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喘息とサウナ|改善に効果あり?それとも悪化?選び方と注意点を徹底解説

  • 2025年2月4日

「喘息を持っているけど、サウナって利用しても大丈夫なのかな?」
「サウナが喘息の改善に効果があるって本当?」

そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

サウナはリラクゼーション効果や健康促進に良いとされる一方で、高温や湿度が喘息に影響を及ぼすこともあります。

この記事では、サウナが喘息に良い影響を与える場合と悪い影響を与える場合を詳しく解説し、適切なサウナ選びや利用時の注意点についてもお伝えします。

最後まで読むことで、自分にとってのベストなサウナの使い方がきっと見つかるはずです。

サウナは喘息の症状緩和をサポートする方法の一つであり、根治的な治療ではありません。
喘息の症状がある場合は、必ず医師の診察を受け、適切な治療を優先してください。

 

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喘息に対するサウナの効果

サウナが喘息に与える影響について理解するには、喘息のおもな原因を知っておく必要があります。

\喘息を発症する原因/

  • ダニ、カビ、花粉、ペットの毛などによるアレルギー反応
  • 空気の汚れやタバコの煙が気道を刺激
  • 遺伝的要因
  • 薬や化学物質への反応 など

\喘息発作を引き起こす原因/

  • 風邪やインフルエンザ
  • 激しい運動
  • 冷たい空気を吸うこと
  • 強いストレスや感情の変化
  • 寒い空気や急な気温の変化 など

以下では、サウナがこれらの要因と喘息にどのように作用するのかを詳しく解説します。

アレルギー反応に対する効果

サウナに入ると気道を温めて粘膜の血流を促進し、アレルゲン(ダニや花粉、カビなど)を排出しやすくする効果が期待できます。

また、発汗による老廃物の排出が免疫システムの働きをサポートするとも考えられています。

アレルギー体質の方は、サウナに入ることで呼吸が楽になるかもしれません。

関連記事:花粉症にサウナが効果的?サウナで花粉症対策をする方法と注意点【逆に悪化するケースも?!】

免疫力向上で風邪やインフルエンザを防ぐ

サウナは免疫力を高める効果があるとされ、風邪やインフルエンザの予防に役立つ可能性があります。

1990年のウィーン大学の研究では、週2回以上サウナを利用したグループが、そうでないグループに比べて風邪の発症率が約50%も低かったという結果が報告されています。

このことから、サウナは喘息を悪化させる感染症のリスクを軽減できる可能性があります。

蒸気が気道を潤す効果

湿式サウナ(スチームサウナやミストサウナ)は蒸気で気道を潤し、呼吸を楽にする効果が期待できます。

2021年に『The American Journal of Medicine』で発表された研究によると、サウナの空気は高温ながら適切な湿度を保ち、粘膜を潤すことで気道の健康維持に寄与する可能性が示唆されています。

ストレス軽減と呼吸機能の改善

サウナのリラクゼーション効果は、ストレスや感情の変化による喘息悪化を防ぐのに役立ちます。

2018年のフィンランドの研究では、週4回以上サウナを利用する人々は精神疾患のリスクが低いことが明らかになりました。

また、2021年の日本の研究では、サウナ後にストレスホルモンの減少とともに、柔軟な思考力の向上が確認されています。

メンタルヘルスに対するサウナの効果については、サウナのうつ病や不安障害への効果を解説|メンタルや精神安定に役立つ研究をもとに解説の記事で深掘りしています。

喘息に適したサウナの種類

喘息持ちの方にとって、適切なサウナ選びは非常に重要です。

特に湿度の高いサウナが効果的とされています。

種類スチーム/ミストサウナ
スチームサウナ
ドライサウナ
ドライサウナ
おすすめ度★★★★☆★☆☆☆☆
温度約40℃~60℃約80℃~100℃
湿度約100%約10%~20%

スチームサウナ

スチームサウナ

スチームサウナは低温(約40℃~60℃)で湿度が高く(約100%)、蒸気が気道を優しく包み込みます。

呼吸が楽になるだけでなく、気管支の緊張を和らげる効果が期待されます。

スチームサウナは、温かい雲の中にいるようなリラックス感も魅力です。

ミストサウナ

ミストサウナ

ミストサウナは、スチームサウナと同様に穏やかな温度と高い湿度が特徴のサウナです。

スチーム(蒸気)ではなくミスト(霧)で室内を温めるため、上から温かな霧が降り注ぐ感覚を楽しめます。

気道への負担が少ないのはもちろん、全身に細かな霧を浴びることで、肌の保湿効果も期待できます。

関連記事:ミストサウナとスチームサウナの違い|特徴や効果、設置費用を比較

乾燥するドライサウナは注意が必要

ドライサウナ

「カラカラサウナ」とも称されるドライサウナは、高温(約80℃~100℃)で湿度が低く(約10%~20%)、乾燥した空気が気道に負担をかける可能性があります。

ロウリュ機能がある場合は湿度を補えますが、長時間の利用は控えた方が良いでしょう。

喘息をお持ちの方は、自身の体調に合わせて最適なサウナを選び、安全に楽しむことが大切です。

関連記事:ドライサウナとミストサウナの違い|デメリットや特徴、効果、設置費用を比較

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サウナが喘息を悪化させる可能性について

ここではサウナが喘息を悪化させたり、喘息発作を誘発する可能性について触れていきます。

喘息持ちの方がサウナを利用する際は、以下の点に注意しましょう。

  • お風呂に入ると喘息が悪化する人には向かない
  • サウナ⇔水風呂の温度差が発作を誘発
  • リラックスが喘息発作の引き金になることも

お風呂に入ると喘息が悪化する人には向かない

お風呂に入っているときに蒸気が気道を刺激して、咳き込みや発作を引き起こす場合があります。

このような方には、蒸気や霧で満たされたスチームサウナやミストサウナは合わない可能性があります。

サウナ⇔水風呂の温度差が発作を誘発

寒暖差は喘息にとって大敵です。

特にサウナで温まりすぎた後に冷たい水風呂に飛び込むと、急激な温度変化が気道を刺激し、発作のリスクが高まります。

寒暖差が発作のきっかけになる可能性がある方は、水風呂の利用を避けたり、脱衣所でも体を冷やさないようにするなどの工夫が必要です。

リラックスが喘息発作の引き金になることも

サウナで副交感神経が優位になると、気道の筋肉が緩み、結果として気道が狭くなることがあります。

これが喘息発作の引き金になる可能性も。

特にお風呂でリラックスした際に発作を経験したことがある方は、サウナ利用の際も同様のリスクが考えられるため、注意が必要です。

喘息の方がサウナを利用する際の注意点

ここまでで解説したように、サウナ利用は喘息持ちの方にとって効果的な一方でリスクもあります。

高温や湿度、急な温度変化が発作を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

サウナを利用する際のポイントは、以下の通りです。

  1. 高温や湿度に注意
    気道が刺激を受けやすい状態では、無理せず低温で湿度の高いサウナを選びましょう。
  2. 体調が悪いときは避ける
    風邪気味や発作が出そうなときは無理をせず休養を優先してください。
  3. 医師に相談を
    初めてサウナを利用する場合や喘息の症状が強い方は、必ず医師に相談しましょう。
  4. 水分補給をしっかりと
    サウナ後の脱水は喘息を悪化させる原因になります。こまめな水分補給を心がけてください。

自宅の浴室にミストサウナを設置することもできる

喘息をお持ちの方にとって、スチームサウナやミストサウナは気道を潤し、呼吸を楽にする助けとなる可能性があります。

湿った空気が鼻や喉を包み込む感覚は、日常に安らぎをもたらしてくれるかもしれません。

また、免疫力の向上やストレス軽減の効果を感じる方もいるでしょう。

ただし、すべての方に適しているわけではありません。まずは実際に試してみて、自分に合うかを確かめてみることが大切です。

「毎日気軽にサウナを楽しみたい」
「自宅でもっとリラックスしたい」

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参考文献:

Greco, F. A. (2021). How Does Sauna Bathing Improve Respiratory Tract Function?(サウナ入浴はなぜ呼吸器機能を改善するのでしょうか?)、The American Journal of Medicine, 134(10), e541.
Laukkanen, T., Laukkanen, J. A., Kunutsor, S. K. (2018). Sauna Bathing and Risk of Psychotic Disorders: A Prospective Cohort Study(サウナ入浴と精神疾患のリスク:前向きコホート研究). Med Princ Pract, 27(6), 562–569. doi: 10.1159/000493392.
河邊眞好. (2021). サウナ浴が抑うつ・ストレスに及ぼす影響について. The Japanese Journal of Sauna, vol.1.
メディカルジャパン立川、サウナの健康メリット解剖:血行促進と免疫力向上の科学的根拠と効果的な利用法(最終アクセス日:2025/1/16)
ダイアモンド オンライン、【サウナの科学】サウナに入る人は免疫力がアップし風邪をひきにくくなる!(最終アクセス日:2025/1/16)
横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック、お風呂に入ると喘息が悪化する?その原因と、心がけたい注意点(最終アクセス日:2025/1/16)

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