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家庭用サウナのメンテナンス・お手入れ方法|カビの掃除や対策は?使用後の清掃や定期的な点検項目
- 2024年11月20日
自宅でサウナを楽しむ人が増えていますが、快適に使用し続けるためには適切なメンテナンスが欠かせません。
家庭用サウナのお手入れは一見複雑に思えるかもしれませんが、実はいくつかの基本的なステップに従うだけで、長期にわたって快適に使えるサウナを維持できます。
この記事では、使用後のお手入れ方法から定期的な点検項目、さらにメンテナンスを楽にする方法まで、家庭用サウナのメンテナンスに関する情報を徹底解説します!
目次
家庭用サウナのメンテナンスを怠るとどうなる?
家庭用サウナのメンテナンスを怠ると、木材が腐食したりカビや灰汁が発生し不衛生になったり、耐久性が低下したりします。
また、ぬめりにより足元が滑りやすくなって安全面の問題が出てくることも…。
さらに、サウナ室を温めるサウナストーブのメンテナンスを怠るとストーブの性能が低下したり、漏電や断線が起きて危険です。
とはいえ、日常的なメンテナンスは意外と簡単で、購入前に多くの方が心配されるほど大きな負担にはなりません!
弊社“サウナの専門商社”が取材させていただいた自宅サウナオーナー様いわく、
「ほとんど掃除することはないけれど、約3年間、問題なく使えている」
「1週間に1回程度の簡単な拭き掃除で、十分きれい」
とのこと。
「掃除が面倒くさそうだから、購入するのはやめておこう…」と考える前に、ぜひ以下で解説するメンテナンス方法をご確認ください!
家庭用サウナのメンテナンスに必要な道具
- サウナ室内やストーブを拭くためのタオル
- 中性洗剤
- 補充用のサウナストーン
- 煙突用ブラシ、灰取り(薪サウナストーブ使用時のみ)
屋内用・屋外用ホームサウナやバレルサウナといった木製のサウナの場合、本体の日常的な掃除用品としては乾拭き・濡れ拭き用のタオルのみの準備で十分です。
特に汚れが気になる部分には、中性洗剤を使います。
また、木材は表面の耐久性をあげるために定期的に専用のクリーナーや木材用オイルを塗ると効果的です。
電気サウナストーブの場合は拭き掃除やサウナストーンの点検が必要になり、薪サウナストーブの場合は、煙突用ブラシや灰取りなども必要になります。
家庭用サウナの日常的なメンテナンス方法(使用後毎回)
家庭用サウナ使用後に毎回行うべき、日常的なメンテナンスの流れは以下の通りです。
- サウナ室内に付いた湿気を乾拭きする
- サウナ室内を水拭きする
- 予熱でサウナ室内を乾燥させる
- ドアを開けて換気をする
- 備品を整理する
1.サウナ室内に付いた湿気を乾拭きする
サウナ使用後、サウナ室内の湿気が高い環境になります。
湿気をそのままにしておくと、カビの発生や木材の劣化を早める原因になりますので、使用後は、乾いた布やタオルを用いて壁面や床、ベンチなどを丁寧に乾拭きし、湿気を取り除きましょう。
2.サウナ室内を水拭きする
乾拭きだけでは取り除けない汚れや汗の跡は、水拭きで清潔に保ちます。
水拭きはサウナ室の木材を傷めないように、布やスポンジを固く絞って行ってください。
特に汚れが気になる部分があるようなら、中性洗剤を薄めたものを染みこませたタオルでやさしく拭き取ります。
洗剤を使った後は、固く絞った水ぶきで洗剤を拭き取り、その後乾拭きで水分を取りましょう。
3.余熱でサウナ室内を乾燥させる
サウナ室内の湿気を完全に取り除くには、使用後もしばらくサウナストーブを付けたままにするか、余熱を利用して室内を乾燥させる方法も効果的です。
4.ドアを開けて換気をする
サウナ使用後は、ドアを開けておくことで換気を促します。
これにより、湿気や臭いを外に逃がすことができ、サウナ室を快適な状態に保つことができます。
屋外用サウナの場合、昼間に15分〜30分程度ドアを開けて換気するといいでしょう。
5.備品を整理する
サウナ室内の備品も定期的に整理し、清潔に保つことが大切です。
サウナマットやタオル、ロウリュ用のバケツなどの備品は使用後サウナ室内から出して、必要に応じて洗浄します。
家庭用サウナの定期的なメンテナンス方法(年に1~4回)
【定期的に行う点検・メンテナンス】
- 取り外せる部品(ベンチやスノコ)を屋外で干す
- ストーブがしっかり稼働しているか確認
- サウナストーンが割れていないか確認
- 薪ストーブの場合、煙突掃除(1年に1回以上)
- 屋外用サウナの場合、塗料の再塗布(3年に1回程度)
電気サウナストーブを使う場合は、すべての機能が正常に動作しているか、異音や異臭がないかを確認します。
異常がある場合は、メーカーや専門業者に相談しましょう。
サウナストーンは高温下での使用により、割れや欠けが発生することがあります。
割れたストーンは熱効率が下がる原因となるため、定期的に点検し、必要に応じて交換します。
薪サウナストーブを使用する場合は、煙突には煤(すす)が溜まります。
煤は火災の原因となるため、1年に1回以上の煙突掃除が必須です。
加えて、サウナ室内の木材は湿気や熱により劣化しやすいため、3年に1回程度の塗料の再塗布で保護することが推奨されます。
これにより木材の耐久性を高め、見た目の美しさも保つことができます。
塗料は高温環境にさらされても有害成分が発生しない、サウナ専用のものを使用してください。
【何か異常があった時に行う点検・メンテナンス】
- 劣化したパーツの交換
- ドアの立て付けの調整
- ガラスが破損した場合の修理
サウナ室や備品に劣化が見られるパーツは、安全性を確保するため速やかに交換が必要です。
また、木材の反りや変形によりサウナのドアがうまく閉まらなくなっている場合は、立て付けの調整が必要になります。
ドアがしっかり閉まらないと、出入りしづらくなったり熱が逃げやすくなりますので注意しましょう。
カビが発生した場合の処理方法
お風呂場やキッチンのシンクや洗面所などの水場も、使った後に水滴を放置してしまえばぬめりや汚れがたまりやすくなりますが、サウナでも同じことがいます。
サウナで身体から出る汗や皮脂がカビのエサになりますので、ベンチや床にサウナマットやバスタオルを敷いてサウナに入ることをおすすめします。
カビが発生してしまった場合も、お風呂のカビ掃除をイメージして清掃しましょう!
- 清掃準備:保護手袋とマスクを着用。
- 洗浄:カビ部分に薄めた中性洗剤や石けんを塗り、柔らかいブラシや布で優しくこする。
- 頑固なカビには:市販の木材用カビ取り剤を使用(事前に目立たない場所で試してください)。
- すすぎ:洗剤を水でしっかり洗い流すか、濡れタオルで拭き取る。
- 乾燥:しっかり換気して乾燥させる。
洗剤を流すときは、サウナ室内に水がかかりすぎると木材の腐食やカビの発生につながってしまうので、あくまでカビの処理をした部分のみに水を付けるようにしましょう。
サウナに発生するカビについては、サウナのカビ対策完全ガイド|予防法から発生時の清掃方法までの記事でより詳しく解説しています。
木材から出るアク(灰汁)の処理方法
木材に含まれるタンニンやポリフェーノールなどの水溶性成分が、水分に引き寄せられることで表面に現れると「アク」となり、木材が茶色っぽく変色します。
アクは木材の見た目を損ねたり耐久性を低下させることがありますので、定期的に処理することをおすすめします。
アクを処理する際は、以下の手順で行いましょう。
- 柔らかい布を使って表面のアクを優しく拭き取る
- 木材用のアク取りクリーナーをアクに塗る。
- 乾燥させる。
- 水でよく洗い流す。
- 再度乾燥させる。
木材用のアク取りクリーナーを使うことで、アクを効果的に除去することができます。
クリーナー使用前にはゴム手袋をつけ、必ず商品の指示を読み適切に使用してください。
処理後は再びアクが発生するのを抑えるために、木材専用の保護剤を塗布することも有効です。
これにより、木材が湿気を吸収しにくくなり、アクの発生を抑制できます。
長期間サウナを使わない場合のお手入れ
長期間サウナを使用しない際のお手入れは、サウナの材質を守り、長持ちさせるために非常に重要です。
冬季の乾燥対策
サウナ室内の木材は、湿度が低い冬季に特に乾燥しやすくなります。
乾燥を防ぐために水を入れたコップなどをサウナ室内に置くことが効果的です。
これにより室内の湿度を適度に保ち、木材の乾燥による収縮やひび割れを防ぐことができます。
屋外サウナの場合:雨が多い季節は定期的に換気をする
屋外に設置する屋外用ホームサウナの場合、特に雨が多い季節には湿気がサウナ内部に溜まりやすくなります。
この湿気は、木材の腐敗やカビの発生に直結するため、定期的な換気が必須となります。
長期間使わない場合も定期的に換気を行うことで、内部の湿気を排出し、木材を健康な状態に保つことができます。
週に一度程度、サウナのドアや窓を開けて空気の循環を促すことをおすすめします。
バレルサウナの場合:屋根に雨カバーをつける
屋外に設置するバレルサウナは構造上、雨水が直接木材に触れやすく雨の影響を受けやすいです。
長期間使用しない場合、屋根に雨カバーをかぶせておくことで、雨水による木材の損傷を防ぐことができます。
雨カバーは、バレルサウナの形状に合わせて設計されており、雨水や直射日光からサウナを守ります。
家庭用サウナストーブのメンテナンス方法
家庭用ホームサウナは一般的に、
- 電気サウナストーブ
- 遠赤外線ヒーター
- 薪サウナストーブ
のいずれかを用いてサウナ室を暖めます。
以下で、それぞれのストーブのメンテナンス方法をご紹介します。
電気サウナストーブのメンテナンス方法
屋内用・屋外用ホームサウナやバレルサウナで使われる電気サウナストーブのメンテナンスは、乾いた布での拭き取りが基本です。
汚れが気になる場合は、固く絞った濡れタオルや中性洗剤を使用して拭くことができますが、後にしっかり洗剤を拭き取り、湿気を残さないようにしてください。
ただし、水分は漏電を引き起こす可能性があるため、取り扱いに注意してください。
また、
- サウナストーンに割れやヒビがないか
- 配線やコネクタ、スイッチなどの電気部品の状態
- ストーブ本体や周囲に焦げた跡や損傷などがないか
という点も定期的に点検し、問題があれば備品を交換したり専門業者に修理を依頼してください。
遠赤外線ヒーターのメンテナンス方法
遠赤外線ヒーターは温度約40℃~65℃と、比較的低温で身体の深部から温める効果があるサウナヒーターです。
遠赤外線ヒーターは電気を燃料とし、そのほとんどが屋内設置専用となっています。
遠赤外線ヒーターはロウリュには対応しておらず、サウナストーンは使用されません。
そのため、ヒーターのメンテナンスは外観を拭き掃除する程度です。
汚れが気になる部分は固く絞ったタオルで拭き取り、その後乾拭きで水分を取ってください。
薪サウナストーブのメンテナンス方法
屋外用ホームサウナやバレルサウナ、テントサウナなどで使われる薪サウナストーブの日常的なメンテナンスには
- 煙突の掃除
- 灰の除去
- 燃えカスの掃除
- ストーブの拭き掃除
が含まれます。
掃除には、煙突用のブラシ、灰取スコップ、刷毛ダスター、雑巾などの用品が必要で、Amazonなどのオンラインショップでも購入可能です。
鉄製の薪ストーブに錆が見られる場合、ストーブ専用の耐熱ポリッシュで補修することが推奨されています。
サウナストーンの損傷も定期的に確認しましょう。
使い続ける中で形状が変形したり、熱により穴が開いた場合は、ストーブを買い替える必要があります。
家庭用サウナの維持費・メンテナンス費用
家庭用サウナ導入後にかかってくる光熱費は、以下の通りです。
項目 | 電気ストーブ | 薪ストーブ | 遠赤外線ヒーター | スチーム・ミスト発生器 |
画像 | ||||
燃料 | 電気 | 薪 | 電気 | 電気/ガス+水 |
1時間あたりの電気代 | 100円 | 500円 | 100円 | 50円~100円 |
毎日使用(月額※) | 3,000円 | 15,000円 | 3,000円 | 1,500円~3,000円 |
ただし、電気を燃料とする電気サウナストーブや遠赤外線ヒーターは、サウナ室の広さにより必要になるストーブの出力の大きさも異なります。
サウナ収容人数 | 1‐2人用 | 3‐4人用 | 5-6人用 | 7‐10人用 |
ストーブ出力 | 2.5kW | 4.5kW | 7.5kW | 10kW |
1時間あたりの電気代 | 78円 | 140円 | 233円 | 310円 |
毎日使用(月額) | 2,340円 | 4,200円 | 6,990円 | 9,300円 |
家庭用のコンパクトな屋内用ホームサウナでは、70円〜150円/h程度の電気代がかかると考えるとよいでしょう。
サウナストーブのメンテナンス費用としては、ストーブの上に置いて使うサウナストーンの補充費用・ストーブの清掃に必要な道具を揃えるための費用くらいです。
【サウナストーブ基本のメンテナンス用品】
- サウナストーンは10kgあたり:4,000円~15,000円
- サウナストーブ清掃用タオル:100円~
サウナストーンは年に1度、洗浄・補充が必要です。
ストーンが割れている場合はストーブの機能が落ちる場合があるので、新しいストーンに交換してください。
※サウナストーンを使わない「遠赤外線ヒーター」「スチーム・ミスト発生器」の場合は、ストーンの補充は不要です。
【薪ストーブの清掃に必要なもの】
- 煙突掃除用ブラシ:2,000円前後
- 灰取用スコップ:500円~
- 灰掃除用刷毛:1,000円~
- 補修用ストーブポリッシュ:2,000円~(錆があり補修が必要な場合使用。)
サウナストーブの維持費について詳しくは、サウナストーブの初期費用や維持費、メンテナンス費用の相場で解説していますので、参考にしてください。
家庭用サウナのメンテナンスでやってはいけないNG行為
家庭用サウナのメンテナンスにおいては、特に注意が必要なNG行為があります。
以下の行為は、サウナの安全性や耐久性を損ない、最悪の場合サウナを使えなくなる可能性があるため避けてください。
NG行為① 木材やサウナストーブを水やお湯で洗い流す
木材に大量の水やお湯をかけると木材を傷めたり、カビの発生や反り、割れの原因にもなります。
木材は湿気を吸収しやすい性質を持っているため、特に注意が必要です。
また、サウナストーブや電気ヒーターに直接大量の水やお湯をかけることは機器の故障だけでなく、電気ショートや火災のリスクを引き起こす可能性がありますので大変危険です。
ロウリュを行う際も、メーカーが推奨している量の水をかけるようにしましょう。
NG行為② 研磨剤や硬いブラシを使う
サウナの木材や内装に研磨剤や硬いブラシを使用すると、木材の表面を傷つけることがあり、サウナの見た目を損なうだけでなく、木材の保護層を破壊することにもつながります。
サウナの清掃には、柔らかい布やスポンジを使用し、優しく拭き取る方法が推奨されます。
NG行為③ 熱湯をかける
熱湯をサウナ室内にかけることも、推奨されません。
熱湯は木材の急激な温度変化を引き起こし、変形や割れの原因となります。
サウナの適切なメンテナンスでは、温度変化を少なく保つことが重要です。
家庭用サウナの種類とメンテナンスの手間
家庭用サウナは種類によってメンテナンスの手間が大きく異なります。以下、各種サウナのメンテナンスの特徴を解説します。
- 屋内用ホームサウナ
- 屋外用ホームサウナ
- テントサウナ
- ミストサウナ・スチームサウナ
- バレルサウナ
- サウナカー
屋内用ホームサウナ
屋内用ホームサウナは、家の中のスペースに設置されます。
メンテナンスは定期的な清掃と換気が中心で、比較的手間は少ないです。
湿気対策として換気を心掛け、サウナの使用後は湿気を取り除くためにドアを開けておくと良いでしょう。
屋外用ホームサウナ
庭などに設置される屋外用サウナは、天候の影響を直接受けるため、屋内用サウナに比べてメンテナンスの手間が増えます。
外壁や屋根のメンテナンスが特に重要で、定期的な塗装や防水処理を行うことで長くきれいに使うことができます。
また、できるだけ天候の影響を受けにくく、かつ風通しのよい場所に設置し、雨水や雪が侵入しないようにしっかりとしたカバーや屋根を設置するとよいでしょう。
テントサウナ
テントサウナは設置と撤去が可能で、保管時には折りたたんで収納できるため、メンテナンスは比較的簡単です。
使用後はテントを乾燥させ、汚れがあれば拭き取ることが重要です。
テント生地の破損や汚れに注意しながら、定期的にチェックしましょう。
ただし、テントサウナは構造上耐久性は低いため、頻繁に使う場合の耐久年数は2~3年と言われています。
ミストサウナ・スチームサウナ
浴室にミスト・スチーム発生器を設置して利用するミストサウナ・スチームサウナは、メンテナンスが楽な点が大きなメリットです。
発生器の拭き掃除やカルシウムの除去など定期的なメンテナンスは必要ですが、日々の手間は少なめで浴室の掃除に機器の拭き掃除を足す程度です。
バレルサウナ
バレルサウナはその形状から屋外に設置されることが多く、屋外用ホームサウナと同様に外壁のメンテナンスが重要になります。
また、バレルサウナは特に木の板を組み合わせたシンプルな形状になっていますので、雨風の影響を受けやすく使っているうちに木材が変形して隙間が空いてしまうこともあります。
木材の劣化を防ぐために、木材の保護としての塗装や防水処理を施し、定期的な点検とメンテナンスを行いましょう。
関連記事:バレルサウナのメンテナンス方法!使用後の清掃や定期的な点検
サウナカー
軽トラック等の荷台にサウナボックスを積んだ「サウナカー」は移動可能なため、使用場所によってメンテナンスの内容が変わります。
外部からの汚れや傷に注意し、内装の清掃と換気を行うことが重要です。
また、車検など車両としてのメンテナンスも忘れずに行う必要があります。
それぞれのサウナタイプに適したメンテナンスを行うことで、長期間にわたって安全かつ快適にサウナを楽しむことができます。
家庭用サウナのメンテナンスを楽にする方法
以下の方法により、家庭用サウナのメンテナンスを効率的に行い、快適なサウナライフを長く楽しむことができます。
- 耐久性が高い素材を選ぶ
- 屋外サウナの場合は外装が木材でないものを選ぶ
- パーツの交換が可能な製品を選ぶ
- サウナ内に必要以上に備品を置かない
- ベンチや床にサウナマットを敷く
- 木材にサウナ用の保護オイルを塗る
- 劣化箇所はすぐに補修する
耐久性が高い素材を選ぶ
サウナを美しく長持ちさせるためには、耐久性の高い素材の選択が重要です。
特に木材では、湿気や温度変化に強い「ヒノキ」や「レッドシダー」、または「サーモウッド」のような耐久性を高めた木材を選ぶと良いでしょう。
サウナ用木材の種類については、サウナに最適な木材の種類と選び方完全ガイドで解説しています。
サーモウッドについてはサウナにはサーモウッド加工された木材がおすすめ!通常の木材との違いやメリットを解説の記事で紹介していますので、深く知りたい方は参考にしてください!
屋外サウナの場合は外装が木材でないものを選ぶ
屋外サウナでは、ガルバリウムなどの耐候性の高い素材で作られた外装を選ぶことがおすすめです。
これにより、直射日光や強風からサウナを守ることができます。
また、テントサウナやサウナカーといった移動可能なサウナを選ぶことで、環境の変化に応じて適切な場所に移動させることができます。
パーツの交換が可能な製品を選ぶ
ベンチや背もたれなど、取り外して交換可能なパーツを持つ製品を選ぶことで、部品の劣化や破損があった場合に容易に対応できます。
これにより、サウナ全体を新しくする必要がなく、長期的にコストを抑えることが可能です。
サウナ内に必要以上に備品を置かない
サウナ内には必要最低限の備品のみを置くことで、掃除やメンテナンスの手間を減らします。
備品の放置は湿気を保持しカビの原因にもなりますので、備品は置きすぎずサウナ使用後はサウナ室から出して乾燥させるようにしましょう。
ベンチや床にサウナマットを敷く
サウナマットやバスタオルを敷くことで、汗や皮脂が直接木材につくのを防ぎます。
これにより、木材の汚れや劣化を防ぎ、清潔な状態を保つことができます。
木材にサウナ用の保護オイルを塗る
サウナ用の保護オイルを定期的に塗布することで、木材を湿気や熱から保護し、耐久性を向上させます。
保護オイルを使用することで長期間にわたる使用でも木材の美しさを保ち、メンテナンスの手間を軽減できます。
劣化箇所はすぐに補修する
小さな問題でも放置すると大きな修理が必要になることがありますので、劣化や破損が見られる場合は、速やかに補修を行いましょう。
年に1回程度プロの業者にメンテナンスを依頼することで、サウナをより長く快適に使用することができますのでおすすめです。
サウナの修理を頼める業者については、家庭用/業務用サウナの修理を依頼の記事でご紹介しています。
家庭用サウナの耐久寿命
家庭用サウナの耐久寿命は、製品もよりますが目安として10~20年と言われています。
ただし、布製のテントサウナは2年~3年と言われています。
サウナストーブの耐久年数は電気ストーブ・薪ストーブともに10年程度と言われていますので、買い替えが必要になる場合もあります。
また、上記はあくまでサウナ本体・サウナストーブのメンテナンスを正しく継続した場合の耐久年数です。
耐久寿命を最大限に延ばすためには、購入時に耐久性の高い素材を選び、定期的にメンテナンスを行うことが重要になります。
家庭用サウナやサウナストーブが故障した際の対処法
家庭用サウナやサウナストーブが故障した場合、まずはメーカーの保証条件を確認することが重要です。
多くのサウナやサウナストーブには、購入時に一定期間の保証が付いています。
保証期間内であれば、故障や不具合が発生した際に無償で修理や交換が受けられる場合があります。
保証期間が過ぎている場合でも、有償で修理サービスを提供している場合もあります。
この場合、修理費用や交換部品の費用は自己負担となりますが、専門の技術者による適切な対処を受けられるため、安心してサウナを再び利用することができます。
サウナやサウナストーブが故障した際は、焦らずに以下のステップで対処しましょう。
- 保証書の内容を確認
- 保証書に記載されているメーカーのサポートセンターに連絡
- 修理依頼と、修理費用や所要時間、修理後の保証について確認
故障したサウナやサウナストーブを自分で修理しようとすると、さらなる故障の原因になることがあります。
特に電気製品の場合は安全上のリスクも伴いますので、必ず専門のサービスを利用することが推奨されます。
まとめ
サウナのメンテナンスはサウナ室内の湿気や汚れを管理し、カビの発生や木材の腐食、機器の性能の低下を防ぐために非常に重要です。
定期的な拭き掃除、換気、乾燥が基本であり、これらを怠るとサウナ室やサウナストーブの故障につながる可能性もあります。
この記事で紹介したメンテナンス方法を実践し、サウナライフをより快適に、そして家庭用サウナを長持ちさせましょう!
サウナの専門商社なら家庭用サウナのメンテナンス方法について相談が可能。
是非お気軽に電話やメール・LINEで相談してみてください。