【アドバイザー監修】サウナ効果で自律神経が整う?効果的な入り方も解説!
近年サウナブームが起こりサウナの人気が高まっています。サウナが人気な理由は色々あると思いますが、サウナが人気な理由の一つとして挙げられるのが、化学的にもサウナが健康に良いという点が挙げられると思います。
サウナに入ることで自律神経が整い、心身ともに良い効果があることが医学的にもわかっています。そこでこの記事ではサウナと自律神経についての関係性やサウナの効果について徹底解剖していきます。また、サウナの効果的な入り方についても紹介していこうと思います。
自律神経とサウナの関係性を調べるにあたって、自社にサウナ・スパ健康アドバイザーの資格を持った者がいるため監修のもと記事を作成しました。(https://www.instagram.com/collegesaunner/)

サウナについて詳しくなり、さらに効果的にサウナを活用していただいたり、皆さんにさらにサ活を楽しんでもらえたりしたら嬉しいです。
サウナと自律神経の関係性は?医学的に効果がある!

サウナの効果は様々なものがありますが、自律神経が整うことはサウナの効果の主な1つとして挙げられます。ではサウナと自律神経の間にはどのような関係があり、どのような効果があるのでしょうか。
まず、サウナがなぜ自律神経を整えるのに効果的なのでしょうか?これはサウナと自律神経の交感神経と副交感神経に着目してみるとわかりやすいです。
サウナが自律神経を整えるのに効果的な理由としては、結論から言うと「サウナと水風呂の非日常」と「サウナで汗をかくこと」にあります。
サウナは非常に暑く人間の体にとっては負荷になります。そのため自律神経がこのサウナの暑さに適応しようとして、交感神経という自律神経の一部が活性化されます。そしてサウナにしばらく入っていると限界に達し、サウナから出て水風呂に入ります。サウナから出て水風呂に入ると最初は冷たいのでここでも交感神経が優位に働きます。
サウナから出て水風呂に入ったのちに外気浴(休憩)をしますが、この時にはホッとしてこちらも自律神経の一部である副交感神経が優位に働きます。この時に交感神経から副交感神経に一瞬で切り替わります。
結果自律神経の切り替えがうまくできるようになりサウナに入ることで自律神経のバランスが整うようになります。
次に、サウナが自律神経を整えるのに効果的な理由として二つ目に挙げた「サウナで汗をかくこと」についても解説していこうと思います。
日本の主なサウナは非常に高温で80℃〜100℃あたりのサウナが多いです。そのため数分入っているだけで汗がしっかりと出てきます。汗が出るということは、体が体温を下げようとしているということです。
サウナは非常に暑いため自律神経の一部の交感神経と副交感神経が連携し合い、何とか体温を下げて身体をサウナの暑さに適応させようとします。このサウナによって汗をかくことで自律神経の切り替えがうまくなるため、サウナが自律神経を整えるのに効果的というわけです。
サウナや水風呂の逆にあるエアコンなどの空調設備により年中快適な温度で暮らしていると、自律神経の体温調節機能が低下し、自律神経が乱れていきます。そして自律神経が乱れてしまうと心身両方に対して悪い効果があるということです。
サウナによって自律神経が整うと得られる効果とは?

自立神経が整うことでの効果①睡眠の質が上がる
サウナに入り自律神経が整うと睡眠の質が上がるという効果が期待できます。疲労やストレスがたまり、自律神経の切り替えがうまく出来なくなると、睡眠の質が低下します。
このように自律神経の切り替えがうまくできないと、寝ても疲れが取れなかったり浅い睡眠になったりしてしまいます。自律神経の切り替えがうまくできないと、夜になっても交感神経が活発なままで眠れないことなどもあります。
そこでサウナに入り自律神経を整えることで睡眠の質も向上し、疲れが取れやすくなったり深い睡眠を取ることができたりします。
自律神経が整うことでの効果②体も心も健康的になる
自律神経は体温調節をしたり、内臓の動きをコントロールするなど、生きていくために必要な生理的な機能を携えています。
そのため自律神経が乱れていると、体内が適切な時に適切に働かなくなってしまいます。サウナに入り自律神経が整うことで体温調節などの生理的機能がうまく働き健康にも効果があります。
また、サウナに入り自律神経が整うことでうつ症状の改善につながるという効果もあります。
サウナに入ることで自律神経が整い、心身両方に対して良い効果を与えてくれそうです。
サウナで自律神経を整える効果的な入り方を紹介!
普通にサウナに入ってももちろん効果はあるのですが、どうせサウナに入るならより効果的なサウナの入り方を知りたいですよね。ここでは自律神経を整えるサウナの効果的な入り方について紹介していこうと思います。
- サウナに3〜5分入る
- 冷水シャワーを1〜3分浴びる
- この作業を5回ほど繰り返す
自律神経を整えるのに効果的なサウナの入り方①サウナに3〜5分入る
自律神経を整えるのに効果的なサウナの入り方としてまずはサウナに3〜5分ほど入ります。この時間はあくまでも目安なのでご自身の体調やサウナに対しての耐性などを考慮して無理しないようにしましょう。
普段サウナに入られている方からすると少し短いと感じる方もいるかと思います。しかし、自律神経を整えるためのサウナの入り方としては短い時間で何回も入る方が効果的なサウナの入り方です。
自律神経を整えるのに効果的なサウナの入り方②冷水シャワーを1〜3分浴びる
サウナに入った後は、冷水シャワーを1〜3分浴びましょう。この時間もあくまで目安の時間です。無理しない程度の時間にしましょう。サウナに入った後には、水風呂に入る方もいると思います。
もちろん水風呂でも良いですが、多くのサウナについている水風呂はかなり温度が低いことが多いです。そのため、繰り返しサウナに入って冷水を浴びることを想定すると冷水シャワーを無理のない程度に浴びることをおすすめします。
ここでは冷水シャワーをおすすめしていますが、水風呂に入ることでもいろいろな効果を得ることができます。
効果的な水風呂の入り方についてはこちら

自律神経を整えるのに効果的なサウナの入り方③これを5回ほど繰り返す
このサウナに3〜5分入り、冷水シャワーを1〜3分浴びるのを1セットとしたときに5セットほど繰り返すとより自律神経を整えるのに効果的なサウナの入り方になります。
先ほども説明しましたが、サウナは自律神経の交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいくようになることで自律神経が整うということでした。短めのサウナと冷水シャワーを繰り返すことで自律神経の交感神経と副交感神経が刺激されるためより自律神経が整いやすくなります。
普通のサウナの入り方についてはこちら

>>スチームサウナの効果と正しい入り方!整うためのコツや注意点も紹介
サウナの自律神経を整える以外の効果についても紹介!
ここまではサウナによって自律神経が整うことや自律神経が整うことでどのような効果があるのかということについて説明してきました。サウナにはまだまだ良い効果があります。ここでは自律神経が整う以外のサウナの効果について紹介していこうと思います。
サウナの自律神経を整える以外の効果①免疫力を高める
自律神経を整える以外のサウナの効果として免疫力を高めることが挙げられます。サウナに入ることによってHSP(ヒートショックプロテイン)が働き免疫力を高めることができるという効果があります。
HSP(ヒートショックプロテイン)とはタンパク質の一種です。細胞に熱が加わるとHSPが生まれ、損傷したタンパク質を元通りに修復するとされています。またHSPが増えると、細胞の働きを活性化させたり乳酸の生成を遅らせる効果があるとされています。
サウナに入ることで生じるHSPは熱でダメージを受けた細胞を修復しますが、その細胞には、免疫細胞も含まれています。そのためサウナに入ることで、免疫細胞が修復され活性化します。
サウナの自律神経を整える以外の効果②疲労回復効果
自律神経を整える以外のサウナの効果として疲労回復も挙げられます。サウナに入ることで体が温められ、血流が良くなります。その結果身体の老廃物も血液と一緒に流されるためサウナに入ることで疲労回復の効果を得ることができます。
また、運動後や労働などの疲労に対して疲労回復の方法としてサウナを利用する形は世界中で行われており、日本サウナ・スパ協会でも運動後や仕事の後にサウナに入ることは推奨されています。

サウナの自律神経を整える以外の効果③ダイエット効果
サウナに入ることで自律神経が整うこと以外の効果として挙げられるのがダイエット効果です。サウナに入ることで健康面への効果はもちろんダイエット効果もあります。
サウナに入るとダイエット効果があると言われる理由の一つに挙げられるのが、新陳代謝が上がるからという理由が挙げられます。サウナに入ることで血流がよくなったり汗をかきやすくなったりする効果があり、同時に老廃物や疲労物質が取り除かれます。そのためサウナにはダイエット効果あるというわけです。
サウナにもダイエット効果はありますが、岩盤浴にもダイエット効果があります。また岩盤浴にも自律神経を整える効果が期待できます。ぜひ参考にしてみてください。

サウナの自律神経を整える以外の効果④美肌効果
サウナによって自律神経が整う以外の効果として美肌効果もあります。サウナに入ると大量の汗を書くことは周知のことかと思います。この大量の汗が一緒に老廃物を流してくれます。
またサウナに入ることで血流がよくなるため体全体に酸素や栄養素をしっかりと運んでくれます。これも美肌効果につながっています。
サウナに入ることで美肌効果は狙えますが一つ注意点があります。それはサウナに入った後のケアをしっかりとしないといいけないということです。サウナによって出る汗は汗腺から出る汗のため汚れや老廃物が溜まっています。サウナから出てそのままにしておくと逆効果になってしまいます。
またサウナ後は水分が少なく、乾燥しやすくなっているため美肌効果を得るためには水分補給をすることが大切になってきます。

より詳しくサウナの美肌効果についてや美肌効果を高めるサウナの入り方、美肌効果を得るためのサウナ後のケアについて紹介した記事もあるのでこちらも参考にしてみてください。
サウナと美肌効果についての記事はこちら

サウナの自律神経を整える以外の効果⑤快眠効果
サウナの自律神経を整える以外の効果に快眠効果もあります。サウナに入ることで睡眠の質を向上させる効果があります。サウナでは、大量の汗をかくため、実際に疲労感などを感じることはそこまでありませんが、サウナに入ることで適度な疲労があるため睡眠の質をサウナは上げてくれる効果があります。

サウナに入り整うことで睡眠に良い効果があることは、データにも表れています。サウナに入った日には、深い睡眠をとった人の割合が約2倍になっています。また、レム睡眠の割合も減少していることがわかります。
また睡眠の質が上がるということは結果的に記憶力や集中力の増加という効果も期待できます。

サウナに入り自律神経を整う効果を得て、健康的に!
サウナに入ることで自律神経が整うという効果がありました。その他にもサウナには良い効果が多くあることを知ってもらえたかと思います。サウナは心身ともに効果があり、私たちの生活をより良いものにしてくれるでしょう。
しかし、少しだけ注意するべき点もあるのでそれを知った上でサウナを楽しんでもらえると嬉しいです。安全にサウナに入り、素晴らしいサウナの効果を得てください。

