ミストサウナを自宅に導入!価格・設置方法・電気代を徹底解説します
- 2024年9月11日
「自宅で簡単にリラクゼーションとデトックスを実現したい…」
「自宅用サウナで健康維持や改善を行いたい…」
そんな方におすすめなのが、浴室に設置する「ミストサウナ」です!
ミストサウナは低温で身体への負担が少なく、美容効果も高いのが特徴のサウナです。
ご自宅の浴室にミストサウナを設置すれば、毎日入浴のたびに気軽にサウナを楽しむことができ、継続的に利用しやすいというメリットがあります!
この記事では自宅へのミストサウナ導入を検討されている方向けに、知っておきたい初期費用やランニングコスト(光熱費)についてや、設置方法、使い方、他のサウナとの違いまで解説していきます。
目次
自宅用ミストサウナの種類・費用相場
自宅でミストサウナを楽しむことができる製品には、
- 天井埋め込みタイプ
- 壁掛けタイプ
の2種類があります。
結論から言うと、天井埋め込みタイプのタイプのほうが本格的な機能を利用できますが、設置に費用がかかります。
壁掛けタイプは簡易的に取り付けられ、初期費用も抑えられます。
以下でそれぞれの特徴と費用例をご紹介します。
天井埋め込みタイプ
天井設置タイプは、浴室暖房乾燥機にミスト機能がついているものになります。
モードが豊富にありパワーがあるものも多いので、自宅で本格的なミストサウナを楽しみたい方におすすめです。
ただしこのタイプは天井に機器を埋め込む工事が必要になるため、住宅の新築時や浴室のリフォーム時に向いています。
天井設置タイプを後付けしようとすると、20万円以上かかる大規模な工事が必要となるためご注意ください。
【メリット】
- 高性能で多機能
- 見た目がスッキリする
【デメリット】
- 後付けする場合は大規模な工事が必要
- 本体と別に熱源機が必要な場合がある
- 古いタイプの浴室には設置できない場合がある
- 本体購入や設置工事に費用がかかる
天井設置タイプのミストサウナには本体のほかに熱源機(沸かした湯を循環させる機器)の設置工事が必要な場合があり、さらに費用がかかります。
費用 | |
本体 | 30万円前後 |
熱源機 | 10万円前後 |
設置工事費 | 10万円前後 |
初期費用合計 | 50万円程度 |
工事費用は業者によって大きく異なるため、複数社から見積もりを取って比較しましょう。
壁掛けタイプ
壁に設置するだけで使えるタイプの多くは、「温水式浴室暖房乾燥機」や「後付けミストユニット」として販売されています。
ミストサウナとしての機能は天井設置タイプには劣りますが、寒い季節に浴室を暖めたり乾燥機として使用したりもできます。
本体価格、設置費用ともに安い傾向があり、導入しやすいのが最大のメリットでしょう。
【メリット】
- 初期費用が安い
- 手軽に後付けできる
- 浴室を暖めたり乾燥器としても使用できる
【デメリット】
- 天井埋め込みタイプには性能が劣る
- 浴室のカビ対策のメンテナンスが必須
- 別途接続備品(1万円~)が必要になることがある
費用 | |
本体 | 5万円前後 |
設置工事費 | 1.5万円程度 |
接続備品 | 1万円程度 |
合計 | 7万円前後 |
熱源機が必要なミストサウナの種類と費用相場
天井埋め込みタイプの製品の多くが、熱源機との接続が必要です。
ご自宅に元からある熱源機と接続できる場合もありますが、新たに熱源機も設置する場合は本体代と工事費用かかってきます。
費用は、熱源機本体の価格+工事費用で10万円~20万円と考えておくとよいでしょう。
一方壁掛けタイプなら熱源機が不要のものもありますので、合わせて検討しましょう。
ミストサウナは後付けも可能!賃貸物件での注意点は?
ミストサウナは、浴室に後付けすることも可能です!
ただし、まず設置が可能かどうかを物件の管理会社に確認することが重要になります。
管理会社に確認すべきこと
- 200Vへの電気変換工事(3万円~)と配線工事(10万円~)をしてもいいか
- 浴室の給排水設備に手を加えてもいいか
- 退去時の原状回復の要否
設備の後付け不可の物件にミストサウナを設置すると、契約違反になりますので注意してください!
ミストサウナ完備のマンション・賃貸物件もある
ミストサウナが付いている物件は人気が高く、アットホームなどの物件サイトで探すことができます。
特に東京都や愛知県、大阪府などの都市部でミストサウナがついている物件が多いようです。
ミストサウナ完備の賃貸物件の家賃相場は、ミストサウナなしで同じ間取りの物件と比較して+5,000円程度といったところです。
関連記事:ミストサウナを自宅で楽しめるマンション・賃貸物件はある?後付けする際の方法や費用
ミストサウナの設置方法
自宅に熱源機を要するミストサウナを取り付ける場合、機器の接続や給排水管の工事が必要になります。
これらの作業は専門知識が求められるため、専門業者に依頼するのが一般的です。
賃貸住宅に住んでいて熱源機を屋外に設置する必要があるなら、壁に穴を開け無くてはならないため、熱源機が不要なミストサウナの選択が推奨されます。
サウナの専門商社なら、ミストサウナを含む家庭用サウナ選びや費用、設置工事について相談が可能。
是非お気軽に電話やメール・LINEで相談してみてください。
ミストサウナの光熱費
ミストサウナの使用で消費される光熱費は水道代と電気代またはガス代を合計してで、1時間あたり100円弱になります。
さらに、カビ対策のために使用後30分ほど浴室乾燥機を利用するとして、一回あたりの総光熱費は100円〜150円になると見積もっておくとよいでしょう。
もし毎日ミストサウナを1時間ずつ利用する場合、月額の光熱費はおよそ3,000円から4,500円が見込まれます。
機器によっては低温モード、節約モードなどを搭載しており、モード選択によって光熱費を抑えることも可能です。
付替シャワーヘッドでミストサウナ気分を味わうのもおすすめ!
もっと簡単に、低コストでミストサウナ気分を楽しみたい!という方は、ミストが出るシャワーヘッドに付け替えるという手もあります。
たとえば、ジャパンスターの付け替え用シャワーヘッド「 ナノフェミラス」は、高めの温度約46℃~48℃に設定しシャワーを出すとミストが発生し、浴室を満たします。
ミストに包まれることで温浴効果が高まり、身体をしっかりと温めることができます。
通常のシャワーヘッドと同じように使う際も、毛穴よりも細かい泡である「ナノバブル(約0.000067mm)」が毛穴の奥までしっかりと洗浄し、肌に浸透することでもっちりと潤う肌に。
従来のシャワーヘッドに比べて最大74%節水になるので、シャワーヘッドとしても優秀な製品です。
本体価格は13,800円で、もちろん電気工事や給排水工事は不要なので、簡易的にミストサウナ気分を楽しみたい方にはぴったりでしょう!
ミストサウナの使い方
自宅用ミストサウナを使う流れは、以下の通りです。
- 十分な水分補給をする
- 入浴の数分前から浴室を温めておく
- 40℃前後になったら浴室に入り10分以上身体を温める
- 浴室から出た後も水分補給をする
また、ミストサウナは一般的なサウナより温度設定が低いため、10分未満の入浴では満足な効果を得にくいことがあります。
ただし体調が悪いときや寝不足のときなどは、無理しないようにしてください。
もうひとつミストサウナの効果を上げるポイントとして、サウナに入る最低2時間前からは食事を控えましょう。
食後は血液が消化器官に集中しているため、サウナで血流が全身に分散されると消化に悪影響を及ぼす可能性があります。
機器によってはマイクロミストや温冷コースなどモードを選べるものもありますので、お好みに合わせて使い分けるのがよいでしょう。
ミストサウナは他のサウナとどう違う?
ここからは
- ミストサウナとドライサウナの違い
- ミストサウナとスチームサウナの違い
をそれぞれ解説していきます。
各サウナにメリットデメリットや効果の違いがありますので、しっかりと把握しておきましょう!
ミストサウナとドライサウナの違い
ドライサウナとミストサウナの違いは、温度と湿度にあります。
ドライサウナは高温・低湿度でカラッとしたサウナで、爽快感が強くストレス発散効果が高いのが特徴です。
一方のミストサウナは低温・高湿度で、身体をじっくり暖めながら肌や髪にうるおいを与えます。
違いをまとめると、以下のようになります。
特徴 | ドライサウナ | ミストサウナ |
温度 | 約80℃~100℃ | 約40℃~60℃ |
湿度 | 約10%~20% | 約100% |
効果 | ・ストレス発散 ・筋肉のリラックス ・むくみ、痛みの解消 ・代謝向上 | ・髪や肌の保湿 ・気道の開放 ・疲労回復 ・代謝向上 |
メリット | ・爽快感が強い ・「整い」に達しやすい ・カビや菌が発生しにくい | ・息苦しさを感じづらい ・長時間入りやすい ・初心者や子どもでも入りやすい ・肌や髪が乾燥しない |
デメリット | ・呼吸が苦しく感じる場合がある ・肌や髪が乾燥する | ・爽快感は弱く「整い」には達しにくい ・むくみ、痛み解消効果は弱い ・カビや菌が発生しやすい |
より詳しい違いを知りたい方は、ドライサウナとミストサウナの違い|特徴や効果、設置費用を比較をご覧ください。
ミストサウナとスチームサウナの違い
ミストサウナと同じ低温・多湿のサウナ(湿式サウナ)の一種に「スチームサウナ」があり、混同されがちです。
この2つの違いは、ミストサウナは上から温かい霧が降ってくるのに対し、スチームサウナは温かい蒸気が下から上へと上がっていくという点です。
特徴 | ミストサウナ | スチームサウナ |
暖める方法 | 霧(液体) | 蒸気(気体) |
熱の流れ | 上から下へ | 下から上へ |
自宅用機器の価格 | 30万円~ | 10万円~ |
このミストサウナ・スチームサウナの効果には大きな違いはなく、どちらも保湿効果やデトックス効果、美容効果が高いサウナになっています。
低温であるため、長時間入りやすく子どもや高齢の方にもおすすめです。
自宅に設置する場合は、どちらも浴室に霧や蒸気を発生させる機器を取り付けます。
より詳しい違いを知りたい方は、ミストサウナとスチームサウナの違い|特徴や効果、設置費用を比較をご覧ください。
自宅用ミストサウナ使用者の口コミ
最後に、ミストサウナを実際に使用している方の評価を、いい口コミと悪い口コミに分けてご紹介します。
【いい口コミ】
- 寒い季節のお風呂タイムが快適になった
- 肩の痛みなどの体の不調が改善した
- 湯船と比べてのぼせ感が少なく、効率的に体を温めることができる
- 適切な乾燥と換気を行えば十分にカビの発生を防止できる
- マイクロミストのモードならサウナに入りながら読書ができる
自宅用ミストサウナに関する利用者の感想は、一般的には肯定的なものが多いようです。
多くの人が日常的に利用しており、身体の不調改善などに効果を感じています!
2010年に発表された「家庭用ミストサウナの使用に関する実態調査」によると、使用目的はおもにリラックス、疲労回復、肌の改善とし、利用者の約69.1%が発汗効果を感じ肌の乾燥改善も多く報告されています。
ミストサウナが心に与える効果としては、浴槽入浴よりも爽快感、リラックス感、疲労回復感が高いことが評価されています。
参考:前野有佳里、橋口暢子、松本和博、都留理恵子、栃原裕. 家庭用ミストサウナの使用に関する実態調査, 2010年
特に寒い季節において快適に温まれるという声がありますし、湯船と比べてのぼせづらい点も好評です。
カビの心配に関しては適切な乾燥と換気により対策可能であり、さらに除菌機能付きのモデルを選ぶとよいでしょう。
【悪い口コミ】
- 光熱費がかかる
- フィルターの掃除が手間に感じる
- 子どもは苦手な場合がある
光熱費がかかることや、フィルター清掃の手間をデメリットとして感じている方もいるようです。
手間と感じるかもしれませんが、掃除の頻度は月に一度程度が理想的とされていますので、長くキレイに使うためにもメンテナンスは継続しましょう。
ミストサウナのメリット・デメリット
【ミストサウナのメリット】
- 通常のサウナに比べて息苦しさや呼吸器への刺激が少ない
- 低温なので初心者や子どもでも入りやすい
- 長時間入りやすい
- 肌や髪にうるおいを与える
ミストサウナは温度がそこまで高くないため、呼吸がしやすく、サウナが初めての人や暑さに弱い人も安心して体を温めることが可能です。
また、その高い湿度によりミストサウナに入った後は肌が保湿されます。
ドライサウナでは髪も乾燥してパサパサになってしまうことがありますが、ミストサウナならそんな心配もありません。
【ミストサウナのデメリット】
- 爽快感は弱く「整い」には達しにくい
- むくみ・痛み解消効果は弱い
- 湿度が高いためカビが発生しやすい
ミストサウナはドライサウナと比べると、浮腫みの解消や痛みの軽減、ストレス解消効果ははやや劣るとされます。
また、サウナと水風呂の温冷浴によって得られる、清々しい爽快感や身体の「整い」を感じるには、ミストサウナの穏やかな温度設定ではなかなか到達しづらい可能性があります。
自宅でのミストサウナ利用においては、高湿度がカビの発生原因となるため、適切な除湿や乾燥の手段を講じることが肝心です。
適切なカビ対策を行うことで、衛生的かつ快適にミストサウナを利用することができます。
関連記事:家庭用サウナ購入後に後悔しないために知っておくべきデメリット
まとめ
今回は、自宅用ミストサウナにかかる費用や自宅に導入するメリットなどを詳しくご紹介しました。
ミストサウナをご自宅に導入することで、家族の健康や美容に対してプラスの効果が得られることがお分かりいただけたと思います!
この記事の内容が、あなたのサウナ選びのお役に立てば幸いです!