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照明でサウナが変わる!リラックス空間を作るためのライト選びポイントとサウナ施設の口コミ

  • 2024年9月19日

「サウナでリラックスしたいのに、なんだか落ち着かない……」そんな経験はありませんか?

実は、サウナでの照明が心地よさに大きく影響しているんです。

明るさや光の色が適切でないと、せっかくのリラックス空間も台無しに。

逆に利用者が求める照明を設置できれば、日常から離れることができる別世界のような癒し空間に変わります。

この記事では、そんなサウナ用照明選びのポイントをお伝えし、ライトにこだわったサウナ施設を実際に利用した方の口コミも紹介します。

最後まで読めば、あなたも理想のサウナ空間が作れるはずです!

サウナに適した照明の基本要素

サウナに適した照明を選ぶ際は、安全かつリラックスした空間を作り出すために、以下の基本要素を押さえる必要があります。

  • 最適な明るさ、色温度であること
  • 耐熱性と耐湿性を備えていること
  • 光の拡散性があること

詳しく解説していきます。

明るさと色温度の違いが与える影響

照明の明るさや色温度が、サウナ内の雰囲気に与える影響は非常に大きいです。

明るすぎる照明はリラックスを妨げる一方で、薄暗すぎると安全性を損なったり利用者に不安感を与えることがあります。

また、色温度もサウナの雰囲気に大きな影響を与えます。

サウナ照明の適切な明るさ

明るさは、サウナ内の美しさとリラックス効果を高める重要な要素です。

柔らかな間接照明を使うことで、落ち着いた雰囲気を作り出すことができます。

たとえば、ベンチの下や天井の端に間接照明を配置することで、サウナ全体に温かみのある光が広がり、リラックスできる空間が生まれます。

明るさが与える心理的効果としては、柔らかでやさしい光はリラックスを促し、身体と心の緊張をほぐします。

一方、明るい光は活力を与え、サウナ後にシャキッとした感覚を得るのに役立ちます。

また、不特定多数が利用する公共のサウナでは、薄暗くすることでプライバシーが確保され、利用者が落ち着いた環境で楽しめるようになるというのもポイントです。

照明の色温度による心理効果の違い

サウナ室 暖色 照明
サウナ室 寒色 照明

色温度とは、光源の色の見え方を数値化したものです。

単位はケルビン(K)で表されます。

光の色合いが低いケルビン値(2700K〜3000K)では、暖かみのある暖色系の光(黄色やオレンジっぽい光)となり、温かい雰囲気を作り出します。

これに対して、ケルビン値が高くなると(5000K〜6500K)、寒色系の光(青白い光)となり、クールで集中力を高める空間に適しています。

サウナ照明 色温度 K

●興奮する色と沈静する色(色の興奮·沈静感)

色の興奮・沈静は主に色相と彩度が関係します。

彩度が高い暖色系の色は興奮し、彩度が低い寒色系の色は沈静します。

引用元:色彩検定3級 公式テキスト解説&問題

興奮色 沈静色

サウナ照明の安全性について

サウナ照明の安全性は、非常に重要な要素です。

まず、サウナ用の照明は高温多湿の環境に耐えられる耐熱性や耐水性を備えた素材で作られている必要があります。

照明の配線などの電気系統は、湿気や熱からしっかりと保護されることが求められ、安全な使用を確保するためには、適切な防水・防熱仕様の照明を選ぶことがポイントです。

また、サウナ内での照明配線も慎重に行う必要があります。

配線が過度に露出していると、湿気や熱によるトラブルの原因となるため、しっかりと保護しましょう。

さらにサウナ照明を選ぶ際は、照明自体の素材も重要です。

ガラスファイバーや陶器などの耐久性の高い素材を使用することが推奨され、プラスチックは熱で劣化しやすいため避けた方がよいでしょう。

利用時の安全性を高めるコツとしては、ベンチ下に間接照明を配置することで足場や段差が明るく照らされ、転倒や事故を防ぐことができます。

サウナ照明の種類

サウナ照明にはいくつかの種類があり、代表的なものとしては以下の3つが挙げられます。

  • 白熱電球
  • LED照明
  • 光ファイバー照明

白熱電球

パナソニック 業務用サウナ向け照明
パナソニック 業務用サウナ向け照明 モノタロウより引用

白熱電球の色温度は約2800Kで、暖かみのある光で演色性※1が高く、自然な色合いを再現します。

光の拡散性にも優れるので、ふんわりとした刺激の少ない光です。

さらに、調光機能を使って光の強さを調整できるのもポイントといえます。

白熱電球をサウナで使用する場合、60W以下でP56以上※2の耐性が推奨されます。

※1 演色性とは、照明が物の色をどれだけ自然に見せるかを示す指標で、演色性の高い照明を使用することで、サウナ室内のベンチや壁などを見たときにより自然な色彩に見えます。

※2 IP(Ingress Protection)とは、物体や水からの保護等級を表すもので、IP56の場合はほこりの侵入を防ぎ、強い水流にも耐えられる性能を示しています。

LED照明

サウナ LED照明
モノタロウより引用

LED照明はエネルギー効率が高く、寿命が長いのが特徴です。

高温や湿気に強く、頻繁な交換が不要なためサウナにも最適です。

色温度や明るさを調整できるモデルもあり、最適な照明環境を作ることができます。

初期費用は高めですが、長寿命でコストパフォーマンスに優れています。

光ファイバー照明

光ファイバー照明は、電気ではなく光波を利用し、200°Cまで耐えられるため非常に安全です。

ファイバー自体に電気が通らないので、水や湿気に強く、サウナに適しています。

さらに、光源を先端から放射できるため、デザインの自由度が高いです。

サウナ施設の中には、光ファイバー照明を利用して天井に星空のような光を作っている施設もあります。

温かみのある控えめな光も魅力的ですね。

サウナ照明を選ぶ際のポイント

サウナ照明を選ぶ際は、以下の4点を押さえていただきたいと思います。

  • 間接照明の活用
  • アプリなどで制御できる照明は便利
  • 明るさ調整の可否
  • 自然光の利用

間接照明の活用

サウナ内で間接照明を使うと、柔らかく落ち着いた雰囲気を作り出せます。

特に、ベンチ下や壁の裏にストリップライトを設置すると、光が直接目に入らず、反射光で空間全体が穏やかに照らされます

これにより、視覚的な刺激が抑えられ、リラックス効果が高まります。

アプリなどで制御できる照明は便利

アプリやコントロールパネルで制御できる照明を導入すると、簡単に照明を調節できるので便利です。

明るさや色をカスタマイズできるだけでなく、特定の時間に自動的にオン・オフできるスケジュール機能があるものもあります。

明るさ調整の可否

サウナ照明の明るさや色を調整できる機能があると、利用者ごとに好みに合わせて快適な空間を作れます。

リラックスしたい時には光を弱め、サウナ後にリフレッシュしたい時には少し明るめに調整するなど、状況に応じて柔軟に対応可能です。

プライベートサウナでは、利用者が照明を簡単に調節できるようにしている施設もあります。

自然光の利用

大きな窓やガラス天井を利用して自然光をサウナに取り入れることで、モダンで開放的な雰囲気を演出できます。

自然光は空間を明るくし視覚的に広さを感じさせるだけでなく、季節や時間帯に応じた変化を楽しむことができるのも素敵ですよ。

照明の設置場所

照明は壁、床などさまざまな場所に設置できますが、サウナヒーターの上には設置しないように注意が必要です。

ヒーターの熱により照明器具が損傷する可能性があるため、安全性を考慮して適切な場所に取り付けてください。

また、サウナ室内でもっとも高温になる天井への設置は、避けられるケースが多いです。

家庭用サウナには、標準で照明が付いているものや、オプションで照明を追加できる製品が多くあります。

中には明るさや色を調整できるタイプもあるので、購入時に比較して選ぶと良いでしょう。

照明にこだわりたい方へおすすめのサウナ▼

家庭用サウナの照明 設置事例

個人宅へのサウナの導入事例を参考に、家庭用サウナの照明を見ていきましょう。

■屋外用サウナの事例

背もたれの後ろと、足元が間接照明で照らされるタイプの照明です。

木の色が比較的白いので控えめな照明でも十分に明るく、かつ落ち着いた雰囲気を作り上げています。

>>屋外サウナ導入事例を詳しく見る。

■屋内用サウナの事例

背もたれの後ろと、2段目のベンチ下が間接照明で光るタイプのサウナです。

屋内用サウナはサウナが置かれているお部屋の電気をつけておけば、サウナ室は暗めでも安全に使用できます。

こちらのサウナはオーダーメイドで作っており、オーダーメイドなら照明が自由に設置できるというのもメリットです。

>>屋内用オーダーメイドサウナ導入事例を詳しく見る。

■バレルサウナの場合

Harviaより引用

バレルサウナでは入り口正面の奥にサウナストーブが置かれることが多いため、照明の設置場所として背もたれの後ろかベンチ下の間接照明が多いです。

Airbnbより引用

ただし、奥の面に窓がなく電気ストーブを使用している場合は、上記の写真のように壁に照明を設置し全体を照らしているケースもあります。

こちらは、肌が触れるとやけどの恐れがあるストーブ周りが特に明るいので安全性が向上しますね。

照明にこだわるサウナ施設と利用者の口コミ

ここまでに解説してきた通り、照明はサウナの体験と質を大きく左右するものです。

そのため、事業用サウナでも照明にこだわっている施設が多くあります。

ここからは、人気サウナ施設の照明について利用者により寄せられた口コミを紹介します。

ぜひ、サウナ作りのヒントにしてください!
気になる施設があれば、実際に足を運んで体験してみるのもいいですね。

泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ(東京都)

泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ
公式サイトより引用
泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ

足元を照らす間接照明にこだわりを感じる「品川サウナ」のサウナ室は、ストーブから立ち昇る蒸気が映えるように、照明配置を設計しているそう。

暗い照明でサウナに集中できることや、間接照明がおしゃれに見える点が利用者からも高評価です。

利用者の口コミ▼

サ室は照明が最小限で落ち着いた雰囲気の中周りを気にせずしっかりと熱せられた
引用元:X

品川サウナの雰囲気が最高だった。
照明が暗くてとてもおしゃれ
引用元:X

上野ステーションホステル オリエンタル1(東京都)

上野ステーションホステル オリエンタル1(東京都)
公式サイトより引用

色温度高めで温かみのある、やさしい雰囲気の照明が特徴のサウナです。

サウナ室の照明が温かい暗さですごく落ち着いた
引用元:X

上野界隈では何処となくチルい立ち位置のサウナ。
落ち着きたいときにはちょうどいい暗さ
引用元:X

3Sジブンサウナ(東京都)

3Sジブンサウナ(東京都)

3Sジブンサウナは「ジブンだけのサウナ空間」をコンセプトに、照明やBGM、アロマなどを利用者自身が選べるプライベートサウナです。

「整い」にはリラックスすることが何よりも大事なので、自分の体調や気分に合った環境を作り出せることで、サウナの満足度を上げることができます。

BGM、照明、アロマなどすべて自分で選べて
まさに至福のプライベート空間!😭
引用元:X

自分でサウナの温度や香り、音、照明等を調節できるので、整いやすい環境に誘ってくれます
引用元:X

わがまちサウナ 大阪野田(大阪府)

わがまちサウナ 大阪野田(大阪府)
公式Instagramより引用

わがまちサウナ大阪野田は、毎週金曜日にサウナ室、ととのいスペースの照明をいつもより暗く設定する「ブラックフライデー」というイベントを開催しています。

日によって明るさが変わるというのは、他では見ないですね。

先週行ったブラックフライデーがとても良かったので、
金曜わがまちを再訪。
引用元:X

サウナ室内の照明明度を下げる、瞑想サウナデーとのことで、
普段は仕事終わりではちょっとアクセスしにくいわがまちサウナへ珍しく平日にイン。
結果、めちゃくちゃ気持ちよく行って良かったです!
一週間の仕事の疲れ、脳みその思考のゴミをととのいでリフレッシュ
引用元:サウナイキタイ

サウナ&カプセルホテル ウェルビー栄(愛知県)

サウナ&カプセルホテル ウェルビー栄(愛知県)
公式サイトより引用

ウェルビー栄のサウナシアターでは照明・音響を完備し、他では味わえない幻想的なサウナ体験を提供しています。

ウェルビーのサウナシアターに足を踏み入れた事はなかったのですが、流石最新施設で照明と音響の連動が凄かったですね
引用元:X

初のウェルビー栄へ。 サウナシアターは、もはや芸術レベル。さすが、TOPレベル。
引用元:X

 

2024年に北海道情報大学により行われた研究によると、サウナ内壁にプロジェクションマッピングを実施することで、サウナ室内の雰囲気が大きく変わり、サウナ内での集中力が増し通常より長く滞在できるという結果が出ています。

サウナでプロジェクションマッピングや照明と音を合わせる試みは、競合施設との差別化や集客への効果の面でも、いま多くのサウナ施設やイベントで注目を集めています。

まとめ

サウナの照明は、リラックス空間を作るためにとても大切な要素です。

明るさや色を工夫するだけで、あなたのサウナ体験が大きく変わります。

この記事が、サウナ照明の選び方の参考になったのなら幸いです!

サウナの専門商社では、800以上の家庭用サウナやサウナ関連商品を取り扱っています。

「自宅でも、もっとリラックスできる空間を作りたい」と思った方は、ぜひ一度家庭用サウナの一覧をチェックしてみてください。

 

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