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バレルサウナの自作はやめた方がいい?知っておいてほしいプロに組み立てを依頼するメリット

  • 2024年8月27日

自宅にバレルサウナを設置して日常の疲れを癒やしながらリラックスできる空間を作りたい、と考えている方は多いのではないでしょうか?
そして、DIYが好きな方なら「自分でバレルサウナを作るのも楽しそう!」と一度は考えたことがあるかもしれません。

しかし、サウナ専門代理店として10社以上のバレルサウナメーカーと提携し、多くのバレルサウナを見てきた“サウナの専門商社”では、バレルサウナの自作はおすすめしていません

この記事では、なぜプロに依頼することが最善の選択なのか、その理由をわかりやすく解説します。

自宅にバレルサウナを設置する際に後悔しないためにも、ぜひ最後までお読みいただき、最適な選択をしていただければと思います!

【重要】バレルサウナの1からの自作は難易度が高い

バレルサウナの自作は高い技術と正確な知識が要求されるため、DIY初心者には特に難易度が高いと言えます。

まず、バレルサウナ特有の曲線を描く円筒形の構造を実現するためには、専用の工具や高度な木工技術が必要です。

加えて、木材の選定、切断、そして防腐処理や組み立てに至るまで、精密な作業が求められます。

さらに、サウナとしての機能を果たすためには、適切な断熱材の施工や、換気設計も重要です。

これらの作業には専門的な知識と経験が必要であり、誤った方法で施工するとサウナの安全性や使用感に大きく影響します。

また、サウナストーブの設置の際は、火災予防のための安全対策を徹底しなければなりません。

バレルサウナを自作する際の問題点として、まず円形の構造を作る難易度が高いことが挙げられます。

均等に製材しないと円形に組み立てることができず、角も正確にエッジ加工する必要があり、これは素人には非常に難しい作業です。

バレルサウナ
BURROWより引用

また、木材は収縮しやすい素材であるため、組み立て後に隙間ができて雨漏りにつながったり、外気の影響を受けやすくなるというリスクもあります。

これらの理由から、バレルサウナを自作するのは非常に難しく、プロでなければ難しいと言えます。

どうしてもサウナを自作したいという方は、円形に組み立てる必要がない小屋タイプのサウナの方がおすすめです。

DIYサウナ小屋
はてなブログより引用

DIYサウナづくりについては、【設計図あり】自宅にサウナ小屋をDIY!自作する手順や図面の書き方の記事で詳しく解説しています。

DIYならキット形式のバレルサウナがおすすめ

バレルサウナ キット
ビックボックスより引用

バレルサウナをDIYで作りたいなら、キット形式のバレルサウナがおすすめです。

キット形式なら、あらかじめカットされた部材がセットになっており、説明書も付属しています。

これにより、自分で1から製材・加工する必要がなく、スムーズに組み立てることができます。

初心者でも安心してDIYを楽しめるので、自作バレルサウナへの第一歩として理想的です。

キット形式のバレルサウナの購入価格・初期費用

キット方式で販売されているバレルサウナの購入価格・初期費用は以下の通りです。

サウナの種類バレルサウナ
サウナ本体代100~300万
配送費30万円~
組み立て・設置工事代0円
電気変換工事
(電気ストーブ使用時のみ)
3万円~
配線工事
(電気ストーブ使用時のみ)
10万円~
ストーブ代電気/薪ストーブ:40万円~
初期費用合計180万円~400万円

サウナ本体の価格は、サウナのサイズ(収容人数)により大きく異なります。

購入者自身で組み立てるキットの場合、通常30万円ほどかかる組み立て依頼料がカットできるため初期費用を抑えることができるというメリットがあります。

関連記事:バレルサウナを中古で買う!価格や品質、購入時のポイントを解説

キット形式のバレルサウナの注意点

バレルサウナ キット
ビックボックスより引用

バレルサウナのキットを自分で組み立てる場合、不具合が生じた際に原因が自分の組み立て方なのか、キット自体の問題なのか判断が難しくなります。

確実性を求めるなら、最初からメーカーや工務店に組み立てを依頼することを推奨します。

特に薪サウナストーブを使用する場合、サウナ室から煙突が飛び出す部分の加工を誤ると、火災の原因になりかねません。

熱によって木材が燃えたり、雨漏りにつながることもあります。

さらに、熱が当たった部分が炭化するリスクもあります。

また、キット形式であっても、電気工事は資格を持った業者に依頼する必要があるため、あらかじめこの点を理解しておくことが重要です。

安全かつ確実にバレルサウナを楽しむために、専門家の手を借りることを検討しましょう。

自作バレルサウナの組み立て手順

自作バレルサウナの組み立て手順を、実際にサウナ施工のプロによる組み立て風景の写真をお見せしながらご紹介します。

①トラックなどで部材を搬入する

バレルサウナ 組み立て
バレルサウナ 組み立て

部材の搬入時は、安全に運搬できるように手袋や適切な工具を用意しておきましょう。

②土台を配置

バレルサウナ 組み立て

土台はバレルサウナの安定性を保つために重要です。

地面が平らでない場合は、事前にコンクリートで固めるなどして水平しておく必要があります。

③土台部分から木材を組んでいく

バレルサウナ 組み立て

木材の接合部はしっかりと固定し、水平と垂直を確認しながら作業を進めます。

ここでの精度がサウナ全体の安定性に影響します。

④床部分が組めたら円形部分を立てて固定

バレルサウナ 組み立て
バレルサウナ 組み立て

床部分が完成したら、円形部分を組み立てます。

仮留めを行い、全体のバランスを確認します。

⑤側面の木材を組んでいく

バレルサウナ 組み立て
バレルサウナ 組み立て

側面の木材を一枚ずつ丁寧に組んでいきます。

木材同士の接合部に隙間がないように注意しながら、作業を進めます。

バレルサウナ 組み立て

⑥屋根材がある場合は貼り付ける

バレルサウナ 組み立て
バレルサウナ 組み立て

屋根材を貼り付けます。

シール材や接着剤を使ってしっかりと固定し、雨漏りを防ぐために重なり部分を処理します。

⑦天井に煙突用の穴を開ける

薪ストーブを熱源とする場合で、薪ストーブ専用ではないバレルサウナを使う際には、天井部分から煙突を出すための穴を開ける必要があります。

また、「穴を開けて煙突を通せば完成」というわけでもなく、煙突周りに二重煙突やめがね石を設置する必要もあります。

バレルサウナ 薪ストーブ 構造

この部分の加工がしっかり行われていないと、煙突の熱が木材に伝わり炭化したり、最悪の場合火災につながってしまいます。

また、パーツ同士の隙間をゴムで埋める際にもしっかり埋められていないと、雨漏りが発生します。

今回取材させていただいたケースですと、1台のバレルサウナの組み立てにプロ3人がかりで7時間程度かかりました。

バレルサウナをキット販売しているおすすめメーカー3選

バレルサウナをキット販売している、おすすめメーカーを4つご紹介します。

メーカー名IZBASauna placeSauna GlobalBIGBOX
イメージIZBA バレルサウナSauna Global
サイズ展開奥行き2.0m~5.5mまで8段階奥行き1.5m~2.1mまで3段階奥行き1.2m~4.0mまで12段階奥行き1.93m~4.0mまで3段階
木材の種類シダーカナダツガパイン
追加料金で他4種
ホワイトパイン
対応ストーブ薪(セットに含む)薪(基本別途購入が必要)薪/電気(別途購入)薪(セットに含む)
キット価格1,350,000~1,670,000円
※薪ストーブ込。
本体のみ:462,000~759,000円
本体+ストーブセット(BA-WF1821):825,000円
481,580~1,497,980円998,000~1,758,000円
DIY組み立て時間2〜3人で1日要問い合わせプロの場合
5〜8時間
2人で7日
組み立て代行約10~15万円別途費用(要問い合わせ)20万円〜基本的に購入者自身で組み立て。

IZBA(イズバ)

IZBA バレルサウナ

IZBAはロシア建築やロシアのサウナ文化を日本で広めるために、ロシア人の代表により設立されたメーカーです。

IZBAのバレルサウナの特徴は、木製のベンチや壁、本格的な薪式サウナヒーターなど、充実したサウナ室環境を実現していることにあります。

さらに、普通自動車で牽引できる移動式サウナであることも大きな魅力です。

カスタマイズ性にも優れており、サウナの外側の色は7色、屋根材は3色から選べます。

また、玄関やサウナ室のドア材質は、木材、プラスチック、強化ガラスの3種類から選択可能です。

バレルサウナは基本的にキット形式で提供されるため、組み立ては購入者自身で行う必要がありますが、別料金で組み立て代行も引き受けています。

ご自身で組み立てたい場合は、公式サイトでは組み立てガイドページにて、バレルサウナキットの組み立て方を詳しく解説していますので、参考にするとよいでしょう。

サイズ展開奥行き2.0m~5.5mまで8段階
木材の種類シダー
カラー展開7色
対応ストーブ薪(セットに含む)
オプション屋根色選択
玄関、ドア材質選択
追加窓、パノラマウィンドウ
ストレージスペース
キット価格1,350,000~1,670,000円
※薪ストーブ込。
DIY組み立て時間2〜3人で1日
組み立て代行約10~15万円

Sauna place(サウナプレイス)

バレルサウナ sauna place

sauna placeのバレルサウナは、コストパフォーマンスに優れたキット形式のサウナをお探しの方におすすめです。

sauna placeでは少人数のスタッフで独自の製造ルートを持ち、オンライン上でのみ集客・販売促進を行うことで、固定費を最小限に抑えることに成功。

これにより、高品質なバレルサウナを低価格で提供できています。

キットはパーツをパズルのように組み合わせていく方式で、専門知識がない方でも設置可能です。

解放感のあるパノラマ窓タイプや、ドア前にベンチが付いたタイプのバレルサウナなども格安で提供しています。

基本的に薪ストーブは別途購入する必要がありますが、薪ストーブとバレルサウナ(4~6名用)のセットも約82万円でお得です。

サイズ展開奥行き1.5m~2.1mまで3段階
木材の種類カナダツガ
カラー展開1色
対応ストーブ
(基本別途購入が必要。BA-WF1821のみ薪ストーブ付属。)
オプション
キット価格本体のみ:462,000~759,000円
本体+ストーブセット(BA-WF1821):825,000円
DIY組み立て時間要問い合わせ
組み立て代行別途費用(要問い合わせ)

Sauna Global(サウナグローバル)

Sauna Global

バレルサウナや屋内用ホームサウナを販売するSauna Globalのバレルサウナの魅力と特徴は、そのカスタマイズ性にあります。

12段階から選べるサウナサイズに加え、オプションの豊富さが他社にはないポイントで、塗装や照明、窓などの要素を自由に組み合わせられるため、オリジナルのバレルサウナが手に入ります。

バレルサウナ本体価格を安く設定し、必要な分だけカスタムできることであなたにとって最適なバレルサウナをコスパよく作り上げることができるでしょう。

サイズ展開奥行き1.2m~4.0mまで12段階
木材の種類パイン
追加料金でツガ・レッドシダー・国産ヒノキ・サーモウッドに変更可能
カラー展開塗装10種・木材5種
対応ストーブ薪/電気(別途購入)
オプションフルパノラマ/ハーフ/天井窓
休憩スペース、着替え室増設
屋根材設置、テント生地オプション
サウナ用音響・ 夜間用室内照明
塗装
キット価格481,580~1,497,980円
DIY組み立て時間プロの場合5〜8時間
組み立て代行20万円〜

BIGBOX(ビックボックス)

BIGBOX バレルサウナ
ビックボックス公式サイトより引用

ビックボックスはログハウスメーカーとして知られており、キット式のバレルサウナも取り扱っています。

バレルサウナにおいても、木のぬくもりが生かされたデザインが特徴。

フィンランド製の薪サウナストーブ、煙突、サウナストーン、木製バケツ、温度計/湿度計、サウナ石などが一式で揃ったキットが用意されていますので、非常に便利で使い勝手の良い製品となっています。

自宅で本格的な北欧スタイルのサウナを楽しみたい方に、特におすすめです。

サイズ展開奥行き1.93m~4.0mまで3段階
木材の種類ホワイトパイン
カラー展開各1色
対応ストーブ薪(セットに含む)
オプション屋根材アスファルトシングル材 キットに含む
キット価格998,000~1,758,000円
DIY組み立て時間2人で7日
組み立て代行基本的に購入者自身で組み立て。
不明点は電話やメール、FAXで問い合わせ可能。

まとめ|バレルサウナはプロに組立を依頼するのがおすすめ

バレルサウナの自作は、その円筒形の構造や木材の加工に高度な技術が要求されるため、DIY初心者には非常に難しい作業です。

キット形式のものでも正確な施工が求められ、少しのミスがサウナの機能性や安全性に大きな影響を及ぼします。

また、万が一の不具合や事故を防ぐためにも、専門知識を持つプロに組み立てを依頼することが安心で確実な選択となります。
プロに依頼することで、長く安心してバレルサウナを楽しむことができるでしょう。

サウナの専門商社では、あなたにぴったりのバレルサウナ選びから設置・組み立てに至るまで、すべてをサポートします!

お気軽にサウナコンシェルジュにご相談ください!

 

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