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自宅用屋外サウナの初期費用や維持費、電気代まとめ!DIYサウナ小屋を自作する場合の費用も解説

  • 2024年8月29日

自宅の庭やベランダに設置する「屋外用ホームサウナ」は、自宅で好きな時にサウナに入れる点や自然を感じながらサウナを楽しめるという点で、サウナーには魅力的な製品です。

今回はそんな屋外用ホームサウナを自宅に設置する際の初期費用や維持費、電気代などの燃料費についてまとめました。

購入前に知っておきたいサウナのメンテナンス方法や製品の選び方についても解説しますので、ぜひ参考にしてください!

自宅用屋外サウナの初期費用(導入・設置)

屋外用ホームサウナ導入の初期費用の相場は、サウナ本体代、電気ストーブ代、配送・設置工事費用、電気工事費込みで150~300万円となります。

サウナ本体代100~200万円
電気ストーブ代40万円~
配送費20万円~
設置工事代20万円~
200Vへの電気変換工事3万円~
電気配線工事の相場10万円~
合計150~300万円

日本国内のコンセントは通常100Vですが、電気ストーブは200V必要な製品が多いため電気変換工事が必要です。

また、屋外に設置したサウナまで電力を供給するために配線工事も必要になります。

関連記事:家庭用サウナ(屋外用)おすすめメーカーランキングTOP12

サウナ小屋を自作(DIY)する場合の初期費用

DIYで1からサウナ小屋を作る場合は、材料をホームセンターなどで集めることになり、既製品を購入するよりも大幅に初期費用を抑えることができます。

費用内訳相場備考
材料費60~70万円木材・断熱材・ドアやサウナ室内の照明、サウナストーン
工具代10万円程度ノコギリやドリル、ハンマーなど
ストーブ代10-40万円電気・ 薪サウナストーブが一般的
合計90-120万円

ただしサウナの自作にはDIYの知識と経験が必要であり、完成までは約20日程度かかります。

また、木材をしっかり組んだり、壁に適切な断熱材を入れたりしないと耐久性や断熱性が低いサウナになってしまうのでご注意ください。

自作サウナの費用やサウナ小屋を作る手順については、【設計図あり】自宅にサウナ小屋をDIY!自作する手順や図面の書き方の記事をご覧ください。

自宅用屋外サウナの燃料代(電気代・薪代)

サウナ用電気ストーブ
楽天市場より引用

燃料代の目安は、電気ストーブが月3,000円、薪ストーブが月15,900円ほどです。

1回使用1ヶ月間毎日使用
電気ストーブ(電気代)100円/1h3,000円
薪ストーブ(薪代+着火剤)530円/1h15,900円

電気ストーブ・薪ストーブの違いと対応サウナの種類

屋外用ホームサウナは基本的に、電気を燃料とする「電気ストーブ」に対応しています。

サウナ用電気ストーブ

【電気ストーブのメリット】

  • スイッチで加熱開始、温度調整が可能
  • 煙突が不要
  • 煙や一酸化炭素が発生しない
  • 灰の処理が必要ない

電気ストーブの価格相場は40万円~です。

一方、薪を燃やした熱でサウナ室を温めるのが「薪ストーブ」です。

サウナ用薪ストーブ

ホームサウナでは基本的に電気ストーブを使用しますが、自宅屋外で薪ストーブを使用したい場合はバレルサウナや、テントサウナ、テント小屋などが適しています。

【薪ストーブのメリット】

  • 薪特有の香りを感じられる
  • 熱がサウナ内に均一に渡りやすい
  • 熱が柔らかく感じられる

薪ストーブの価格相場は煙突込みで40万円~となっています。

電気・薪ストーブのいずれも、ロウリュに対応した製品が多くあります。

火気使用可能な住宅でストーブの選択肢がある場合、火の扱いに不安がある方や温度調整を簡単に行いたい方は電気ストーブ、より本格的で自然を感じられるサウナを楽しみたい方は薪ストーブを選択するとよいでしょう。

 

自宅用屋外サウナの維持費・メンテナンス費

維持費・メンテナンス費としては

  • 外装・内装が劣化した際の修繕費
  • サウナストーンの補充費用
  • 備品の修理・交換費用

がかかります。

導入時に水分に弱い安い木材を使ったサウナなどを選んでしまうと、後々メンテナンス費がかさんでしまう可能性や、サウナの寿命が短くなり結果的にコスパが悪くなる可能性があります。

必ず製品の耐久年数や素材などを確認し、10年20年と長く使っていきたい場合はオプションのサーモウッド加工などでより耐久性の強化ができないか検討しましょう。

屋外用ホームサウナの日常的なメンテナンスは基本的に水分の拭き掃除や換気なので、掃除用具代などは気にしなくてよいでしょう。

また、サウナストーンは年に1度洗浄、交換、補充が必要です。サウナストーンは10Kgあたり4,000~15,000円程度で販売されています。

家庭用サウナの場合15kgほど使用しますので、使い続けて劣化したもの分を適宜取り替えてください。

その他、椅子や温度計など備品が故障した際に追加で費用がかかってきます。

自宅用屋外サウナのメンテナンス方法

サウナ

屋外用ホームサウナの日常的なメンテナンスは、基本的には使用後の拭き掃除や換気のみで十分です。

ただし、雨風にさらされるため定期的な外装の点検、拭き掃除も必要になります。

【使用後の掃除手順】

  1. サウナ室内に付いた湿気をふき取るために空拭きする
  2. サウナ室内を水ぶきする
  3. 予熱でサウナ室内を乾燥させる
  4. ドアを開けて換気をする

外装が木製のホームサウナは特に雨などの水分が浸透しやすく腐食につながる可能性があるため、劣化している箇所がないか確認し、問題点はできるだけ早く発見できるようにしましょう。

同時にストーブが問題なく機能しているか、異音・異臭の発生がないかも確認してください。

関連記事:家庭用サウナのメンテナンス方法まとめ

自宅で使える屋外用サウナの種類

ホームサウナ以外にも、屋外に置いて使える自宅用サウナはいくつかあります。

比較表
サウナの種類テントサウナバレルサウナサウナ小屋サウナカー
燃料電気/薪電気/薪電気/薪
初期費用10~70万円200~400万円200~400万円
(自作20万円~60万円)
300~400万円
※車両・ストーブ込み
設置簡単搬入作業が大変難しい簡単
収容人数1名~2名~2名~1~4名
移動××
ロウリュ

以下でそれぞれの特徴、メリット・デメリットをご紹介します。

テントサウナ

PLOW(プラウ) テントサウナ
PLOW(プラウ)公式サイトより引用

テントサウナとは、その名の通りテント型のサウナです。

庭やベランダ、キャンプ場など好きなところに設営し、テント内を電気ストーブや薪ストーブで暖めて使います。

メリットデメリット
・手軽にサウナを設置できる。
・比較的低コスト。
・小さな庭やベランダにも利用可能。
・雨風に弱い
・火力が弱い
・耐久性が低い
・設営が面倒

ストーブの種類によってはロウリュも可能で、気軽にプライベートサウナを楽しめます。

テントサウナは、特にサウナ初心者や自宅のスペースに限りのあるという方に向いているでしょう。

はじめての自宅用サウナにもおすすめです。

関連記事:テントサウナ人気メーカーをおすすめランキング11選

バレルサウナ

バレルサウナ

バレルサウナは、樽(barrel)のデザインが特徴的なサウナです。

バレルサウナの形状は見た目がいいだけでなく、サウナ室内の空気や熱が循環しやすく効率的にムラなく広がるという利点を持っています。

電気ストーブ、薪ストーブの両方に対応していますが、より自然を感じたいなら柔らかい暖かさと独特な香りを楽しめる薪ストーブがおすすめです。

メリットデメリット
・特徴的なデザイン
・円形のため効率よく室内が暖まる
・外からの力に対して耐久性がある
・雨風への対策が必要
・スペースが必要

特にサウナのデザインにこだわりたい方や、スペースがある家庭におすすめのサウナです。

関連記事:バレルサウナおすすめメーカーランキング11選

サウナ小屋

サウナーのなかには、DIYで0からサウナ専用の小屋を作ってしまう方もいます!

DIYサウナ小屋の最大の強みは、デザインや機能を完全に自分好みにカスタマイズできる点。

業者に依頼する必要がないため設置費用がかからないことはもちろん、工夫すれば材料費も抑えることができます。

メリットデメリット
・自分の好きなように設計できる
・自分のこだわりを詰め込める
・設置費用、材料費が抑えられる
・建築基準法や消防法等の法律がある
・何かあったら自己責任
・大きな小屋にはそれなりのストーブが必要

ただしサウナ小屋の制作には、ある程度の建築やサウナに関する知識や経験が求められます。

バレルサウナ等のキットも販売されていますので、どうしてもサウナをDIYしたいという方は、そのような製品を選ぶとよいでしょう。

特に世界に1つだけのサウナを作りたい!という方で、DIYの経験や技術がある方に合っています。

サウナカー

サウナカー37
サウナー37

軽トラックやキャラバンの荷台にサウナが載っている車両を、サウナカーと言います。

気軽にどこでも移動ができ、自宅での使用はもちろん、アウトドアにもぴったりです。

サウナカーは車内をロッカー代わりにでき、貴重品を守れるというメリットも持っています。

外壁や屋根がガルバリウム性になっているサウナカーは耐久性があり、長くきれいに使えメンテナンスも楽です。

メリットデメリット
・好きな場所へ移動できる
・車が通れる場所なら持ち運びが楽
・自分のこだわりを詰め込める
・運転には自動車免許が必要
・車検費用や自動車税がかかる
・大きさに制限がある

車両やサウナ室外装のカラーや、内装をカスタマイズができる製品もあります。

サウナカーはアウトドア好きな方や自然の中でととのいたい方、耐久性があり長く使えるサウナを選びたい方に特におすすめです。

関連記事:サウナカー購入!おすすめサウナカーメーカー5選を紹介

自宅用屋外サウナを選ぶ際のポイント

屋外用ホームサウナを選ぶ際は、以下の6点を判断軸として製品を比較しましょう。

  • 価格
  • サイズ・設置に必要なスペース
  • 断熱性
  • ストーブの種類
  • メンテナンスの手間・耐久性
  • デザイン

まずは予算内の商品をいくつかピックアップし、価格以外の軸で比較していく決め方がおすすめです。

メーカーにより機能やデザインに大きな違いがあるので、比較検討してみてください。

商品の選び方については、家庭用サウナ(屋外用)の選び方の記事で詳しく解説しています。

まとめ

今回は、屋外用ホームサウナの導入や維持にかかる費用の具体的な金額をご紹介しました。

初期費用はサウナのタイプやサイズによって異なることや、配送費や業者に依頼する際の設置費用等もかかってくることを把握しておきましょう。

予算内でベストの選択をできるよう、いくつかの商品を比較・検討してみてください。

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