業務用水風呂の導入事例まとめ|冷却・水質管理・法令対応までトータルサポートします
- 2025年6月3日

水風呂設備の専門業者として、
計画から法令対応、施工後の運用支援までトータルサポートいたします。
業務用の水風呂導入には、水温管理・衛生管理・設置条件の整備など、専門的な対応が求められます。
「サウナの専門商社」では、温浴施設や宿泊施設、企業の福利厚生設備まで、多種多様な現場に最適なソリューションを提供してまいりました。
目次
施設ごとの悩みに寄り添う、水風呂の選び方

水風呂導入では、「冷たさを確保する」だけでは不十分です。
実際の現場では、次のようなご相談を多くいただきます。
- 浴室の構造や広さに適合する設備が見つからない
- 公衆浴場法・保健所の指導内容にどう対応すればいいか分からない
- 衛生管理を安定させつつ、ランニングコストを抑えたい
こうした課題に対し、私たち「サウナの専門商社」は実績に基づく最適な機器選定・設計提案を行い、各地域の条例・基準に適合する安全な導入を実現しています。
設置場所も用途もさまざま。業務用水風呂の導入事例
各事例の画像クリックで詳細ページに遷移します。ぜひ参考になる事例を見つけてみてください。
業務用水風呂と家庭用水風呂の違い

業務用水風呂と家庭用水風呂の最大の違いは、「公衆浴場法などの法的要件への対応が必要かどうか」です。
家庭用は個人の利用を想定しているため法的な制限はほとんどなく、比較的自由に導入できます。
一方で、業務用は不特定多数が利用することを前提としているため、「公衆浴場法」や「各自治体の条例」などに対応した設計・設備が必須です。
この法的要件を満たすために、業務用水風呂には
- ろ過装置の設置
- 塩素濃度の自動管理装置
- 排水・換気構造の整備
などが求められます。
業務用水風呂の関連法律|公衆浴場法とは?
業務用水風呂を設置・運用するには、「公衆浴場法」への適合が必須です。
この法律は、不特定多数の利用者が入浴する施設に対して、水質管理・衛生管理・安全管理の基準を定めたものです。
サウナ施設、エステ施設などは「特殊公衆浴場」に分類され、以下のような対応が求められます。
▶ 毎日の水交換 or ろ過装置の設置が義務
水風呂にろ過装置がない場合は毎日水の入れ替えが必要です。
ろ過装置を設置すれば、週1回の水交換でOKになります。

▶ 必要とされる設備の一例
- ろ過装置(浴槽容量を1時間で処理できる能力)
- 集毛器(毎日清掃可能なゴミ取りフィルター)
- 自動塩素注入機(塩素濃度を0.4~1.0mg/Lで安定管理)
- 吸込防止対策(目皿などで事故を防止)
※毎日水を入れ替える場合は、ろ過装置は必須ではありません。
※塩素濃度を手動で測定・補充する場合は、自動塩素注入機は必須ではありません。
▶ 公衆浴場法で定められた水質基準
- 濁度(水の透明感):2度以下
- 色度(水の色):5度以下
- 塩素濃度:0.4~1.0mg/L
- レジオネラ菌:10CFU/100ml未満
- pH:5.8~8.6
公衆浴場法の違反が発覚した場合、営業停止や罰則の対象になることもあるため、設計段階からの法令対応が不可欠です。
サウナの専門商社なら設計・施工・法令対応まで一括対応

\サウナの専門商社が選ばれる理由/
① 創業40年、100以上の施工実績を持つ水風呂施工業者と独自提携
② 選定から設計・施工・法令対応までワンストップ
③ “冷たさ”の目標に応える柔軟なご提案
④ 豊富な在庫とスピーディーな納品対応
⑤ ろ過装置の併用で衛生&ランニングコスト改善も
業務用水風呂の導入は、単に機器を購入するだけでは完結しません。
設計段階での検討・法令対応・施工管理・アフターフォローまで、全体を見据えた対応が重要です。
「サウナの専門商社」では計画初期のご相談から、導入・保健所確認・運用サポートまでを一貫してお引き受けします。
① 創業40年、100以上の施工実績を持つ水風呂施工業者と独自提携

当社は、創業40年の設備施工業者と独自に提携し、水風呂の設計・施工における確かな技術と経験を活かしています。
- 初めて水風呂を設置する施設様
- 既存浴場の改修に伴い水風呂を追加したい事業者様
- 設置済みの水風呂に冷却用チラーやろ過装置を追加したい施設様
- 保健所対応が必要な特殊施設
これらすべてのケースにおいて、柔軟かつ現実的なご提案が可能です。
弊社の水風呂施工サービス・施工実績については、運営サイト 水風呂・チラードットコム もご覧ください。
② 選定から設計・施工・法令対応までワンストップ

水風呂の導入に関するあらゆる工程を、一社完結でお任せいただけます。
- チラーやろ過装置の最適な機種選定
- 現地環境に合わせたレイアウト・配管計画
- 公衆浴場法・各種条例への準拠設計・事前相談対応
- 自動給水装置・塩素薬注機・冷水シャワーなどの周辺機器提案
「どの設備が最適かわからない」「保健所の基準に合っているか不安」
そうしたお悩みに、設備・施工・法務に精通した専門スタッフが直接対応します。
③ “冷たさ”の目標に応える柔軟なご提案
「10℃以下をキープしたい」
「繁盛期の高頻度利用にも対応したい」
そうした具体的なご要望に対し、以下の条件を総合的に加味して、最適構成をご提案いたします。
- 目標水温
- 1日の使用回数・利用者数
- 設置環境(屋内外、断熱性、外気温)
- 電源・排水などのインフラ状況
- 初期予算・ランニングコスト
目的に応じてチラー1台構成〜複数台連結まで柔軟に設計いたします。
④ 豊富な在庫とスピーディーな納品対応
当社では、複数メーカーの業務用チラーを取り扱っており、目的や設置環境に応じて最適な機種を選定し、迅速に手配いたします。
機種やメーカーによって異なりますが、最短でご相談から1週間〜1ヶ月程度での納品が可能です。
また、繁忙期の緊急対応や、施設のリニューアル工事に伴う短納期のご依頼にも柔軟に対応しております。
⑤ ろ過装置の併用で衛生&ランニングコスト改善も
ろ過装置の導入により、水風呂の清潔さとコストパフォーマンスを両立できます。
- 雑菌・レジオネラ菌の繁殖抑制
- 水の透明度・塩素濃度の安定管理
- 水の入れ替え頻度の削減 → 水道代削減
- 毎日の清掃作業の簡略化 → 作業時間・人件費削減
法令順守だけでなく、運用上の負担軽減と継続的な衛生維持を実現します。

ろ過装置の初期費用や維持費・導入メリットについて詳しくは、水風呂用ろ過装置の選び方と公衆浴場法対応、ランニングコスト・初期費用を解説の記事をご覧ください。
業務用水風呂 導入までの流れ
業務用チラーの導入は、以下のような流れで進めてまいります。

- 設置場所・図面・浴槽仕様を確認
- 配管工事の可否を確認
- 配管図・系統図の作成、ご提案
- ご発注
- 施工・試運転
※ご注意ください
設置条件によっては、チラーの導入が難しい場合がございます。
・浴槽の種類(材質・構造)や設置場所のスペース
・給排水経路・電源容量
・チラーと浴槽の距離・勾配
などの要因によって、技術的に対応できないケースがあります。
なるべく早い段階で図面や情報をご提供いただけると、的確なご案内が可能です。
業務用水風呂についてよくある質問
水の交換頻度や清掃にかかる費用が主となります。家庭用の浴槽のような1~2名用サイズの場合、1回あたり220~300リットルの水量が目安で、水道代としては約50円~80円となります。
チラー:
電気代が主な維持費です。機種や使用頻度、設定温度によって異なりますが、家庭用チラーで1時間あたり約140~200円が目安です。
ろ過装置:
ろ過装置のフィルター交換費用が必要です。カートリッジ式の場合、半年に1回程度の交換が推奨されており、費用は数千円~2万円が目安です。砂ろ過式の場合は定期的な逆洗浄が必要になります。
※水道代・電気代はモデルや地域により異なります。詳しくはお問い合わせください。
施設価値を上げる水風呂をご提案
私たちはサウナ好きとしてサウナ事業を始め、全国各地の施設を訪れ、数多くの業務用サウナ・水風呂施工に携わってきました。
その中で実感したのは、水風呂は単なる冷却設備ではなく、施設の魅力や顧客満足度を大きく左右する設備であるということです。
だからこそ、当社では「冷たさ」だけでなく、衛生管理・法令対応・ランニングコストまで見据えた総合的なご提案を大切にしています。
設計段階でのご相談や、導入可能かどうかの簡易チェックからでも構いません。
まずは、お気軽にご相談ください。
無料お問合せフォームはこちら。