マンションもOK!ベランダに設置できるテントサウナ/家庭用サウナの注意点とおすすめ8選
- 2024年10月16日
サウナ人気が高まるなか、自宅のベランダに家庭用サウナやテントサウナを設置して楽しみたい!という方も増えていますが
「自宅にサウナを設置しても法律上の問題はないの?」
「マンション・賃貸でも使用できる?」
という点に不安を抱えている方も多いと思います。
この記事では
- ベランダや庭での家庭用サウナ使用は法律上問題ないのか
- マンション・賃貸でも家庭用サウナが使えるのか
- 自宅でテントサウナを使用する際の注意点や管理会社に確認すべきこと
を詳しく解説します。
さらに、ベランダで使用できるサウナ選びのポイントやベランダでの利用におすすめの商品7選もご紹介しますので、テントサウナの購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。
目次
自宅のベランダや屋上に家庭用サウナを設置する人が増えている
近年では、日々の忙しさから解放されプライベートな空間でリラックスしたい!という思いから、自宅でサウナを楽しむため、ベランダやバルコニー、屋上に家庭用サウナを設置する人が増えています!
特に都市部や住宅街ではお庭のスペースが限られているため、ベランダがサウナスペースとして重宝されているようです。
なかでも注目されているのが、設置が簡単で比較的安価、さらに使わない時は収納しておける「テントサウナ」。
テントサウナは設置工事不要なため、住宅に傷をつける心配も少ないことから、賃貸でも使用しやすい家庭用サウナです。
関連記事:屋上にサウナを設置!メリットや法律面、設置方法、屋上へのサウナ導入事例を解説
そもそも自宅のベランダで家庭用サウナを使用していいのか
- 非営利目的の個人のサウナ使用なら、法律上の許可は不要!
- マンションのベランダでは、スペース確保、管理会社の許可、近隣住民への配慮が必須
- 火気使用不可の賃貸では薪ストーブの使用は禁止
- 電気ストーブは200V電源が必要で、賃貸では電気工事と管理会社の許可が必要
個人が娯楽を目的として家庭用サウナを設置・使用する場合は法律上の許可は必要ありません。
ただし、営利目的で自宅やキャンプ場などにサウナを設置し使用する場合は、「公衆浴場法」に準じて管轄する保健所長の許可が必要になります。
公衆浴場は、「温湯、潮湯又は温泉その他を使用して、公衆を入浴させる施設」と定義されているが、これらの営業を行う場合には公衆浴場法に基づき都道府県知事の許可を得なければならない。
引用元:厚生労働省
公衆浴場法については、事業用サウナと公衆浴場法の関係の記事で詳しく解説していますので、商用利用を検討している方は参考にしてください。
また、火気使用不可の賃貸で薪ストーブを使う家庭用サウナを使用した場合は契約違反となります。
特にベランダが避難経路に指定されている場合、仕切りや避難はしごを塞ぐと違法となるため注意が必要です。
賃貸の場合は住居の契約書をしっかりと確認し、管理会社や近隣住民の許可を得たうえで家庭用サウナを使用してください。
電気ストーブを使用する場合は基本的に電気工事が必要になりますので、この場合も管理会社の許可が必須です。
関連記事:テントサウナでも電気ストーブは使える!電気ストーブの設置方法や費用、おすすめストーブも紹介
ベランダで使える家庭用サウナの種類
ベランダで使える家庭用サウナには、屋外用ボックス型サウナとテントサウナがあります。
屋外用箱形サウナはしっかりした構造と優れた断熱性を持つことから、10年~20年の長期間使用可能です。
テントサウナは、設置が簡単で使わない時は収納できるため、スペースを有効に活用できます。
自宅のベランダに設置する場合は、安価で手に入りやすく管理も手軽なテントサウナが人気です!
この記事では、ベランダにテントサウナを設置する場合について詳しく解説します。
屋外用ボックス型サウナを設置したい方は、屋外用サウナおすすめメーカーランキングの記事をご覧ください。
自宅でテントサウナを使用するメリット・デメリット
テントサウナのメリットは以下の通りです。
- 好きな時にサウナを利用できる
- 気軽にプライベートサウナを楽しめる
- サウナ施設よりコスパが良い
- 温度・湿度・香りを自由に調節可能
- 家族や友人と一緒に楽しめる
- 手入れが簡単
最大のメリットは、毎日好きなタイミングで好きな人と気軽にサウナに入れるという点です。
サウナ施設に通うよりも継続しやすいので、サウナによる健康・美容効果も得られやすいでしょう。
また、テントサウナは使用後広げて乾かしておけば繰り返し使えるため、他の家庭用サウナと比べて管理の手間がかからないのもうれしいポイントです。
一方テントサウナのデメリットには以下のようなものがあります。
- スペースが必要
- 安全に使うために管理や経験が必要
- 設営とメンテナンスが手間
- ランニングコストがかかる
- 管理会社や近隣住民の許可が必要
テントサウナの設置やメンテナンスには、十分なスペースが必要です。
また薪ストーブを使うテントサウナの使用では、高温や引火、一酸化炭素中毒などさまざまな危険があるため、ある程度テントサウナの使用に慣れておく必要があります。
加えてテントやストーブの手入れが必要で、電気や薪の使用にはランニングコストがかかってきます。
家庭用のテントサウナは、リスクがあることも把握したうえで購入しましょう。
関連記事:テントサウナのメリット・デメリットを徹底解説!購入前に知っておくべき魅力と課題
テントサウナ使用前に必須の確認事項3点
テントサウナを自宅で使用する前に必ず確認すべきことは、以下の3点です。
- ストーブを使用していいか
- 設営やメンテナンスを行えるスペースがあるか
- 地面が平らで安定しているか
ストーブを使用していいか
テントサウナに使われるストーブは、薪ストーブと電気ストーブの2種類です。
賃貸にお住まいなら、火を使用する薪ストーブは使用不可のことが多いでしょう。
火気使用厳禁の賃貸物件で勝手に使用した場合は契約違反になりますので、この点については必ず確認してください。
電気ストーブの場合は多くが200Vの電源に対応しており、家庭用コンセントの電圧は通常100Vのため電気工事が必要です。
電気工事をする際も、賃貸の場合は管理会社や大家の許可が必須になります。退去時に原状回復工事が必要かも合わせて確認してください。
さらに電気ストーブまでの配線をつなぐことができるかもチェックが必要です。
電気工事が不可の場合、100Vで使用できる電気ストーブを使用するという手もあります。
ただし、100V対応のストーブはサウナが温まるまでに時間がかかることやブレーカーが落ちやすくなるというデメリットを持つことは把握しておきましょう。
設営やメンテナンスを行えるスペースがあるか
設営や備品のメンテナンスを行えるスペースがあるか、という点も重要です。
利用人数によりますが、自宅のベランダで使うならコンパクトで設営・収納・メンテナンスもしやすい1人〜2人サイズがおすすめです。
- 1人~2人用(幅100~170cm、奥行き100cm×170cm程度)
- 4人〜6人用(幅180~200cm、奥行き180×250cm程度)
- 6人〜12人用(幅200~250cm×奥行き250×350cm程度)
テントを置いてもある程度スペースに余裕があるようにしないと、壁やガラスなどにストーブが近くなり危険です。
天井があるベランダなら高さも考慮してください。
たとえば、ベランダ用に特化したテントサウナ「IESAUNA」の場合、サウナブースのサイズが幅140cm奥行き70cm、煙突を含む高さが202cmとなっています。
ベランダなどに設置する場合は幅、奥行きともに10cmの余裕をもって置く必要があるため、最低幅150cm×奥行き80cmのスペースが必要です。
天井から煙突までは30~50cm離す必要があるため、最低でも高さ230cmが必要になります。
テントやストーブ、備品のメンテナンスができるスペースがあるかも検討しましょう。
テントサウナのメンテナンスは付着したゴミや埃を手で払い、その後布やスポンジでふき取って自然乾燥という流れになりますが、テントを広げたままの状態がスムーズに行いやすいです。
加えて、テントサウナは雨の日は仕舞わないと布が傷んだり、ストーブがさびてしまうので、屋内に収納できる場所も確保しましょう。
地面が平らで安定しているか
地面が平らでない場合、ストーブを置く際にぐらついてしまい大変危険です。
また、風にあおられてテントやストーブが倒れる可能性もあるため、固定に工夫が必要となります。
テントサウナをキャンプ場などに設置する場合は地面にペグを打ってサウナを固定しますが、コンクリートのベランダだとペグが刺さらないため、テントの隅におもりを乗せるなどして安全に使えるようにしましょう。
管理会社への確認事項と把握しておくべきこと
- そもそもテントサウナを設置していいか
- 薪ストーブを使用していいか
- 電気ストーブを使用する場合、電気工事をしていいか
管理会社へ相談する前に使用を検討しているテントサウナの安全性や騒音が出ないか、薪ストーブを使用する場合は煙が発生しないか、一酸化炭素中毒の危険性はないかなどをまとめておくことをおすすめします!
サウナの専門商社なら自宅へのテントサウナ導入の費用や工事、法律面について相談が可能。
是非お気軽に電話やメール・LINEで相談してみてください。
テントサウナ設置にかかる費用相場
テントサウナ本体の価格相場は、1~2人用が1~10万円、4~6人用が10~20万円、6~12人用が20~30万円です。
- 1人~2人用(幅100~170cm、奥行き100cm×170cm程度):1万円~10万円
- 4人〜6人用(幅180~200cm、奥行き180×250cm程度):10万円~20万円
- 6人〜12人用(幅200~250cm×奥行き250×350cm程度):20万円~30万円
なかにはストーブなどの必需品が付属しておらず別途揃えなくてはいけない商品もありますので、付属品の有無を含めて商品が予算に合うか検討してください。
以下の表で、テントサウナの使用に必要な備品と各費用の相場をまとめました。
必要備品 | 費用(相場) | 備考 | |
---|---|---|---|
初期費用 | テント本体 | 10~50万円 | – |
薪ストーブ | 1万5千円~5万円 | テントサウナ本体に付属しているケースも多い。 | |
電気ストーブ | 3万5千円~30万円 | 電気ストーブはサウナ内が温まりづらいため、 サウナサイズに合ったものを用意。 | |
サウナストーン | 10Kgあたり4,000~15,000円 | ストーブに8キロ~積み上げて使用する。 年に1度洗浄、交換、補充が必要。 | |
ランニングコスト | 薪 | 1kgあたり100円程度 500円/1回 | サウナ・水風呂・外気浴を3セットした場合を 1回として計算。 |
着火剤 | 1箱 200円~1,000円 30円程度/1回 | ー | |
必要備品 | ライター | 100円~ | – |
テント固定用 ペグ・ハンマー | ペグ 2,000円~ ハンマー 1,500円~ | ペグはサウナ本体に付属していることが多い。 | |
温度計 | 1,500円~ | ー | |
タイマー | タイマー 3,500円~ 砂時計 2,000円~ | 熱に強い砂時計がおすすめ。 | |
一酸化炭素チェッカー | 3,000円前後 | ー | |
椅子 (テント内・外気浴用) | サウナ内ベンチ 3,000円~ 外気浴用チェア 4,000円~ | 使用人数に合わせてサイズや個数を用意。 | |
トング・耐熱グローブ | 計2,000円程度 | ‐ | |
火消壺 | 2,000円前後 | 燃えている薪を処理するために使用する。 | |
水着・サンダル | 合わせて~1万円 | ‐ | |
サウナハット | 700円~ | ‐ | |
ロウリュ用バケツ・柄杓 | バケツ 2,000円~ 柄杓 1,000円~ | 熱に弱いプラスチック製は不可。 金属製or木製で、持ち手が木製のものを使用。 ロウリュ専用のセット商品だと4,000円~。 ※ロウリュ不可のストーブ使用時は不要。 | |
ロウリュ用アロマオイル(お好みで) | お試しセット20ml 1,000円~ 500ml 2,000円~ | ロウリュ専用の水溶性オイル。 1回4~10滴使用。 ※ロウリュ不可のストーブ使用時は不要。 |
3~4人用テントサウナの価格帯別の特徴をまとめると、以下の通りになります。
価格帯 | メリット | デメリット |
---|---|---|
10万円以下 | ・はじめてでも購入しやすい。 ・テントサウナ単体を安く手に入れ、 ストーブ等は別途カスタマイズが可能。 | ・品質が保証されない製品がある。 ・すぐに壊れたり破れたりして使えなくなることも。 ・ストーブや備品が付属していない場合が多い。 |
10万円~15万円 | ・コスパがいい。 ・人気メーカーでも日本製ならこの価格帯で 購入可能。 | ・ノーブランドの製品だと、価格のわりに 品質や耐久性が低いことがある。 ・断熱性が15万円以上の製品には劣る場合がある。 |
15万円~20万円 | ・耐久性、断熱性が十分な商品が多い。 ・薪やサウナストーンがセットになっている スターターキットもあり。 | ・セットになっていない商品は、備品を自分で揃える 必要がありコスパが悪いと感じることも。 |
20万円~ | ・耐久性、断熱性に優れる。 ・設営が簡単な製品が多い。 ・付属ストーブもこだわって 取り寄せ、開発しているものも。 | ・高額で手が出しづらい。 |
電気ストーブを使用する場合、100Vから200Vへ変換する電気工事が必要になります。
工事費用は物件の配線状況により異なりますが、相場としては電気工事が3万円~、配線工事が10万円~です。
テントサウナを使うために必要な備品とランニングコスト
1回1時間、毎日サウナに入ることを想定して、薪ストーブと電気ストーブでかかるそれぞれのランニングコストの目安を計算しました。
薪ストーブ | 電気ストーブ | |
---|---|---|
必要な備品 | 薪代(約500円/1回) 着火剤代(約30円/1回) | 電気代(約100円/1時間) |
30日間にかかる費用 | 15,900円 | 3,000円 |
年間にかかる費用 | 193,450円 | 36,500円 |
電気ストーブのほうが、燃料のランニングコストはかなり抑えられますね。
上記は1人でテントサウナを使用する場合ですので、複数人で使用すれば1人あたりのランニングコストは少なくなります。
ただし、その他備品が消耗した際は適宜購入が必要になることも考慮する必要があるでしょう。
テントサウナでかかる費用については、テントサウナの購入費用や維持費の相場で詳しく解説しています。
ベランダで使うテントサウナを選ぶ際のポイント
自宅のベランダでサウナを使用する際は、以下の8点を判断軸として商品を比較しましょう。
- ストーブの種類
- サイズとスペース
- 設営の手間
- 収納のしやすさ
- 断熱性
- 付属の備品
- 価格
- デザイン
ストーブの種類
サウナはストーブの種類により、温度や湿度、熱の質感、香りなどに違いが出てきますので、ストーブ選びは非常に重要です!
薪ストーブは本格的なサウナ体験ができ、テント内の温度も上がりやすいですが、火気使用の制約がある場所では使用できません。
電気ストーブは炎や煙、一酸化炭素が発生しないため、安全で扱いやすいのが特徴です。
マンションなどでは、煙が出ないバイオストーブか電気ストーブが推奨されます。
また、ストーブ選びの際はロウリュ可能なストーブを選ぶことで、本場フィンランド式の蒸気浴を楽しむことができます。
サイズとスペース
ベランダのスペースに合ったサウナを選びましょう。
設置や使用時に余裕を持たせ、熱が窓や壁に伝わらないようにすることが大切です。
設営の手間
屋外にサウナを置く場合、雨が降った際に備品が傷みますので折りたたんで収納する必要がありますので、設営・収納時の時間や労力を節約できる商品を選びましょう。
テントサウナには、ポールタイプとポップアップタイプの2種類があります。
ポールタイプ | ポップアップタイプ | |
イメージ | ||
構造 | 骨組み(ポール)と布に分かれている。 | 骨組みと布が一体になっている。 |
設営方法 | 骨組みを組んで布をかぶせるイメージ。 | 折り畳み傘を広げるようにワンタッチで可能。 |
設営にかかる時間 | 設営に1時間程度かかる。 | 設営が1分~20分で完了。 |
一般的にポップアップタイプは1分~20分ほどで設営ができるため、楽です。
ポールタイプだと長くて1時間ほど設営にかかる場合がありますので、事前に設営にかかる時間を知ったうえで商品を選んでください。
収納のしやすさ
テントサウナや備品は、雨や使用しない期間は室内に収納する必要がありますので、収納時にコンパクトになるものを選びましょう。
4人用テントサウナの場合、収納時のサイズや重さの目安は以下の通りです。
- ポールタイプの収納サイズ:40×30×70cm程度(8~10kg)
- ポップアップタイプの収納サイズ:30×30×130cm程度(9.5~16kg)
上記はテント本体の収納サイズです。
その他、ストーブやサウナストーン、ととのい椅子などの収納スペースを確保する必要があります。
- 薪ストーブのサイズ:幅27×奥行き40×高さ50cm程度
- 電気ストーブのサイズ:幅30×奥行き30×高さ53cm程度
※サイズはあくまで目安です。必要な収納スペースは商品により異なります。
断熱性
ベランダで使用する場合、テントサウナの断熱性が重要です。
布が3層構造で断熱性が高いものを選ぶと、快適に使用できます。
断熱性が高いと、最高温度に達するまでの時間も短縮されます。
また、床が空いているタイプのテントだと熱や蒸気が外に逃げやすくなります。
布の種類や厚さ、構造を確認して十分な断熱性を持つテントサウナを選びましょう。
ちなみに、電気ストーブよりも薪ストーブのほうが電気より温度が上がりやすく最高温度が高い傾向があります。
- 薪ストーブの最高温度:80~120℃程度
- 電気ストーブの最高温度:60~90℃程度
電気ストーブの場合、特に断熱性が重要です。
付属の備品
テントサウナには必要な備品がセットになっている場合があります。
テントサウナに必要な備品は、以下の通りです。
- 薪/電気ストーブ
- テント固定用ペグ・ハンマー
- サウナストーン
- ロウリュ用バケツ・柄杓
- 温度計
- タイマー
- 一酸化炭素チェッカー
- 椅子(テント内・外気浴用)
- 水着・サンダル
- サウナハット
- お好みでロウリュ用アロマオイル
- 薪ストーブ使用時のみ薪、着火剤、ライター、炭を扱うトング、軍手
ただし安価なセット商品の場合、備品の品質が十分でなかったり、壊れやすい場合があるのでご注意ください。
価格
予算の中で、自分のニーズに合う商品を見つけることが重要です。
また、利用人数のサイズでもメーカーによって価格が大きく異なります。
以下で、3~4人用テントサウナの価格帯別の特徴をまとめました。
価格帯 | 特徴 |
---|---|
10万円以下 | ノーブランドの製品が多く品質が保証されない商品がある。 ストーブやその他備品が付属していない場合が多い。 |
10万円~15万円 | 人気メーカーでも日本製ならこの価格帯で購入可能。 |
15万円~20万円 | 耐久性・断熱性が十分な商品が多い。 薪やサウナストーンがスターターキットに含まれる場合もあり、 すぐにサウナを楽しめる。 |
20万円~ | 耐久性・断熱性があり、設営が簡単な製品が多い。 付属ストーブも高品質。 |
本場フィンランドやロシアなどのメーカーよりも、国内のメーカーのテントサウナのほうが安価な傾向があります。
高価なものが必ずしも高品質とは限りませんので、使用者のレビューなどを参考にしながら、コストパフォーマンスを考えることが重要です。
デザイン
テントサウナのデザインはメーカーやタイプによって異なりますので、好みに合ったデザインを選びましょう。
たとえば、フィンランドのSAVOTTA(サヴォッタ)は軍隊でも使われる耐久性の高いテントで、カーキ色の自然なデザインが特徴です。
SAVOTTAのテントは骨組みと布部分が分かれているポールタイプのため、昔ながらのテントの形に近いと言えます。
一方、後発の簡単に設営できるポップアップタイプのテントはボックス型が主流となっており、スタイリッシュなイメージとなります。
生産国が同じでも、メーカーや骨組みの構造によってデザインが異なるため、比較ではなく好みに合ったメーカーや商品を選ぶことがおすすめです。
また、屋内用のサウナだと使用中に顔や手が出せるものもあり、スマホや本を見ながらサウナに入れます。
自宅で気軽に使える簡易サウナ、激安サウナについては、自宅で楽しめる簡易サウナ!風呂やベランダでサウナに入れるおすすめ商品の記事をご覧ください。
テントサウナ選びについては、テントサウナの選び方!購入時に重視すべきポイントでより詳しく解説しています。
【薪ストーブ】家庭用おすすめテントサウナ4選
比較検証してわかった、薪ストーブを使う家庭用テントサウナのおすすめ人気ランキングを発表します。
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メーカー名 | IESAUNA | Mobiba | PLOW MUSHIBURO SOLO | MGC JAPAN TRADE(1人用) |
デザイン | ||||
価格 | 198,000円~ | 181,500円~203,500円 | 36,800円 | 46,800円 |
付属ストーブの有無 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
設営時間 | 約10分 | 約20分 | 約1分 | 約1分 |
産地 | 日本 | ロシア | 日本 | 日本 |
ポイント | 煙や一酸化炭素の出ないバイオストーブ。 ベランダでの使用に特化。 | リュックのように持ち運べるモバイルサウナ。 モバイルサウナは床がない仕様。 | 広げるだけで簡単にテントの組み立てが可能。 大きな窓があるため閉塞感がない。 | 広げるだけで簡単にテントの組み立てが可能。 サウナ内温度は約80℃~100℃。 |
下記は、庭やベランダ、屋上など屋外で使うタイプの商品になります。
※IESAUNAのみ薪ではなくバイオエタノールを使用した無煙ストーブになります。
それぞれの魅力や特徴を、詳しく紹介していきます。
IESAUNA
IESAUNAは、都会のベランダや住宅街でも使用できる煙が出ないバイオ燃料を使用した無煙ストーブを使用したテントサウナです。
一酸化炭素も発生しないので、通常の薪ストーブよりも安全に使用できます。
「IESAUNAセット」はテントとバイオストーブ、サウナストーン、その他グローブやトングなどをセットにした商品で、気軽にテントサウナ使用を始めたい方にもおすすめです。
バイオストーブという特殊なストーブを使用していますが、ロウリュも可能ですので本格的なサウナ体験ができますよ。
※使用には別売りの燃料バイオエタノールが必要です。
※バイオストーブは火気使用可の住宅でご使用ください。
※受注生産となっており、2023年8月時点では発送までは1ヶ月半〜2ヶ月半かかります。
価格 | 198,000円 |
サイズ展開、重量 | W140×D70×H202cm |
色展開 | 1色 |
設営にかかる時間 | 約10分 |
ストーブの種類 | バイオストーブ。ロウリュ可。 |
付属備品 | IESAUNAセット: テント本体、テント用袋バイオストーブ、煙突(予備3本付)、 サウナストーン8kg、ファイヤーグローブ、消火蓋、専用バット・トング |
Mobiba(モビバ)
ロシアのシベリアで誕生したMobibaは、コンパクトな「モバイルテント」が有名なブランドです。
サイズ感もちょうどよく、広めのベランダで使うのにもぴったりです。
ポールタイプですが、設営が簡単な設計になっており20分で設置完了します。
気軽に本格的なテントサウナを体験したい方におすすめです。
収納バッグに入れてリュックのように背負って運べるので、キャンプ場などアウトドアで使うのにも最適ですよ。
ただしモバイルサウナは床がない仕様になっていますので、断熱性は床があるタイプには劣ることは把握しておきましょう。
価格 | 181,500円~203,500円 |
サイズ展開、重量 | W199×D199×H195cm(7.6kg) W255×D255×H220cm(10kg) |
色展開 | 各1色 |
設営にかかる時間 | 約20分 |
ストーブの種類 | 薪ストーブ。ロウリュ可。 |
付属備品 | ストーブ、煙突、テント用キャリーバッグ、ペグ、 ペグ収納袋、自在金具付き張り綱、リペア用生地。 サウナストーンは別売り。 |
PLOW(プラウ) MUSHIBURO SOLO
国内ブランドPLOW(プラウ)、MUSHIBUROシリーズの1人用テントサウナです。
広げるだけで組み立てが完了するタイプで、1人でも簡単に設営ができます。
テントブースは小さいですが、大きな窓があるため閉塞感を感じないような工夫がされていますので、ベランダでも開放的なサウナ体験ができるでしょう。
サウナストーブ・サウナストーンなどは別売りとなっているので別途購入が必要です。
価格 | 36,800円 |
サイズ(重量) | 850×1,400×1,400mm(9kg) |
色展開 | ブラウン |
設営にかかる時間 | 約1分 |
ストーブの種類 | 薪ストーブ、ロウリュ可。 |
商品内容 | ソロサイズテントサウナ本体、固定ロープ、ペグ、収納小袋、 網棚、テント収納袋、折畳ビーム、収納ベルト、窓カバー、 煙突ロカバー、煙突耐熱カバー |
MGC JAPAN TRADE
公式HPより抜粋
Amazonなどでも購入でき、コスパがいいことでも人気のMGC JAPAN TRADEの1人用テントサウナです。
こちらも広げるだけで組み立てが完了する長方形タイプになっています。
サウナ内温度は約80~100℃と、しっかり温まります。
薪ストーブ、薪、サウナストーン、温度計や一酸化炭素チェッカーなどがセットになった「ソロサ活セット」も、99,800円で購入可能ですので、なにを揃えたらいいかわからないという方にもおすすめです。
価格 | 46,800円~99,800円 |
サイズ(重量) | W145 × D85 × H140cm(5kg) |
色展開 | ブラック |
設営にかかる時間 | 約1分 |
ストーブの種類 | 薪ストーブ、ロウリュ可。 |
商品内容 | ソロサイズテントサウナ本体、 煙突パッチ、ペグ、固定用ロープ、収納袋 |
関連記事:テントサウナを自宅で使う!おすすめメーカーランキングTOP12
【電気ストーブ】家庭用おすすめテントサウナ4選
比較検証してわかった、電気ストーブを使う家庭用テントサウナのおすすめ人気ランキングを発表します。
下記は、屋内で使えるタイプの商品になります。
1 | 2 | 3 | 4 | |
メーカー名 | おうちDEサウナ | IESAUNA IRORI | WILLOWYBE | ホームサウナSPA |
デザイン | ||||
価格 | 120,000円 | 549,000円 | 18,800円 | 49,800円 |
付属ストーブの有無 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
設営時間 | 約1分 | 約1分 | 約1分 | 約1分 |
産地 | 中国 | 日本 | 中国 | 日本 |
ポイント | ロウリュも可能な電気ストーブ。 本格的なフィンランドサウナが楽しめる。 ※屋外でも使用可。 | 40Kgのサウナストーンを積める国産ストーブ。 国産品質の高い耐久性。 シンプルなデザインでお部屋になじむ。 ※屋外でも使用可。 | 10分で加熱が完了。 気軽に好きな香りのスチームサウナに入れる。 | 顔と手が外に出せ、 好きなことをしながらサウナを楽しめる。 |
サウナの専門商社では、専用の自立台とセットになったテントサウナ専用電気ストーブを販売スタートしました!
こちらの商品なら、お好きなテントサウナと合わせて電気ストーブを使用することができます。
設置工事・電気工事・法律面などもサポート可能ですので、「テントサウナで電気ストーブを使いたい!」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください↓↓
\テントサウナ専用 電気ストーブが登場!/
おうちDEサウナ
自宅で本格的なフィンランド式サウナが楽しめるサウナテントです。
100Vで使用できる電気ストーブなので、電気工事は必要ありません。
こちらのサウナは加熱開始から30分〜60分でテント内が温まり、使用開始できます。
サウナ内温度は80~95℃でロウリュも可能。
湿度を上げれば、体感温度がかなり高くなります。
電気ストーブなので安全に使え、好きな温度・湿度・香りに調節できるため、テントサウナの魅力を十分に味わえる商品です。
価格 |
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サイズ(重量) | 72×52×35cm(15kg) |
色展開 | ブラック |
設営にかかる時間 | 約1分 |
ストーブの種類 | 電気ストーブ、ロウリュ可。 |
電圧・ワット数 | 100V |
商品内容 | テント本体、電気ストーブ、サウナストーン、温度湿度計 |
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おうちDEサウナ 公式販売サイトはこちら。
IESAUNA IRORI
IESAUNAでは、国産電気サウナストーブ「IRORI」の販売を2024年7月1日よりスタート!
国内製造の電気ストーブがほとんどない中で、「IESAUNA IRORI」は大田区の町工場と協力して日本国内で製造する純国産ストーブとして人気を集めています。
出力は2.7kwで単相200Vの電圧に対応。※電気工事が必要になります。
2名で一緒に入れるIESAUNAのテントとのセットと、ストーブ単品での販売があります。
最高100℃のハイパワーで、さらに40kgものサウナストーンを積むことができますので、ロウリュも存分に楽しむことができますよ。
テント・ストーブセットは549,000円と、他のテントサウナと比べると高額になりますが、その品質とロウリュの体験は折り紙つきです。
国産ストーブにこだわりたい方はぜひチェックしてみてください!
価格 | IESAUNAテントset:549,000円 ストーブ単品:オープン価格 |
サイズ(重量) | 直径330×高さ570mm(12kg) |
色展開 | テント:黒 ストーブ:白 |
設営にかかる時間 | 約1分 |
ストーブの種類 | 国産電気ストーブ、ロウリュ可。 |
電圧 | 200V 電気工事はメーカーが全国対応可能の会社と 提携しているので相談可能。 |
商品内容 | テント本体、電気ストーブ、サウナストーン40kg、 ※コンセントプラグ形状 屋内用(埋込型コンセント) 屋外用(引掛型コンセント) |
WILLOWYBE(ウィロービー)
蒸気発生器(電気ストーブ)を利用して、自宅で気軽にスチームサウナが楽しめるテントサウナです。
加熱温度は15段階あり、リモコンやスマホアプリで簡単に操作できます。最大火力でも温度は38℃程度ですが、スチームがたっぷり出るのでしっかり汗をかけます。
ロウリュはできませんが、蒸気発生器にはエッセンシャルオイルを入れることもでき、お好きな香りのスチームに包まれることが可能です。
テントの組み立ては1分で完了し、スイッチを入れて10分でテント内がスチームで満たされるので、気軽に使えます。
蒸気発生器は水がなくなると自動で電源が切れるので、空焚きの心配もありません。
収納サイズも非常にコンパクトで、スペースをとらないという点でもおすすめです。
価格 | 18,800円 |
サイズ(重量) | 85×85×145cm(5kg) |
色展開 | 2色 |
設営にかかる時間 | 約1分 |
ストーブの種類 | 電気ストーブ、ロウリュ不可。エッセンシャルオイルの使用可能。 |
電圧 | 100V |
商品内容 | テント本体、蒸気発生器、椅子、リモコン |
ホームサウナSPA
Amazonより抜粋
遠赤外線のドライサウナを自宅で楽しめる商品です。
サウナから顔や手を出せるので、スマートフォンやテレビを見ながら楽しめるタイプになります。
頭を出すことで呼吸が楽で、のぼせにくく無理なくサウナを楽しめます。
熱によって髪が傷まないというメリットもありますよ。
サウナ内温度は45~65℃で、5℃ごとに設定が可能です。
ユーザーレビューによると、10~15分ほどでじんわり汗をかき始めるとのこと。
こちらのサウナは100Vで使用できるので、電気工事が必要ありません。
電気代が30分で8円とランニングコストがかなり安い点もおすすめできるポイントです。
価格 | 18,800円 |
サイズ(重量) | 98×68×86cm(6.7kg) |
色展開 | ブラウン |
設営にかかる時間 | 約1分 |
ストーブの種類 | 電気ストーブ、ロウリュ不可。 |
電圧 | 100V |
商品内容 | テント本体(電気ストーブ内蔵)、折りたたみ椅子 |
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家庭用サウナ種類別の価格相場
テントサウナ | 屋内用ホームサウナ | 屋外用ホームサウナ | バレルサウナ | サウナ小屋 | スチームサウナ(浴室) | ミストサウナ(浴室) | サウナカー | |
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本体代 | 10~50万円 | 100~200万円 | 100~250万円 | 100~300万 | 100~300万円 | 10万円~ | 30万円~ | 300~400万円※車体含む。 |
燃料によりランニングコストは異なりますが、初期費用はテントサウナが一番お得ですね。
サウナによっては2万円前後からレンタルできるものもありますので、購入前にレンタルで使用感を把握するのもおすすめです。
テントサウナや家庭用サウナのレンタル方法や費用については、家庭用サウナをレンタルする方法の記事をご覧ください。
まとめ
- 個人でテントサウナを楽しむなら法律上の許可は不要。
- ベランダ使用にはスペース、管理会社の許可、近隣住民への配慮が必要。
- 火気禁止の賃貸では薪ストーブは使えない。
- 電気ストーブは200Vの電源が必要で電気工事が必要な場合もあるが、家庭用コンセントで使える製品もある。
この記事で紹介したマンションや賃貸でも楽しむためのポイントを押さえて、ストレスフリーなサウナ体験を実現しましょう!