サウナカー導入にかかるコストを徹底解明!初期費用・維持費・燃料費も丸わかり
- 2024年9月19日
「サウナカーを導入したいけど、どのくらいのコストがかかるのかわからない…」
そんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
サウナカーは好きな場所でサウナを楽しめる夢のアイテムですが、初期費用や維持費、燃料費が気になりますよね。
特に車両として扱われるため、家庭用サウナとは異なる費用がかかる点に注意が必要です。
この記事では、純国産サウナカー「SAUNA CAR 37」を製造・販売するサウナの専門商社が、サウナカー導入にかかる初期費用や維持費、燃料費を詳しく解説します。
結論として、初期導入費用は約300~400万円。
維持費としては、毎日使用する場合で燃料費が月16,000円程度に加え、メンテナンスや車検代、自動車保険料も必要です。
これを読めば、無駄な出費を避けつつ、サウナカーの導入に向けた正確な予算計画が立てられるようになりますよ。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
サウナカー導入の初期費用
サウナカーを導入する際の初期費用の相場は300~400万円です。
上記の相場には車両の価格やサウナ室の外装・内装などが含まれます。
他の家庭用サウナでは初期費用として設置費用や配送費、電気工事や配線工事費用がかかりますが、車両であるサウナカーはそれらがかからないというメリットがあります。
サウナカーの維持費
サウナカーの維持にかかる項目と費用は、以下の通りです。
燃料代(薪+着火剤代) | 毎日1時間利用したとして15,900円/月程度 |
メンテナンス費用 | 1年に1度サウナストーン(10Kgあたり4,000~15,000円)の補充。 その他備品の交換、修理費用、メンテナンス用品代など。 |
駐車場代 | 地域、サウナカーの車種・サイズによる。 |
車検代 | 軽トラックの場合は2年に1度必要。 費用相場は65,000円。 |
ガソリン代 | 移動距離による。 |
自動車保険料 | 軽トラックの場合、自動車保険の費用相場は年間約50,000円。 |
サウナカーは車両に分類されるため、他のサウナではかからない駐車場代・車検代・ガソリン代・自働車保険料がかかってくることにご注意ください。
以下で詳しく解説します。
燃料代(薪代)
サウナカーでは薪ストーブを使ってサウナ室を暖めます。
燃料には薪を使用し、着火剤も必要になります。
1時間使用 | 1ヶ月間毎日使用 | |
薪+着火剤代 | 500円+30円=530円 | 530円×30日=15,900円 |
毎日サウナに入る場合、燃料費として月15,900円程度かかると考えましょう。
メンテナンス費用
サウナカーの日常的な手入れは、基本的にはタオルでの拭き掃除のみで十分です。
メンテナンス費用として掛かるのは
- 内装・外装の修繕費
- サウナストーンの補充
- その他備品の交換・修理費用
になります。
サウナストーンは10kgあたり4,000~15,000円で販売されており、ストーブに15kg程積み上げて使用します。
サウナストーンは年に1度洗浄、交換が必要になりますので、割れたり消耗したものを都度補充してください。
メーカーによって外装・内装のメンテナンスの手間まで考えられて設計されているものや、湿気に強くする加工などオプションでつけられる場合もあります。
サウナカーは正しい手入れを行えば10年20年と使い続けられるものですので、日常的なメンテナンスや修繕の手間も踏まえて製品を購入しましょう。
駐車場代
サウナカーはサウナ室を搭載しているため通常の乗用車よりも大きいため、適切なサイズの駐車スペースを確保する必要があります。
住宅やアパートに停められる駐車場を持っていない場合、駐車場の手配や費用の負担が必要です。
サウナ室を含めた車両サイズは
- 軽トラックタイプの場合:幅1.6m×奥行き3.7m×高さ2.4m
- バンタイプの場合:幅1.7m×奥行き4.7m×高さ2.0m
- 2tトラック(ショート)タイプの場合:幅1.7m×奥行き4.7m×高さ2.0m
となりますので、駐車スペースが確保できるか考えたうえで車種も選びましょう。
車検代
サウナカーを運用するには、定期的な車検の手間や費用がかかります。
軽トラックにサウナを積んだタイプの場合は2年に1度車検が必要で、費用相場は65,000円~となっています。
ガソリン代
サウナカーを運転するためにガソリンが必要になりますので、ランニングコストとして考慮しましょう。
自動車保険料
サウナカーを運用する場合は、自動車保険に加入する必要があります。
軽トラックの場合、自動車保険の費用相場は年間約50,000円です。
自動車保険はサウナカー用の特別なものではなく、通常の乗用車に適用する一般的な保険で問題ありません。
また、サウナ利用時にケガをした際や入院・通院が必要になったときに保険金が支払われるサウナ室用の保険もあります。
関連記事:サウナ事業の新しい形!サウナカー事業についてメリットや初期費用を解説
サウナカーはレンタルや常設の施設での利用も可能!
サウナカーを利用するには購入する以外にも
- レンタルで利用する
- 常設のキャンプ場や宿泊施設で利用する
という方法があります。
レンタルでサウナカーを利用する際の1番のメリットは、格安で利用できるという点です。
価格帯は様々ですが、1度のレンタルで1人あたり約5千円〜1万円前後で利用可能です。
また、サウナカーは常設しているキャンプ場や宿泊施設などで利用することもでき、この場合は場所の移動や準備の負担がないので、初心者でも安心です。
キャンプ場や施設での利用金額の相場は、3時間1人5千円~8千円となります。
関連記事:サウナカー購入・レンタルの値段相場は?
サウナカーを選ぶ際のポイント
サウナカーを選ぶ際は、以下の7点を判断軸として製品を比較・検討するとよいでしょう。
- 車両タイプ
- 価格
- サイズ
- 断熱性・保温性
- 耐久性
- デザイン
- メンテナンスの手間
まず確認すべきは、サウナカーの車両タイプです。
サウナカーは車両タイプとして、おもに
- 軽トラック
- バン
- 小型(1t~3t)トラック
の3種類があります。
それぞれ収容人数や適する用途、デザインに違いがありますので、あなたの利用目的や好みに合ったものを選びましょう。
前述したようにサウナカーの購入費用の相場は300万円~400万円ですが、一般的に軽トラ→バン→トラックの順で高くなります。
まずは予算を決め、それに合った選択肢を探していくのがよいでしょう。
また、本格的なサウナを色んな場所で楽しめるサウナカーを長く使いたいと思ったら、断熱性・保温性・耐久性に優れた製品を選ぶ必要があります。
壁や天井に断熱材がしっかりと使われているもの、風雨や腐食の対策が施されているものを選びましょう。
サウナカーのメンテナンス方法
サウナカーの日常的な手入れは、内装・外装ともに拭き掃除のみで十分です。
【使用後の掃除手順】
- サウナ室内に付いた湿気を固く絞ったタオルで拭き掃除する
- 予熱でサウナ室内を乾燥させる
- ドアを開けて換気をする
外装も雨などで濡れた時は空拭きしてください。
もし外装に傷がついて気になるようなら、建材用のリタッチ用塗料で簡単に修繕することができます。
サウナカーは雨ざらしになる屋外サウナやバレルサウナと異なり簡単に移動できますので、屋根がある場所に移動することで水分から守るのもおすすめです。
関連記事:家庭用サウナのメンテナンス方法まとめ
関連記事:バレルサウナの維持費・電気代・購入価格
そもそもサウナカーとは?
サウナカーは、サウナを搭載した車両のことを指します。
通常、軽トラックやバンをベースにつくられ、車で走れる場所であればどこでも気軽に移動できます。
そのため、自宅での利用はもちろん、キャンプ場、川や湖のほとり、ビーチなど、自然の中でサウナを楽しむことが可能です。
サウナカーには一般的に3〜4人程度が入ることができるサウナ室が搭載されており、「薪ストーブ」を使用してサウナ室を温めます。
サウナ室は最高110℃程度まで達します。
多くのサウナカーにはロウリュ可能なストーブが備わっており、湿度を高めたり、アロマを楽しんだりすることも可能です。
関連記事:サウナカーとは?特徴やメリット・デメリット、利用方法を紹介
サウナカーのメリット・デメリット
【サウナカーのメリット】
- どこでも移動させられる
- 建築確認申請が不要
- 固定資産税がかからない
- 保温性・断熱性が高い
- 耐久性が高い
- メンテナンスが楽
- デザインが好みに合わせられる
- イベントなどでも使える
サウナカーは、どこでも気軽に本格的なサウナ体験ができるという点で非常に魅力的です。
特に、アウトドアなどでサウナを楽しみたい人にとってはメリットが多い製品となっています。
移動式テントとしてメジャーな「テントサウナ」と比較すると、サウナカーのほうが断熱性や耐久性が高いため、安定した温度を維持しやすい、長く使い続けられるというメリットがあります。
さらに、一部のメーカーでは外観やデザインのカスタマイズが可能な場合もあり、自分好みのサウナにカスタムできることも魅力の一つと言えます。
【サウナカーのデメリット】
- 価格が高い
- 駐車スペースの確保が必要
- 保険代やガソリン代がかかる
- 車検が必要
サウナカーにはいくつかの考慮すべき点も存在します。
まず、サウナカーは車両とサウナ室がセットになっているため、他の家庭用サウナと比べて価格が高めです。
ただし、一部のメーカーではサウナ室部分のみを販売している場合もあり、車両を所有している場合はサウナ室のみを購入することでコストを節約できるかもしれません。
またサウナカーには駐車場代、自動車保険料、ガソリン代、車検などの維持費がかかります。
とはいえサウナカーの場合、設置費用や電気配線工事の手間や費用、固定資産税が不要といった利点もありますので、メリットとデメリットを総合的に評価し、自身に合った選択をすることが大切です。
関連記事:家庭用サウナに固定資産税がかかる?課税対象になるサウナの特徴や固定資産税をかけずに自宅にサウナを設置する方法
まとめ
サウナカーの導入には初期費用がかかりますが、その中には車両とサウナ室の双方に関連する費用が含まれます。
車本体代も含まれるため初期費用は高めかもしれませんが、他の家庭用サウナと比較すると設置費用や固定資産税、電気配線工事などが不要になるというメリットを持っています。
一方で、サウナカーの維持費として駐車場代、ガソリン代、保険料、車検費用などがかかりますので、これらは毎年の支出として計画しておきましょう。
関連記事:サウナカー購入!選び方や注意点、おすすめサウナカーメーカー5選を紹介