バレルサウナは最高100℃以上!温度が上がらない原因と対処法を徹底チェック
- 2024年11月5日
熱々のバレルサウナでじっくりとリラックスしたいのに、「思ったように温まらない…」とがっかりしたことはありませんか?
あるいは、これからバレルサウナを購入しようと考えている方も「ちゃんと温まるのか?」と不安に思っているかもしれません。
実は、バレルサウナを使っている人の中には、温度が上がらないといった悩みを抱えている方も多くいらっしゃいます。
この記事では、サウナ専門代理店として10社以上のバレルサウナを取り扱う“サウナの専門商社”が、バレルサウナの温度の管理方法や温度が上がらない理由やその対策について、詳しく解説します。
結論からお伝えすると、バレルサウナは正しい方法で管理すれば90℃~100℃の高温状態を維持できます!
この記事を読んで、バレルサウナの温度トラブルを解消し、快適で満足度の高いサウナライフを手に入れてください!
目次
バレルサウナの温度は何℃まで上がる?
バレルサウナの温度は製品によって違いがありますが、通常60~100°Cと言われています。
他のサウナと温度を比較すると、以下のようになります。
サウナの種類 | 温度 | 燃料 |
バレルサウナ | 60~100°C | 電気/薪 |
屋内用ホームサウナ | 70~100°C | 電気 |
ミストサウナ | 40°C | 電気 |
スチームサウナ | 40~50°C | 電気 |
テントサウナ | 60~80°C | 電気/薪 |
屋外用ホームサウナ | 70~100°C | 電気 |
サウナ小屋 | 60~100°C | 電気/薪 |
サウナカー | 60~100°C | 薪 |
バレルサウナはストーブの性能によっては100℃以上に達することもありますが、高温すぎると刺激が強く身体や皮膚に影響を及ぼす可能性もあるため、100℃以下で調節することをおすすめします。
バレルサウナ用ストーブの種類
バレルサウナ用ストーブにはおもに
- 薪ストーブ
- 電気ストーブ
の2つがあります。
それぞれの概要やメリット・デメリットをご紹介します。
薪ストーブ
薪ストーブは、薪(木材)を燃やすことによってサウナ室を温めるストーブです。
ストーブの中でも古くから使われている伝統的なもので、バレルサウナのほかにもサウナ小屋や、テントサウナなど屋外用サウナで使用されます。
燃焼の際に発生する煙などは、煙突を通じて室外に排出されます。
ストーブの上にサウナストーンを置いてロウリュができるタイプの製品も多くあり、家庭でも本格的なサウナを楽しむことができます。
薪ストーブの価格相場は煙突込みで40万円~です。
メリット | デメリット |
・火力が高くサウナ室が均等に温まる ・サウナ室が温まるのが早い ・薪特有のナチュラルな香りや焚火の音 ・電気工事、配線工事が不要 | ・火気を使用するため利用場所が限られる ・安全に注意が必要 ・煙突の設置、メンテナンスが必要 ・燃料費(薪代)が高い |
薪ストーブなら100℃を超えるサウナを作るのも比較的簡単なので、特に熱いサウナが好きな方におすすめです。
薪は燃焼時に木材由来の香りや焚火の音を放ち、サウナ浴のリラックス効果を高めます。
電気を使わないため電気変換工事や配線工事が不要で初期費用が抑えられるのもメリットと言えるでしょう。
ただし、火気の使用には注意が必要であり、他のストーブと比べて燃料費が高くなる点はデメリットになります。
電気ストーブ
サウナ用電気ストーブは、電気を使ってサウナ室を加熱します。
電気ストーブでは火力を必要としないため、屋内でもより安全に使用することができます。
電気ストーブでもロウリュができるタイプもあり、本格的なサウナも十分に楽しめます。
メリット | デメリット |
・煙突がないので設置が簡単 ・屋内にも設置可能 ・煙や一酸化炭素が発生しない ・初心者でも扱いやすい ・燃料費(電気代)が比較的安い | ・初期費用が高い ・温まりが遅いことがある ・温度が低い場合がある ・電気工事や配線工事が必要 |
電気ストーブはスイッチで温度の調節ができ、安全性も高いので初心者でも安心して使用することができます。
また、薪ストーブが1時間500円分の燃料(薪)を必要するのに対し、電気ストーブの電気代は1時間100円程度とランニングコストが安いです。
電気ストーブの相場としては40万円ほどですが、導入時は加えて電気変換工事(ほとんど単相3線200Vの工事)(3万円~)、配線工事(10万円~)がかかってくるため初期費用が高くなる点はご注意ください。
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バレルサウナの温度を調整する方法
薪ストーブを使用する場合は、薪の量でサウナ内の温度を調節します。
目安として夏は1時間に1束(約6kg)、冬は1.5束(約9kg)程度を使用します。
薪は15分に1度程度追加してください。
一方電気ストーブを使用する場合は、つまみやスイッチで出力温度を調節できるものもあります。
バレルサウナの温度維持能力は他のサウナと比べてどうなのか?
\ポイント!/
・バレルサウナはその円柱状の構造により、サウナ室の隅々まで熱が行き届く。
・基本的に壁に断熱材が入っていないため、木材同士の隙間から風が入ったり、熱が逃げる可能性あり。
バレルサウナはその円柱状の構造により、内部に熱が回りやすくなります。
この構造により熱が天井付近に溜まることがないため、サウナ室の隅々まで効率的に温まるという特徴があります。
その一方で、バレルサウナの温度維持能力は他のサウナに比べて低いと言えます。
これは他のボックス型サウナは壁に断熱材が入れられているのに対し、バレルサウナは木材1枚で壁や天井を作るためです。
特に品質が悪いバレルサウナだと、木材に収縮が生じやすく隙間風が発生し温度維持能力が下がる可能性があるため注意が必要です。
バレルサウナの温度が上がらない原因と対処法
バレルサウナの温度が上がらない場合、原因として以下の4点が考えられます。 それぞれの対処法も含めて、詳しく解説します。 サウナ室内の熱は上へと昇っていく性質を持っていますが、熱が屋根を通じて逃げている可能性があります。 対処法としては専用の屋根カバーをつける、バレルサウナに屋根を付けるという方法があります。 屋根やカバーはバレルサウナを雨から守り劣化を防ぐ役割も持ちますので、いずれかを付けることをおすすめします。 湿度が低いと、体感温度が低く感じられます。 ロウリュ対応のストーブならば、多めにロウリュをしてサウナ室の湿度を上げましょう。 ロウリュ不可のストーブを使用している場合は、水をバケツに入れてしばらくサウナ室内に置いておくだけでも湿度を上げることができます。 また、うちわやタオルを使って風を起こすと体に伝わる熱が増えるため、熱く感じます。 湿度・風を効果的に使えば、サウナ内の温度がより快適に感じられるでしょう! バレルサウナは板材を重ねたシンプルなつくりをしているために、壁や天井に隙間が空きやすいです。 その隙間が断熱性や保温性を低下させている可能性も…。 隙間に雨などが入って腐食してしまうと隙間が大きくなりバレルサウナの寿命が短くなってしまいますので、使用後の乾燥と定期的なメンテナンスを心がけましょう。 また、使用しない間はビニールシートなどで被うことにより風雨や汚れ、劣化を防ぐことができます。 上記のポイントを確認してもバレルサウナの温度が上がらないという場合は、ストーブの火力や出力が弱すぎる可能性があります。 この場合は最終手段になりますが、使用するストーブを変えることをおすすめします。 薪ストーブは製品ごとに温める力が大きく違うため、一概にこのような製品を選ぶべきということはできません。 製品の詳細情報を確認し、対応するサウナのサイズを確認しましょう。 一方、電気ストーブの出力(kw数)は、サウナ室の㎥数と同じものを選ぶのが目安と言われています。 たとえば直径2.0m、奥行き2.2mのバレルサウナの場合、円柱の体積を求める公式(半径×半径×円周率×高さ)にあてはめ、体積は1m×1m×3.14(円周率)×2.2m=6.908㎡です。 7kwの出力の電気ストーブを選択するとよいことになりますね。 バレルサウナの温度が上がらない場合、風速を上げることで体感温度を上げるという方法もあります。 高温のサウナ内で電子機器である扇風機を使うと故障する可能性がありますので、うちわやタオルを熱波を起こしてみてください。 体に当たる熱が増え、温度が一気に上がったように感じるはずです。 熱波をロウリュと組み合わせると、より効果的でしょう。 断熱性・保温性が高いバレルサウナサウナを選びたいなら、以下のいずれかの製品を選ぶとよいでしょう。 ここまでに解説したように、バレルサウナは板一枚で天井や壁を作っていることで断熱性が他のサウナに劣る場合があります。 この問題を解決するために、壁に断熱材を入れたり、厚くした製品を販売しているメーカーもあります。 このような製品は通常の一層構造のバレルサウナに比べると価格が高くなりますが、快適に長く使い続けられるバレルサウナを選びたいのであればもっともおすすめです。 サウナの専門商社では、断熱性の高いバレルサウナも複数お取り扱いしています。 関連記事:バレルサウナメーカーのおすすめ人気ランキング11選 バレルサウナはその円筒状の形により、熱が効率的に全体に回るので温まるスピードが速いというメリットを持っています。 薪ストーブ・電気ストーブともに、加熱を始めてから40~50分程度で80℃前後に達します。 ※温度や温まるスピードは製品によって異なります。 バレルサウナは木のぬくもりを感じながらサウナ浴を楽しめる、贅沢なサウナです。 メンテナンスをしっかり行えば10~20年使える本格サウナでもあるので、この記事を参考にぜひバレルサウナの魅力を十分に味わっていただきたいと思います。 バレルサウナを選ぶ際には温度維持の観点も考慮し、最適な選択をしましょう!屋根から熱が逃げている
湿度が低いため体感温度も低い
壁に隙間が空いている
ストーブの出力が弱い
その他の方法-風速を上げてみる
断熱性・保温性が高いバレルサウナの選び方
バレルサウナ選びについてサウナのプロに無料相談も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください!バレルサウナが温まるまでにかかる時間
まとめ