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家庭用サウナの人数ごとの寸法と図面一覧!平面図や室内レイアウトの例も紹介
- 2025年3月5日

家庭用サウナを設置する際、設置スペースや人数に合わせたサイズやレイアウトのコツがわかると、計画がぐっと進みやすくなります!
この記事では個人用・事業用のサウナ導入サポートも行うサウナ代理店“サウナの専門商社”が、1人用からグループ対応まで、人数ごとのサウナの寸法と具体的な図面をわかりやすくご紹介します。
これからサウナを設置しようと検討している方や設計・DIYをしようと考えている方にも、イメージが膨らむ内容になっていますよ。
理想のサウナづくりに、ぜひお役立てください!
目次
サウナの標準寸法・図面一覧
家庭用箱形サウナの標準的なサイズは、以下の通りです。
人数 | サイズ |
---|---|
1人 | 幅0.9m x 奥行き0.8m |
ぴったり2人 | 幅1.2m x 奥行き1.2m |
2-3人 | 幅1.5m x 奥行き1.5m |
4人 | 幅1.8m x 奥行き1.8m |
5人 | 幅2.1m x 奥行き2.1m |
7人 | 幅2.5m x 奥行き2.5m |
以下で1~5名用サウナのサイズと特徴について、それぞれご紹介します。
1人用


約0.9×0.9mm(半畳ほど)の狭い空間にも置ける、コンパクトなサウナです。
体積が小さいので低出力のサウナストーブで十分に温まるため、電気代が安く済むのもメリットといえます。
ただしコンパクトな分、サウナ利用中に窮屈に感じる場合も。
リラックスして楽しみたい方は、ゆったり入れる大きめの1人用や2人用サイズがおすすめです。

サウナシステムより引用
1人用サウナについては、1人用自宅用サウナおすすめ商品10選!1人用のメリットや価格相場、サイズ、電気代も解説の記事で詳しく解説しています。
~2人用


2人で入るのはもちろん、1人でもゆったり利用できるサウナです。
家庭用でも窮屈に感じにくく、比較的コンパクトなためおすすめのサイズとなっています。

2人用サウナについては、2人用自宅用サウナおすすめ商品8選!サイズや設置スペース、燃料費も解説の記事で詳しく解説しています。
~3人用


3人用は自宅の屋内に置くには、少し大きめなサイズになってきます。
スペースの確保が必要ですが、家族や友人と一緒に楽しめることや1人で入る場合に寝転べるというのは大きなメリットです。

~4人用


家族や友人と楽しむ方に人気のサイズです。
奥行きがあるためベンチを2段にしたり、L字型に配置することが多いです。

5人用


大人数で楽しみたい方や、施設にも人気のサイズです。
サウナストーブも、大きな出力のものが必要になってきます。
ベンチは二段かつL字型など、大人数でも快適に過ごせる配置となります。

内部備品の寸法
ここからは、サウナの内部に設置する備品の寸法についてご紹介します。
- サウナストーブの寸法
- 座席やベンチの配置と寸法
- 天井高
- ドアの寸法
サウナストーブの寸法
弊社で取り扱っている、電気サウナストーブの平均サイズは
幅480mm×奥行き370mm×高さ740mm
となっています。
サウナストーブは、ストーンが多く積めるタイプほど保温性が高くなります。

また、出力が大きいストーブは本体サイズも大きくなりがちです。
ストーブ選びでは、さまざまなメーカーの商品を比較して、最適なサイズ・出力のものを選びましょう。
ストーブの選び方やおすすめ製品は、以下の記事でまとめています。
関連記事:電気サウナストーブおすすめメーカーランキング5選!家庭用サウナやテントサウナで使える
関連記事:薪サウナストーブおすすめメーカーランキング6選!家庭用サウナやテントサウナで使える
ベンチの配置と寸法

ベンチの幅はサウナの寸法に合わせて、奥行きは350~600mmが一般的です。
ベンチは、サウナ内での快適さに大きく影響します。
特に、収容人数に合わせたレイアウトが重要です。
ベンチの高さや幅も、利用者の快適さを考慮して選びましょう。
天井高

天井の高さは1.8m~2.2mが一般的です。
収容人数が少ないタイプ(1~2人用)のサウナは天井が低い傾向にあります。
設置場所の天井高や利用者の体格を考慮し、適切な高さのサウナを選びましょう。
ドアの寸法

ドアの平均的なサイズは、幅600mm×高さ1600mm程です。
サウナドアは大きすぎると、出入り時に熱が逃げやすくなりますので、必要以上に大きく作りすぎないことが大切です。
また、木製ドアを使用する場合は使用中に膨張する可能性があるので、DIYで作る際はドアサイズを5mm程度小さめに設計し、隙間を戸当たりで埋めると保温性が維持できます。
ドアを小さくしたことで開いた隙間は戸当たりをつけ埋めれば、サウナ室の保温性も保たれます。
DIYサウナについては、【設計図あり】自宅にサウナ小屋をDIY!自作する手順や成功事例も紹介の記事で詳しく解説しています。
窓の寸法

窓の寸法、設置場所はオーダーメイドやDIYであれば自由に決めることができます。
ただし、窓が大きいサウナはガラス面から熱が逃げやすいので、断熱性が低くなります。

海外製のガラス面が多いサウナは、十分に温度が上昇しないことがあるので注意。
既製品では、ドアのある面に小さな窓がついている場合が多いです。
大きな窓を設置したい場合や好きな位置に設置したい場合は、オーダーメイド・DIYを検討しましょう。
関連記事:海外製家庭用サウナを日本で使う際は安全性・品質・法律遵守に要注意
サウナ平面図の例
以下、サウナの平面図を3つ掲載します。
基本的に平面図には、ドア・窓・ストーブの位置とベンチが記載されています。



サウナ設計の基本
ここからは、サウナ設計の基本をまとめます。
- サウナの種類
- サウナが設置できる場所
- 安全のために守るべき設置基準
- 【設計のポイント】立方体がもっとも熱効率がいい
まずは、サウナの種類から見ていきましょう。
サウナの種類
ご家庭に導入できるサウナの種類は、以下の8種類です。
屋内用ホームサウナ![]() | 屋外用ホームサウナ![]() | 遠赤外線サウナ![]() | バレルサウナ![]() | テントサウナ![]() | スチームサウナ![]() | ミストサウナ![]() | サウナカー![]() | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
設置場所 | 屋内 | 屋外 | 屋内 | 屋外 | 屋外 | 浴室 専用ブース | 浴室 | 屋外 |
温度 | 70℃~100℃ | 70℃~100℃ | 40℃~65℃ | 60℃~100℃ | 60℃~80℃ | 40℃~50℃ | 40℃ | 60℃~100℃ |
本体代 | 100~200万円 | 100~250万円 | 40~100万円 | 100~300万 | 10~50万円 | 10万円~ | 30万円~ | 300~400万円 |
配送・工事代 | 40万円~ | 40万円~ | 5万円~ | 60万円~ | 0円 | 10万円~ | 簡易取り付け:5万円~ 天井埋め込み:20万円~ | 0円 |
ストーブ代(電気) | 40万円~ | 40万円~ | 本体にヒーター内蔵 | 40万円~ | 30万円~ | ー | ー | ー |
ストーブ代(薪) | ー | ー | ー | ー | 5万円~ | ー | ー | 本体価格に含む |
初期費用合計 | 150~300万円 | 150~350万円 | 45万円~ | 200~500万円 | 10~70万円 | 20万円~ | 35~50万円 | 300~400万円 ※車両込み |
各サウナの違いを詳しく知りたい方は、【完全版】自宅用サウナの費用の目安と選び方・メリットとデメリットを解説!おすすめ家庭用サウナも紹介をご覧ください。
サウナが設置できる場所
家庭用サウナは製品の使用により、屋内と屋外のどちらにも対応できます。
屋内の場合
リビング、空き部屋、広めの洗面所など
屋外の場合
お庭、ベランダ、バルコニー、屋上など
浴室の場合
スチーム・ミスト発生器を取り付けることで、サウナ機能を追加することが可能です。
ただし、屋内用として販売されているサウナ(遠赤外線サウナなど)は屋外には設置できないため、設置場所に合ったサウナを選ぶことが大切です。
関連記事:家庭用ミストサウナの選び方!取付方法や購入時に重視すべきポイント
関連記事:遠赤外線サウナは体に悪いって本当?6つのデメリットと驚きの効果を徹底解説
安全のために守るべき設置基準
サウナの安全な設置には、日本サウナ・スパ協会が定めるサウナ設備設置基準を守りましょう。
この基準には、ストーブからの離隔距離や、異常温度で自動的に電源を遮断する装置の設置などが含まれます。
また、ストーブ周囲の壁や天井に不燃材を使用することで、火災リスクを低減できます。

さらに、電気配線には耐熱・耐湿性に優れたケーブルの使用が推奨されます。
定期的な保守点検を行い、発火の危険がある可燃物が周囲にないことを確認することも重要です。
サウナの設置基準については、【自宅でサウナ】家庭用サウナは賃貸でも置ける?確認しておくべき設置基準まとめの記事で詳しく紹介しています。
【設計のポイント】立方体がもっとも熱効率がいい

サウナ室を設計する際、立方体の形状がもっとも効率的に熱を行き渡らせることができるということは知っておくとよいでしょう。
細長いサウナ室や特殊な形状だと、熱の分布にムラが生じやすく、効率的な加熱が難しくなるので注意してください。
なお、サウナ室が小さい場合は、熱の伝わりが早いため形状に多少の工夫があっても問題ないことが多いです。
サウナ室の空気の流れや給排気口の設置位置については、自宅サウナの換気方法と給排気口の設置ポイントの記事で深く解説しています。
サウナ図面の作成方法
ここからは、サウナ図面の作成方法について初心者向けに解説していきます。
特にDIYでサウナ小屋を作りたい方は、参考になる内容です!
- 図面を書くためのソフト
- 図面の基本構成
- 図面作成の手順
- 図面に必要な情報
図面を書くためのソフト
サウナを自作する際、図面作成に役立つソフトを活用すると便利です。
プロの設計者なら専用のCADソフトを持っていることが多いですが、DIY初心者には以下のツールをおすすめします。
- 2DCADソフト:無料のものもあり、簡単に設計図を作成可能。
- Excel:セルを活用してレイアウトを作成。
- 手書き:シンプルな方法で、はじめての方でも取り組みやすい。
- アプリ:スマートフォンで使える簡易設計アプリも利用可能。
これらを使って、まずはイメージを具体化しましょう!
図面の基本構成
サウナ図面を作成する際には、以下の3つの基本的な構成を押さえておきましょう:
①平面図:上から見たサウナのレイアウト

②正面図:サウナを正面から見た場合の図

③側面図:サウナを横から見た際の図

これらの図面が揃うことで、サウナの全体的な構造や寸法を正確に把握できます。
図面作成の手順
サウナの図面を作成する手順は、次の通りです。
- 簡単なイメージ図を描く
まずはサウナ室の大まかなイメージを描き、設置場所や配置を考えます。 - 設置場所のサイズを測る
サウナを設置するスペースの正確な寸法を測定し、図面に反映させます。 - 詳細な設計図を書く
次に、ベンチやストーブ、ドアの位置など、詳細なレイアウトを正確に図面に記載します。
最初は、かなりざっくりとしてフリーハンドのイメージ図で大丈夫です。
まずは大まかなイメージを描くことで、いきなり設計図を書くよりも製図しやすくなりますよ。
図面に必要な情報
サウナの図面を書く前には、以下の情報を含めることが必要です。
- 木材のサイズ
サウナ室を作るために必要な木材の寸法 - 備品の寸法
ベンチやサウナストーブなどの設備の大きさ - 素材
使用する木材やガラスなどの素材の種類 - 機器の配置
サウナストーブやドア、窓、給排気口など設備の配置場所
これらの情報を図面にきちんと盛り込むことで、設計通りにサウナを組み立てることが可能になります。
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