上
サウナに入ると体温が上昇し、免疫細胞が活性化されます。
結果として、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防する効果が期待でき、冬の健康維持に役立ちます。
ストレス解消効果
冬は日照時間が短く寒さも厳しいため、ストレスや気分の落ち込みを感じやすい季節です。
サウナに入ることで体が温まりリラックス効果が得られ、心身の緊張がほぐれます。
これによりストレス解消につながり、冬特有の気分の落ち込みを軽減する助けとなります。
2023年に東京成徳大学の教授らにより発表された研究「サウナ入浴が認知機能及びストレスに及ぼす影響」では、サウナに入った人たちはストレスの原因となる体内の物質(コルチゾール)の量が減ったという結果が出ています。
また、サウナに入ると認知機能の改善が見られ、特に発想力や柔軟な考え方が向上しています。
筋肉がほぐれる
サウナの熱は、寒さで緊張しがちな筋肉を温めてほぐす効果があります。
さらに血行が促進されることで、筋肉痛や関節痛の緩和が期待できます。
乾燥肌の緩和
冬は乾燥しやすい季節ですが、サウナで発汗することで毛穴が開き、肌の老廃物が排出されます。
適度な発汗は肌の保湿効果も高め、しっとりとした健康的な肌を保つのに役立ちます。
睡眠の質の向上
サウナに入ることで体がリラックスし、血行が良くなります。
これにより、心地よく深い睡眠が得られるようになります。
特に冬の寒い夜にサウナで体を温めることで寝付きが良くなり、質の高い睡眠をとれるようになります。
冬サウナのデメリット

一方の冬サウナのデメリットとしては、以下の点が考えられます。
- 外気浴が寒すぎる
- 水風呂が辛く感じることがある
- 寒暖差による身体への負担
- サウナの行き帰りで身体が冷えてしまう
外気浴が寒すぎる
外気浴はサウナ後のリラックスタイムとして重要ですが、冬の場合は寒さで逆に体が冷えすぎてしまうことがあります。
そのため、外気浴をしたい場合はバスタオルやサウナポンチョを使用してしっかりと防寒対策をすることが必要です。
サウナポンチョの使い方やおすすめ商品は、【厳選】サウナポンチョおすすめガイドをご覧ください!
水風呂が辛く感じることがある
冬場の水風呂は非常に冷たく感じるため、普段よりも辛く感じることがあります。
水風呂で体が冷えすぎるとリラックス効果が得られにくくなってしまうので、注意しましょう。
寒暖差による身体への負担
冬にサウナを利用すると、寒暖差により血圧や心臓への負担が増します。
サウナの高温と外気の低温の差が激しいため、血圧の変動が大きくなり心臓に負担がかかることがあります。
さらに、急激な温度変化によるヒートショックのリスクもあります。
特に心臓や血圧に問題がある人は、サウナ利用前に医師と相談することが重要です。
関連記事:サウナで血管がボロボロになるって本当?心臓がバクバクする原因は?
サウナの行き帰りで身体が冷えてしまう
冬場にサウナ施設に行く際、行き帰りで体が冷えてしまうことがあります。
サウナ後に暖かい体で外出すると冷たい外気にさらされて、風邪をひくリスクも高まります。
帰り道でもしっかりと防寒対策をして、体温を保つように心がけましょう。
サウナ後に、暖かいお茶や白湯を飲むのをおすすめです。
冬サウナの外気浴は寒すぎて整えない?

冬の外気浴は、寒さが厳しく整うことが難しい場合があります。
しかし、以下のコツを押さえることで冬の季節でもサウナで整うことができます。
冬サウナで整うコツ①内気浴を活用する
寒すぎる場合は、外気浴を避けて内気浴で休憩するのがおすすめです。
温度管理が行き届いた浴室内なら、リラックスして身体を休めることができます。
そもそもサウナでの「整い」は、身体がリラックス状態にあるときに働く自律神経である副交感神経が優位になっているときに感じることができます。
寒さで交感神経が優位になるとリラックスしにくくなるため、暖かい環境で副交感神経を優位に保つことが大切です。
冬サウナで整うコツ②サウナは長めに入ってしっかり温まる
サウナに入る時間を長めにとり、しっかりと体を温めましょう。
十分に温まった状態で外気浴に出ると、寒さが緩和されて整いやすくなります。
また、水風呂の時間は短めにして、体が冷えすぎないように調整します。
冬サウナで整うコツ③水風呂は入らなくてもOK
サウナと水風呂は必ずしもセットというわけではなく、水風呂に無理に入る必要はありません。
サウナの熱を利用して体を温め、水風呂はカットして涼しい場所で休憩することで十分に整うことができます。
冬サウナの入り方のポイント

冬サウナの効果を得るために押さえたい、入り方のポイントをご紹介します。
- 水風呂は入らないor短時間にする
- 外気浴前に身体の水分をふき取る
- 外気浴ではバスタオルやサウナポンチョで体温調整
- 内気浴だけでもOK
水風呂は入らないor短時間にする
冬にサウナを楽しむ際、水風呂に入る時間を短くするか、場合によっては全く入らないという選択が賢明です。
たとえば、水風呂は20秒程度の短時間でも十分です。
また、外気浴だけでも体をクールダウンさせる効果があります。
さらに、手足の先だけを水で冷やしたり半身浴をすることで、全身が冷えすぎるのを防ぎながらリフレッシュできます。
外気浴前に身体の水分をふき取る
外気浴をする前に、体についた水分をしっかりと拭き取ることで、気化熱によって体温が急激に下がるのを防ぎましょう。
冬の外気は非常に冷たいため、濡れたままの体が外気にさらされると、体温が急速に奪われてしまいます。
タオルで丁寧に拭き取ることで、快適な外気浴が楽しめます。
外気浴ではバスタオルやサウナポンチョで体温調整
外気浴中に体を冷やさないためには、バスタオルやサウナポンチョを利用して体温を調整することも効果的です。
特に風が強い日や寒さが厳しい日は、体を冷やさないように注意が必要です。
内気浴だけでもOK
外気浴が寒すぎると感じる場合、内気浴を選ぶのも一つの方法です。
内気浴とは、サウナ室の中やサウナ施設内の暖かい場所で休憩することです。
これにより体を冷やさずにリラックスすることができ、寒さによる体への負担を軽減できます。
内気浴だけでも十分に「整う」効果を得られるので、無理をせず自分の体調に合わせて選択しましょう。
冬サウナの注意点

- サウナに入る前に湯舟で温まる
- 水分補給をしっかりと行う
- 血圧の変動に注意
- サウナ後のスキンケアもしっかり行う
サウナに入る前に湯船で温まる
いきなりサウナに入ると体にかかる負担が大きいため、事前に体を慣らすためにまず湯船で体を温めておくのがおすすめです。
湯船で温まることで血行が良くなり、体がサウナの高温に適応しやすくなります。
また、湯船でリラックスすることでサウナに入る前の準備が整い、より効果的にサウナを楽しむことができます。
水分補給をしっかりと行う
サウナでは大量の汗をかくため、冬でも脱水症状のリスクがあります。
サウナに入る前、サウナ中、そしてサウナ後にしっかりと水分を補給することが重要です。
水やスポーツドリンクを飲むことで失われた水分や電解質を補い、体調を維持することができます。
血圧の変動に注意
サウナに入ると体温が急激に上がり、サウナから出ると急激に下がるため、血圧の変動が大きくなります。
無理をせず、自分の体調をよく観察しながら利用するようにしましょう。
サウナ後のスキンケアもしっかり行う
サウナは発汗を促し肌の水分を奪いやすいため、入浴後のスキンケアが非常に重要です。
特に冬は乾燥が進みやすいため、保湿ケアを欠かさないようにしましょう。
サウナ後は、保湿クリームやローションを使って肌にしっかりと潤いを与えることが大切です。
冬サウナ好きなサウナーの声

「冬にもサウナに通っている」「冬のサウナが一番好き!」というサウナーの方も多くいらっしゃいます。
以下では、冬サウナ好きのサウナーの方の声をまとめました。
サウナに関しては夏よりも冬の方が外気浴で身体がちゃんと冷ませて、よしまだサウナいくか!って感じになれるので好きです。
とくに京都のルーマプラザで零下の底冷えのなか外気浴したときはもう水風呂いらん!とすら思いました。
引用:Yahoo!知恵袋
サウナの後の水風呂に入れない自分は冬です。
引用:Yahoo!知恵袋
夏って必然とサウナ行く頻度減るよなぁ
わしは冬サウナ派
引用:X
夏サウナと冬サウナどっちが好きと聞かれたら冬と答える身としては、夏が来てしまう寂しさがあってみたり。
引用:X
春→外気浴が気持ちいい
夏→水風呂が気持ちいい
秋→外気浴が気持ちいい
冬→サウナが気持ちいい
よってサウナは通年の趣味である
引用:X
季節ごとのサウナの楽しみかた
・冬→サウナ前に湯船で〝下茹で〟
・夏→サウナ前に水風呂で〝水通し〟
・春、秋→季節の移り変わりを外気浴で感じとる
引用:X
実はアウトドアサウナは冬が気持ちいい!!

実は、アウトドアサウナは冬が格別に気持ちいいんです!
キャンプ場や湖畔でのアウトドアサウナでは、川や湖を天然の水風呂として使用できます。
寒い季節は特に水温が低く、短時間でもしっかりとクールダウンが可能です。
中には「シングル」と呼ばれる一桁台の水温に挑戦できることも。
その後の外気浴は、冬の冷たい空気のおかげで爽快感が格別。リラックス効果もひとしおです。
さらに、キャンプにテントサウナやサウナカーを持ち込めば、冷えた体をしっかり温め、自然の中で贅沢な“整い”体験を満喫できます。
薪サウナストーブを利用して温かいコーヒーを淹れたり、焼きマシュマロを楽しむのもいいですね。
澄んだ空気と大自然がサウナの魅力を最大限に引き出してくれる冬のアウトドアサウナにも、ぜひ挑戦してみてくださいね!
関連記事:MAPあり【関東】日帰り可能なテントサウナおすすめ21選!
関連記事:サウナカー購入・レンタルの値段相場
冬は外へ出るのが寒くて辛い!そんな方は「自宅サウナ」がおすすめ

冬の寒い時期にサウナ施設へ行くのは、行き帰りの冷え込みが辛いものです。
しかし、自宅にサウナがあればその心配はありません!
暖かい自宅で毎日サウナに入ることができますし、サウナに毎日のように入る習慣がつくことで身体がポカポカとして冷え性の改善も期待できます。
さらに、自宅サウナの大きなメリットは人目を気にせずサウナを独り占めできる点です。
自分の気分や体調に合わせて温度や湿度を自由に設定できるので、最適な環境でリラックスできます。
また、自宅サウナは家族や友人と一緒に楽しむこともできます。
家族でのリラックスタイムや友人とのサウナパーティーなど、さまざまな楽しみ方ができます。
自宅というプライベートな空間で、気兼ねなくリラックスできるのも魅力の一つです。
低価格、工事なしで設置できるコスパのいい家庭用サウナもありますので、自宅サウナを設置して自宅でリラックスタイムを満喫しましょう!
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