ミストサウナを自宅で楽しめるマンション・賃貸物件はある?後付けする際の方法や費用も解説
- 2025年4月8日

美容やデトックス効果の高さから注目を集める「ミストサウナ」。
実は、浴室を活用して自宅でも手軽に導入できる方法があるのをご存じですか?
本記事では、1,000種類以上のサウナ関連商品を取り扱い、年間100件以上の納品実績を誇る「サウナの専門商社」が、
「ミストサウナ付きのマンション・賃貸はあるのか?」という疑問から、後付け設置の方法や費用、光熱費・メンテナンスなどの実用情報まで詳しく解説します。
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目次
ミストサウナとは
ミストサウナとは、40℃前後の低温・100%の高湿度でやさしく体を温めるサウナです。
ドライサウナのような息苦しさがなく、美容やデトックス効果に優れています。
\ミストサウナの特徴/
- 上から温かい霧を降らせて温める
- 浴室を改修すれば自宅設置も可能
- 本体・設置費用も比較的リーズナブル
- 設置には電気+給排水工事が必要
似たタイプのサウナに「スチームサウナ」がありますが、こちらは部屋全体を蒸気で満たします。
より詳しい違いは、ミストサウナとスチームサウナの違い|特徴や効果で解説しています。
ミストサウナとドライサウナの違い

ドライサウナは銭湯によくあるタイプのサウナです。
ミストサウナとドライサウナの違いは、温度と湿度になります。
ミストサウナが低温・高湿の「湿式サウナ」なのに対し、ドライサウナは高温(90℃~120℃)・低湿の「乾式サウナ」に分類されます。
ドライサウナはジリジリとした熱さが特徴で、爽快感が強いサウナです。
メリット | ミストサウナ/ドライサウナどちらの方がメリットを受けるか |
---|---|
汗のかきやすさ | ミストサウナ>ドライサウナ |
長時間の入りやすさ | ミストサウナ>ドライサウナ |
初心者の方や子供の入りやすさ | ミストサウナ>ドライサウナ |
保湿効果 | ミストサウナ>ドライサウナ |
体調が悪い時 | ミストサウナ>ドライサウナ |
爽快感 | ドライサウナ>ミストサウナ |
ストレス解消効果 | ドライサウナ>ミストサウナ |
むくみ・痛み解消効果 | ドライサウナ>ミストサウナ |
どちらも発汗を促す点では共通していますが、体感・目的が大きく異なります。
- 肌や髪を労りながらじっくり温まりたい方はミストサウナ
- 爽快感や“ととのい”を求めるならドライサウナ
がおすすめです。
より詳しい違いはドライサウナとミストサウナの違い|特徴や効果をご覧ください。
ミストサウナのメリット

- 保湿効果が高く、肌や髪が乾燥しにくい
- 息苦しくなく、初心者や子どもでも入りやすい
- 長時間入ってじっくり汗をかける
2000年に東京ガス株式会社の基礎技術研究所が発表した研究論文「ミストを用いた低温サウナが生体に与える影響」では、ミストサウナは体への負担が少なく、保温・発汗・保湿に効果的と実証されています。
また、低温サウナは息苦しくなりにくいので初心者の方もじっくり身体を温めることができるでしょう。
ミストサウナのデメリット
- 爽快感・「ととのう感覚」はやや弱め
- 電気代が1時間100円程度+浴室乾燥代も別途
- 高湿度のためカビ対策が必要
美容には最適ですが、「ととのいたい」「ガツンと汗をかきたい」方にはドライサウナの方が向いています。
また、自宅での使用には1時間あたり約100円の電気代に加えて、使用後のカビ対策として浴室乾燥機(約50円/時)も必要になりますが、それでもサウナ施設に通うよりはコストを抑えられるケースが多いでしょう。
ミストサウナ完備のマンション・賃貸物件とは

ミストサウナ付きの賃貸物件は、浴室にミストサウナ機能が備わっている物件のことです。
設備の充実度から人気が高く、東京都・愛知県・大阪府などの都市部で多く見られます。
アットホームなどの物件情報サイトで「ミストサウナ付き」などのキーワードで探すことが可能です。
ミストサウナ完備のマンション・貸物物件の相場
ミストサウナが付いている賃貸物件は、同じ間取りで比べると家賃が+5,000円程度になる傾向があります。
ただし、家賃に大きく影響するのは築年数や立地条件の方で、ミストサウナの有無が大きく反映されるとは限りません。
ミストサウナは後付けできる?

浴室に後付けでミストサウナを設置することも可能ですが、いくつか注意点があります。
- 必ず管理会社に設置可否を事前確認すること(契約違反リスクあり)
- 200V対応の電気工事+給排水工事が必要
設備の後付け不可の物件にミストサウナを設置すると、契約違反になる場合があるので要注意です。
また、熱源や電気配線の確認も必要です。
ミストサウナは通常200Vの電源を必要としますので電気変換工事が必要となり、加えて配線工事が必要になります。
\工事費の目安/
- 電気変換工事:約3万円〜
- 配線工事:約10万円〜
また、退去時に原状回復が必要かどうかも事前に確認しておきましょう。
サウナの専門商社なら家庭用サウナ選びや費用、設置工事について相談が可能。
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自宅用ミストサウナの種類と費用相場
自宅の浴室にミストサウナを設置する場合は
- 天井設置タイプ
- 壁掛けタイプ
の2つの選択肢があります。
それぞれの特徴や費用について解説します。
天井設置タイプ
天井設置タイプは浴室乾燥機にミストサウナ機能がついているものが多く、本格的なミストサウナを設置したい方におすすめです。
【メリット】
- 高性能で多機能
- 天井に埋め込まれるため見た目がスッキリする
【デメリット】
- 後付けする場合は大規模な工事が必要
- 本体と別に熱源機が必要な場合がある
- 古いタイプの浴室には設置できない場合がある
新築や浴室をリフォームする場合は、この天井に埋め込むタイプのミストサウナが適しています。
天井設置タイプを後付けしようとすると、20万円以上かかる大規模な工事が必要となるためご注意ください。
システムバスではない古い浴室には天井設置タイプは設置できない場合もあります。
また、天井設置タイプのミストサウナには本体のほかに熱源機(沸かした湯を循環させる機器)の設置工事が必要な場合があり、費用が変わってきます。
【天井設置タイプの設置費用例】
- 本体:30万円前後
- 熱源機:10万円前後
- 設置工事費:10万円前後
- 合計:50万円程度
工事費用は業者によって大きく異なるため、相見積もりを取り比較しましょう。
壁掛けタイプ
壁に設置するだけで使えるタイプの多くは、「温水式浴室暖房乾燥機」や「後付けミストユニット」として販売されており、ミストサウナとしての機能を備えています。
ミストサウナとしての機能は天井設置タイプには劣りますが、寒い季節に浴室暖房や乾燥器としても使用できるため重宝するでしょう。
【メリット】
- 本体価格や設置費用が安い
- 手軽に後付けできる
- 浴室を温めたり乾燥器としても使用できる
【デメリット】
- 天井設置タイプには性能が劣る
- 浴室のカビ対策のメンテナンスが必須
- 別途接続備品(1万円~)が必要になる場合がある
天井設置タイプを後付けする場合の費用合計が40万円程度なのに対し、壁掛けタイプは7万円~とかなりコスパがいいです。
ただし乾燥機能も天井設置タイプには劣るため、使用後のカビ対策や換気はしっかりと行うようにしてください。
【壁掛けタイプの設置費用例】
- 本体:5万円前後
- 設置工事費:1.5万円程度
- 接続備品:1万円程度
- 合計:7万円前後
ミストサウナの使い方
自宅のミストサウナを使う流れは以下の通りです。
- 事前に水分補給をする
- 入浴の数分前から浴室を温めておく
- 40℃前後になったら入浴しじっくり身体を温める
- 入浴後も水分補給をする
機器によってはマイクロミストや温冷コースなどモードを選べる場合がありますので、お好みに合わせて使い分けてみるとよいでしょう。
さらに、ミストサウナの効果を上げるポイントとして以下の2点があります。
- 2時間前から食事は控えめにする
- サウナ室には10分入る
食後は消化の為に血液が胃腸等の消化器系へ集中しますが、サウナ(普通の入浴でも)に入ると血液が分散されて、健康上良くありません。
1〜2時間、食休みをしてから入って下さい。
また、ミストサウナは1温度が低く設定されている分、10分以下の入浴だと少し効果を体感しにくいです。
ミストサウナの場合は10分入ってようやく満足な効果が期待できるため、正しい入り方といえるでしょう。
ミストサウナの設置方法

熱源機が必要なミストサウナを自宅の浴室に設置する際は、まず本体と熱源機を繋げる工事や給排水の配管工事が必要になりますので専門業者に依頼します。
賃貸物件で熱源機が外にある場合は壁に穴を開けなくてはならないため、熱源機が不要なミストサウナを選択することをおすすめします。
ミストサウナのメンテナンス
ミストサウナのメンテナンスの方法や頻度は、通常の浴室乾燥機と同じで問題ありません。
- 内部のフィルターの手入れ(月に1回程度)
- 外側のパネルの手入れ(週に1回程度)
加えて、使用後に十分に換気することや自動乾燥運転モードなどを使用することで、カビを防ぎましょう。
ミストサウナの光熱費
ミストサウナを1時間使った場合の電気代・ガス代はおよそ100円前後。
使用後に浴室乾燥機を使うことも考えると、1回あたりの光熱費は100〜150円程度が目安です。
毎日1時間使う場合、月3,000〜4,500円ほどのランニングコストになります。
※ミストサウナに低温モードがある機種では、設定を調整することで光熱費を抑えることも可能です。
より詳しいコストについては、自宅にミストサウナを導入!設置方法や費用、光熱費まとめをご覧ください。
まとめ

今回は、マンションや賃貸物件でミストサウナを楽しみたい方へ向けて、後付け設置のポイントや光熱費の目安など、役立つ情報をご紹介しました。
壁掛けタイプのミストサウナ機器を活用すれば、比較的コストを抑えて自宅への導入も可能です。
もちろん賃貸物件では、管理会社やオーナーとの事前相談が必須ですが、正しい知識があれば実現も難しくありません。
当社「サウナの専門商社」では、商品選びから設置相談、工事対応までトータルでサポートが可能です。
「自宅でミストサウナを楽しみたい!」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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