Amazonで買える安いサウナストーブは危険?PSEマークの有無を確認しよう
- 2024年9月9日
電気サウナストーブの購入を検討する際、Amazonなどで売られている安価なストーブは魅力的に見えるもの。
しかし、安価なサウナストーブには安全性に問題がある場合があるため注意が必要です!
この記事では
- Amazonなどで買える格安サウナストーブの問題点
- サウナストーブの安全を証明する「PSEマーク」とはなにか
- サウナストーブを購入・個人輸入する際に注意すべきこと
を解説していきます。
目次
Amazonで買える安いサウナストーブの危険性について動画で解説
YouTube動画でも、Amazonで買える安いサウナストーブの危険性について解説しています!
この動画では、Amazonの安いストーブを買うべきではない4つの理由を詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:電気サウナストーブおすすめメーカーランキングTOP5
【結論】PSEマークなしの安い電気サウナストーブは安全基準を満たしていない
Amazonなどの大手ECでは、2万円代~という超安価で電気サウナストーブが販売されていることがあります。
しかし、安価な製品や輸入品の場合、日本で使われる家電の安全基準となる「電気用品安全法」を満たしていない場合があるため注意が必要です。
また、格安サウナストーブは、そもそも日本の電圧・周波数に対応しておらず使えない、壊れやすい、保証期間が極端に短いという可能性もあります。
実際にAmazonで安価なサウナストーブを買った人のレビューでは、以下のような口コミがありました。
- 周波数の表記がなく、実際に使おうとすると使用できず、返品手続きもできないため困っている。
- 使用開始10ヶ月で、突然ライトが点滅がして動かなくなった。
- 保証期間が短すぎて、問題が起きても対応してもらえなかった。
- ストーブ本体は三相交流に対応しているが、付属のコントローラーが単相仕様で連動できなかった。
Amazonの格安サウナストーブは、安全性の面でも、保証や製品の品質の面でも信頼できない場合がありますので、購入後に後悔することがないようにしてください。
サウナストーブは、購入後もしっかりとコミュニケーションが取れる国内のメーカーや販売店から購入されることをおすすめします。
ちなみに、電気用品安全法の検査をクリアした電気サウナストーブの相場は40万円~となります。
価格は高くなりますが安全に長く使える製品になりますので、その点も合わせてサウナストーブを選んでいただきたい思います。
サウナの専門商社では、菱形PSEマークを取得した安全性・信頼性の高い電気サウナストーブのみ取り扱っています。
電気用品安全法のPSEマークとは?
電気用品安全法のPSEマークとは、日本国内で販売される電気製品に対し、法令に基づく安全基準を満たしていることを示すマークです。
具体的には、電気用品安全法(PSE法)で定められた「特定電気用品以外の電気用品」および「特定電気用品」に対して義務付けられています。
- 特定電気用品:菱形のPSEマーク(◇PSE)で表示
- 特定電気用品以外の電気用品:丸いPSEマーク(◯PSE)で表示
電気サウナストーブは「特定電気用品(=構造や使用方法などから、特に危険性や障害の発生リスクが高い電気用品)」の電気サウナバス・サウナバス用電熱器に分類されるため、菱形のPSEマークの取得が必須です。
特定電気用品は、
・製造工程検査
・完成品検査
・試料検査
により構造・材質・性能・外観・絶縁耐力・通電検査の結果を提出し、基準を満たしているか確認されます。
つまり、菱形PSEマークが記載されているストーブを選ぶことで、安全性の高い製品を購入することができます。
PSEマークについて詳しくは、PSEマーク未取得の家庭用サウナストーブは危険!購入・販売・輸入で気を付けるポイントで解説しています。
菱形PSEマーク未取得のストーブの販売は違法
日本では、菱形PSEマークを取得していない電気用品を輸入・販売することは法律違反です。
違反した場合、個人であれば1年以下の懲役または100万円以下の罰金、もしくはその両方が科される可能性があります。
また、PSEマークがない電気サウナストーブを個人で輸入すること自体は違法ではありませんが、その製品をフリマサイトなどで販売することは法律違反となるため注意が必要です。
サウナ室本体にはPSEマークは不要
家庭用・業務用サウナの購入時、電気サウナストーブはPSEマークが必要ですが、サウナ室本体は電気用品安全法の対象外であるためは電気を使用しないため、PSEマークは不要です。
なお、サウナとストーブの両方でPSE認証を受けている製品(電気サウナバス適合品)も存在し、そのような製品はより安全性が高いとされています。
サウナの専門商社ではサウナとストーブの両方でPSE認証を受けている屋内用サウナやバレルサウナも取り扱っていますので、より安全性を重視したい方や自治体により電気サウナバス適合品の設置を推奨されている場合などは、おすすめです。
薪サウナストーブはPSEマーク不要
薪サウナストーブは電気を使用しないため、電気用品安全法の対象外であり、PSEマークは不要です。
したがって、薪サウナストーブを選ぶ際にはPSEマークを気にする必要はありません。
薪ストーブを選ぶ際は、以下のポイントを重視するとよいでしょう。
- 付属の煙突がサウナ室から出る長さか
- 市販の薪(20~50cm)がカットせずにそのまま入るか
- テントサウナと組み合わせる場合、持ち運びができるか
サウナストーブ選びについては、サウナストーブの選び方!自宅や事業用で使えるサウナストーブ購入時のポイントで詳しく解説しています。
おすすめ商品は、薪サウナストーブおすすめメーカーランキング6選で紹介しています。
海外製サウナストーブの個人輸入も注意
海外輸入サイトではPSEマークがないサウナストーブを日本向けに販売している業者がいますが、これは違法です。
PSEマークのないストーブを個人輸入すること自体は違法ではありませんが、そのような製品は海外の電気規格に合わせて製造されているため、日本の安全基準を満たしていなかったり、日本の電圧100V/200Vに対応していない製品が多く見られます。
特にサウナストーブは、ロウリュで高温になったストーブに水をかけるという特殊な使用環境で使うため、より高い安全性が求められます。
安全性に問題がある製品ですと、ロウリュの際に漏電し感電や火傷につながる可能性も……。
保証がない場合があることも含めて、海外製品の個人輸入には注意が必要です。
海外製サウナについては、海外製家庭用サウナを日本で使う際は安全性・品質・法律遵守に要注意の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
関連記事:【サウナストーブ】単相・三相ストーブの違い!200Vと100Vの選び方も解説
サウナの専門商社はPES取得済みのストーブのみ販売
サウナの専門商社では、日本の安全基準を満たした菱形PSEマーク取得済みの電気サウナストーブのみをお取り扱いしています。
さらにオンラインフォーム、お電話、公式LINEから可能な無料相談では
- 購入したサウナ室にぴったり合うサウナストーブの選び方は?
- 電気サウナストーブを設置するために必要な電気工事の内容や費用は?
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