MISAサウナストーブで失敗しないために!使い方・正規品の選び方と注意点を解説
- 2025年12月22日
「泉興産のMISAサウナストーブって、どう選べば失敗しないのか?」
デザインや評判は良いものの、海外製の電気サウナストーブに対して「安全性は大丈夫?」「正規品と非正規品の違いは?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
サウナストーブは選び方を間違えると、思ったように温まらなかったり、メンテナンスや安全面で後悔することがあります。
高価な設備だからこそ、曖昧なまま決めるのは避けたいところです。
本記事では、MISAサウナストーブで失敗しないための使い方や正規品の選び方、注意点を、1,500点以上のサウナ商品を扱う「サウナの専門商社」がわかりやすく解説します。
専門知識がなくても、見るべきポイントだけ押さえれば判断はシンプルになります。
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目次
泉興産・MISAサウナストーブとは
泉興産株式会社は、フィンランドサウナおよび関連部材の正規輸入代理店として、1982年からフィンランドとの取引を続けてきた企業です。
フィンランドの生活文化として根付くサウナを日本に広めることを目的に、長年にわたり正規サウナ製品の輸入・販売を行っています。
1989年からは、フィンランドMISA社製サウナストーブを日本で唯一正式に取り扱う正規代理店として活動しており、日本仕様に対応した製品のみを提供しています。
本記事では、この泉興産が正規に取り扱うMISAサウナストーブについて、製品の魅力だけでなく、失敗しないために知っておくべきポイントを整理して解説します。
「MISA」ストーブの魅力
MISA社製サウナストーブは、30℃〜110℃まで温度調整が可能で、高温のドライサウナから低温・高湿度のウェットサウナまで、目的や体調に合わせた使い分けができます。
また、異常時には125℃で温度リミッターが作動し自動で電源を遮断するなど、安全面にも配慮された設計です。
本体は耐錆性に優れたオールステンレス製で、湿度や熱の影響を受けやすいサウナ環境でも劣化しにくく、長く使える耐久性を備えています。
シンプルで無駄のないデザインは、家庭用・業務用を問わず空間に馴染みやすい点も魅力です。
操作はON/OFF、温度調整、タイマー設定を本体のつまみで直感的に行える仕様。
日常的なメンテナンスも難しくなく、初めて電気サウナストーブを導入する方でも扱いやすい実用性があります。
さらに、すべてのモデルでロウリュに対応しており、蒸気によるやわらかな熱を楽しめる点も特徴です。
安全性・使いやすさ・体験価値をバランスよく備えていることが、MISAサウナストーブが幅広く選ばれている理由と言えるでしょう。
「MISA」サウナストーブの製品ラインナップ
MISAサウナストーブは、設置するサウナ室の広さや利用人数によって選ぶべきモデルが大きく変わります。
ここでは、ご自身のサウナ環境に当てはめて違いを理解するために、MISAのラインナップを整理してご紹介します。
泉興産で扱うMISAサウナストーブは
- KOLIBRI
- SUNNY
- SUNNYリモートコントロールタイプ
- フロアタイプ(角型モデル)
の4種類で、それぞれデザインや出力などが異なります
| モデル名 | KOLIBRI | SUNNY | SUNNYリモートコントロールタイプ | フロアタイプ(角型モデル) |
| 画像 | ||||
| 型式 | No.12524KRJ No.12533KRJ No.12545KRJ | No.12545NR No.12560NR No.12575NR | No.12645NR No.12660NR No.12675NR | No.12100 No.12125J No.12150J No.12200J |
| 熱源 | 単相200V | 単相/三相200V | 単相/三相200V | 三相200V |
| 出力 | 2.4kW 3.6kW 4.5kW | 4.5kW 6.0kW 7.5kW | 4.5kW 6.0kW 7.5kW | 10.0kW 12.5kW 15.0kW 20.0kW |
| サイズ | 30×29×59cm | 45×32×66cm | 45×32×66cm | 55×35×75cm 55×47×75cm 55×47×75cm 55×59×75cm |
| 重量 | 6.5kg | 13kg | 13kg | 23kg23kg23kg36kg |
| ストーン容量 | 12kg 15kg 15kg | 15kg 17kg 20kg | 15kg 17kg 20kg | 33kg 43kg 43kg 60kg |
| コントローラー | ストーブに内蔵 (ON/OFFスイッチ、タイマー、温度制御) | ストーブに内蔵 (ON/OFFスイッチ、タイマー、温度制御) | リモートコントロールユニット (遠隔操作盤) | リモートコントロールユニット (遠隔操作盤) |
電気サウナストーブを選ぶ際は、1㎥あたり1kWの出力のストーブを選ぶとよいといわれていますので、作りたいサウナの体積を基準として適切な出力のストーブを選択しましょう。
| サウナ収容人数 | サウナ体積(例) | ストーブの出力 |
| 1‐2人用 | 2.5㎡ | 2.5kW |
| 3‐4人用 | 4.5㎡ | 4.5kW |
| 5-6人用 | 7.5㎡ | 7.5kW |
| 7‐10人用 | 10㎡ | 10kW |
以下でそれぞれのモデルについて、詳しくご紹介します。
KOLIBRI
フィンランド語で「ハチドリ」を意味するKOLIBRIは、その名の通り木にとまって羽根を休めるハチドリのような可愛らしく美しいフォルムが特徴です。
場所を取らないサイズと小さめのサウナ室に適した出力で、家庭用ホームサウナにもぴったり。
KOLIBRIには3つのモデルがあり、出力が異なります。
| 型式 | No.12524KRJ | No.12533KRJ | No.12545KRJ |
| 熱源 | 単相200V | 単相200V | 単相200V |
| 出力 | 2.4kW | 3.6kW | 4.5kW |
| サイズ | 30×29×59cm | 30×29×59cm | 30×29×59cm |
| 重量 | 6.5kg | 6.5kg | 6.5kg |
| ストーン容量 | 12kg | 15kg | 15kg |
| コントローラー | ストーブに内蔵 (ON/OFFスイッチ、タイマー、温度制御) | ストーブに内蔵 (ON/OFFスイッチ、タイマー、温度制御) | ストーブに内蔵 (ON/OFFスイッチ、タイマー、温度制御) |
| 税込価格 | 396,000円 | 429,000円 | 462,000円 |
SUNNY
たっぷりとストーンを積んで豊かな蒸気を生み出すSUNNYは、ホットヨガスタジオにも導入されているパワフルなモデルです。
SUNNYには3つのモデルがあり、出力が異なります。
| 型式 | No.12545NR | No.12560NR | No.12575NR |
| 熱源 | 単相/三相200V | 単相/三相200V | 単相/三相200V |
| 出力 | 4.5kW | 6.0kW | 7.5kW |
| 間口×奥行×高さ | 45×32×66cm | 45×32×66cm | 45×32×66cm |
| 重さ | 13kg | 13kg | 13kg |
| ストーン容量 | 15kg | 17kg | 20kg |
| コントローラー | ストーブに内蔵 (ON/OFFスイッチ、タイマー、温度制御) | ストーブに内蔵 (ON/OFFスイッチ、タイマー、温度制御) | ストーブに内蔵 (ON/OFFスイッチ、タイマー、温度制御) |
| 税込価格 | 495,000円 | 539,000円 | 605,000円 |
※それぞれ業務用(重負荷)タイプのモデルもあり。
SUNNYリモートコントロールタイプ
SUNNYに、室外に設置するコントロールパネルと室内の温度コントローラーがセットになった「リモートコントロールユニット」が付属したタイプです。
コントローラーにより、業務用として使い勝手がよくなります。
| 型式 | No.12645NR | No.12660NR | No.12675NR |
| 熱源 | 単相/三相200V | 単相/三相200V | 単相/三相200V |
| 出力 | 4.5kW | 6.0kW | 7.5kW |
| 間口×奥行×高さ | 45×32×66cm | 45×32×66cm | 45×32×66cm |
| 重さ | 13kg | 13kg | 13kg |
| ストーン容量 | 15kg | 17kg | 20kg |
| 付属コントローラー | リモートコントロールユニット (遠隔操作盤) | リモートコントロールユニット (遠隔操作盤) | リモートコントロールユニット (遠隔操作盤) |
| 税込価格 | 616,000円 | 660,000円 | 726,000円 |
※それぞれ業務用(重負荷)タイプのモデルもあり。
フロアタイプ(角型モデル)
泉興産が取り扱うMISAサウナストーブの中ではもっとも出力が大きく、広いサウナ室に対応しているサウナストーブです。
リモートコントロールユニットが付属し、室外からも温度を管理することができます。
| 型式 | No.12100J | No.12125J | No.12150J | No.12200J |
| 熱源 | 三相200V | 三相200V | 三相200V | 三相200V |
| 出力 | 10.0kW | 12.5kW | 15.0kW | 20.0kW |
| 間口×奥行×高さ | 55×35×75cm | 55×47×75cm | 55×47×75cm | 55×59×75cm |
| 重さ | 23kg | 23kg | 23kg | 36kg |
| ストーン容量 | 33kg | 43kg | 43kg | 60kg |
| 付属コントローラー | リモートコントロールユニット (遠隔操作盤) | リモートコントロールユニット (遠隔操作盤) | リモートコントロールユニット (遠隔操作盤) | リモートコントロールユニット (遠隔操作盤) |
「MISA」サウナストーブの評判
MISAサウナストーブについては、「しっかり熱くなる」「熱の入り方がやさしい」「ロウリュが気持ちいい」といった声が多く見られます。
特に、電気ストーブでも満足できるのかという点は、多くの利用者が実際に気にしているポイントです。
- しっかり熱くなる
- ステンレス製で耐久性がある
- ストーブ外側が高温になりにくく、安全性が高い
実際、MISAのサウナストーブはコンパクトながら十分な出力があり、サウナ室全体をムラなく温めます。
オールステンレス製のため錆びにくく、長期間使い続けやすい点も評価されています。
また、ストーブの周囲をもう一枚のステンレス板で覆った構造により、外側に直接熱が伝わりにくい設計となっているのも特徴です。
利用者の声(一部抜粋)
タビシロ2泊
X
1日目はソロで2日目は貸切サウナ初の友人と一緒に🌿
凄い喜んでくれて私まで嬉しくなった✨
初心者さんでも無理なくじっくりまったり入れるタビシロのサウナ凄いわぁ…🫠
そして私はMISAストーブが生む熱が大好きなんだということに気づいた。
薪かMISAか、はたまた…🤔
おひさしぶりのハレニワの湯でした😋
X
MISAストーブは身体の芯まで熱が入るような熱さで、ロウリュウも気持ちよかったです( ´꒳` )
今までのイズネスが味噌ラーメンだとすると、新しいMISAストーブは出汁の効いたじゃがいもと玉ねぎの味噌汁という感じ🔥笑
体感じんわりなのですが、身体への熱の入り方が凄いです。ととのいタイムに実感します。
X
MISAストーブdeお初ロウリュ👾
ベアーズ熱波フォローで撹拌して、あとはベアーズ選手の力強い熱波を見届けてきたぜいぜい🐻🔥ロウリュするとクゴゴゴゴという力強い音とともに、まろやかだけど芯のある熱が広がる🌪️
X
息苦しくなく心地良い✨
秘めたる力をここに見たッ🥸✨
これから楽しみ🥰
このように、スペックだけでは分かりにくい「熱の質」や「体感の違い」が、実際の利用者からも評価されている点がMISAサウナストーブの特徴と言えるでしょう。
関連記事:MISAサウナストーブが温まらない!原因と対処法を解説
関連記事:METOS社「iki(イキ)」サウナストーブの製品ラインナップや導入事例、評判まとめ
「MISA」サウナストーブの使い方
MISAサウナストーブの操作はシンプルで、初めて電気サウナストーブを使う方でも迷いにくい設計になっています。
温度調節やタイマー設定は、本体側面のつまみ、またはリモートコントロールユニット(遠隔操作盤)から行うだけです。

温度は30℃〜110℃まで調整可能で、アナログ表示モデルの場合は45℃〜95℃の範囲となります。
万一の異常時には125℃で温度リミッターが作動し、自動で電源が切れる安全設計のため、安心して使用できます。
高温でしっかり汗をかきたい場合は約90℃のドライサウナ、
リラックス重視の場合は40〜60℃でロウリュを行うウェットサウナがおすすめです。
サウナストーンは、ヒーター全体を覆うように隙間なく積むことで、温度の立ち上がりが早くなり、保温性も向上します。結果的に電気代の節約にもつながります。
なお、電源は必ずサウナストーンを積んでからONにするようにしましょう。
このポイントを守ることで、ストーブ本体への負担やトラブルを防ぐことができます。
「MISA」サウナストーブのアフター保証
MISAサウナストーブは、導入して終わりではなく、使い続けることを前提にしたサポート体制が整っています。
万が一トラブルが起きた場合でも、「誰に相談すればいいか分からない」という状態になりにくい点は、大きな安心材料です。
泉興産が取り扱うMISAサウナストーブには、個人使用で1年間、業務用で6ヶ月間の保証期間が設けられており、保証期間内であれば初期不良は無償で修理・交換対応が受けられます。
また、通常使用の範囲で発生した故障や不具合についても、保証期間内であれば対応可能です。
保証期間終了後についても、点検や修理を有料で依頼できるため、長く使い続けたい場合の受け皿が用意されている点も安心です。
さらに、使用方法に関する疑問や運用上の相談については、電話で無料相談が可能。
不安や疑問をそのままにせず、都度確認しながら使える体制が整っています。
なお、誤った使用方法による故障は保証対象外となるため、使用前には取扱説明書を確認し、正しい使い方を把握しておくことが大切です。
「MISA」サウナストーブのお手入れ方法
MISAサウナストーブの日常的なお手入れは、基本的に乾いた布で拭くだけで十分です。
汚れが気になる場合も、しっかり絞った布で拭いたあとに乾拭きすれば問題ありません。
水分が残らないようにすることが、唯一の注意点です。
定期的なチェックとしては、
- サウナストーンに割れや欠けがないか
- 配線やスイッチ周りに異常がないか
- 本体や周囲に焦げ跡がないか
といったポイントをときどき目視で確認する程度で問題ありません。
サウナストーンは、年に一度を目安に取り出して水洗いし、状態を確認して補充しましょう。
MISAサウナストーブカタログより引用
使用するストーンは直径約5〜10cmのサイズが推奨されており、大きすぎるケルケスストーンはエレメント露出の原因となるため使用は避けてください。
万が一、不具合や異常を感じた場合は、無理に使い続けず、交換部品の手配や専門業者への修理依頼を行うことで対応可能です。
日常的に神経質になる必要はなく、「気づいたら確認する」くらいの感覚で十分と言えるでしょう。
関連記事:サウナストーブの初期費用や維持費、メンテナンス費用の相場
非正規品の「黒いMISA KOLIBRI」に注意!
フリマサイトなどで見かける黒いMISA KOLIBRIは、見た目や価格こそ魅力的ですが、日本仕様ではない非正規品が多く、注意が必要です。
これらは240V・400V仕様で製造されているケースがあり、日本の一般的な電源(100V・200V)では適切に使用できません。
その結果、正常に動作しないだけでなく、事故や故障につながるリスクがあります。
実際に正規輸入代理店である泉興産に確認したところ、日本向けにはスチールに塗装した黒いMISA KOLIBRIは販売していないとのことでした。
理由は、日本の環境では塗装部分に錆が発生しやすく、長期使用に向かないためです。
なお、特注対応として日本仕様の黒いKOLIBRIをMISA社にオーダーすること自体は可能ですが、その場合でも塗装部分が錆びやすい点は理解しておく必要があります。
泉興産が正規に取り扱っているMISA社製サウナストーブは、すべて日本向け仕様で生産され、日本の電気用品安全法に基づくPSEマークを取得しています。
見た目や価格だけで判断せず、「日本仕様であること」「PSEマークが付いていること」が、失敗しないための明確な判断基準と言えるでしょう。
参考:夢の自宅サウナ生活 -その後- [後編] 本当にすごい泉興産MISAサウナ
関連記事:PSEマーク未取得のサウナストーブは危険!購入・輸入・販売で気を付けるポイント
まとめ|MISAサウナストーブを安心して選ぶために
今回は、泉興産が正規代理店として取り扱うMISA社の電気サウナストーブについて、失敗しないための選び方や注意点を中心にご紹介しました。
MISAサウナストーブは、機能性・操作性・安全性に配慮された設計で、実際の利用者からも高い評価を得ています。
一方で、導入環境や用途によって適したモデルは異なるため、ご自身の条件に合うかを確認しながら検討することが大切です。
サウナの専門商社では、日本仕様・PSEマーク取得済みの電気サウナストーブのみを取り扱っています。
まずは、どのような製品があるのかを比較しながら、安心して選べる選択肢を確認してみてください。
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