初めてのサウナストーブ選びに!電気式サウナストーブおすすめTOP5と選び方ガイド
- 2024年9月19日
サウナストーブを選ぶのって難しいですよね。
初めてだと「どれが良いのか全然わからない!」と迷うことも多いはずです。
電気サウナストーブは低品質な製品を選ぶとサウナの温度が十分に上がらない問題が起きたり、そもそも日本のコンセントでは使用できない可能性もありますので、購入前に知識を身に着けておくことが非常に重要です!
この記事では特に初心者の方に向けて、電気式サウナストーブのおすすめTOP5と選び方のポイントを分かりやすく解説します。
おすすめ電気ストーブランキングでは、10社以上のサウナストーブメーカーを代理店として扱う「サウナの専門商社」ならではの目線でコスパや性能、安全性などをしっかり比較しているので、初心者でも安心して選べますよ!
サウナストーブの選び方、動画での解説はこちら
目次
電気サウナストーブおすすめメーカーランキングTOP5
さっそく、厳選したおすすめメーカーランキング5選を発表します!
それぞれ機能性やデザイン、コスパ、品質など異なる魅力を持っていますので、あなたのニーズに合う製品を見つけてみてください。
ランキング | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
メーカー | MySauna | HARVIA (型番KIP6の詳細) | 泉興産 「MISA」 | ブロスサウナ | IESAUNA |
デザイン | |||||
出力 (サウナ収容人数目安) | 2.7kw・5.7kw (1人~4人) | 5.5kw (5~4人) | 2.4kw~20.0kw (1~12人) | 4.5kW 6.0kW 9.0kW (3~6人) | 2.7kW (2~3人) |
価格 | 33万円~ | 484,000円 | 39万6千円~ | 30万円~ | IESAUNAテントset:549,000円 |
サイズ | 2.7kw版: W285×D210×H575mm 5.7kw版: W280×D260×H575mm | W410×D280×H600mm | 最小モデル 30×29×59cm 最大モデル 55×59×75cm | W405×D275×H490mm | Φ330×H570 |
重量 | 2.7kw版:8kg 5.7kw版:11kg | 16.0kg | 6.5kg~36kg | 約18kg | 12kg |
温度帯 | 35~110℃ | ~110℃ | ~110℃ | ~110℃ | 70~100℃ |
タイマー | オン/オフ 8時間 | オン ~12時間 オフ ~6時間 | オン/オフタイマーあり 詳細要問合せ | オフ 10分〜6時間 | オン 1~8時間 |
遠隔操作 | ○ | × | × | × | × |
ストーン容量 | 2.7kw:約8kg 5.7kw:約12k | 25kg | 12kg~60kg | 20kg | 40kg |
1位:MySauna「オリジナルストーブ」
MySaunaはホームサウナやバレルサウナの国内製造にこだわってきたメーカーですが、いままでストーブだけは輸入品を使用していました。
そんなMySaunaがオリジナル電気サウナストーブを開発!自社製造になったことで、メンテナンスと保証体制の強化に成功しました。
MySaunaオリジナルストーブは、国内メーカーのストーブで専用アプリでの遠隔操作が可能。
温度は35~110℃の間で1℃刻みで調節でき、8時間のオン/オフタイマーを搭載しています。
\サウナの専門商社 編集部の評価/
コスパ:★★★★★
性 能:★★★★☆
信頼度:★★★★☆
安全性:★★★★★
国内メーカーが自社製造していることで、アフター保証の面でも安心感あり◎
高品質・高性能なのに30万円代でコスパもGOOD!
メーカー | MySauna |
出力 | 2.7kw・5.7kw(1人~4人用サウナ向け) |
価格 | 33万円~ |
サイズ | 2.7kw版:W285×D210×H575mm 5.7kw版:W280×D260×H575mm |
重量 | 2.7kw版:8kg 5.7kw版:11kg |
材質 | ステンレス |
温度帯 | 35~110℃ |
タイマー | オン/オフ 8時間 |
遠隔操作 | ○ |
ストーン容量 | 2.7kw:約8kg 5.7kw:約12k |
ロウリュ | ○ |
2位:HARVIA(ハルビア)
サウナヒーター世界シェアNo.1ブランド「HARVIA(ハルビア)」は電気・薪ともに豊富な種類のストーブを取り扱うメーカーであり、そのすべてがロウリュに対応しています。
コンパクトな電気サウナストーブや壁掛けタイプの製品もあるので、家庭用サウナにもぴったり。
\サウナの専門商社 編集部の評価/
コスパ:★★★☆☆
性 能:★★★★★
信頼度:★★★★★
安全性:★★★★☆
価格は高めだが性能・信頼度は折り紙付きの老舗メーカー。
多くの国内スパ施設にも導入されていることから、ファンも多いストーブですよ。
ただし、海外メーカーなので個人輸入すると日本の電気規格に合っていない可能性あり△
必ず正規代理店から購入しましょう!
以下では人気の型KIP6の詳細を紹介します。
メーカー | HARVIA(型番KIP6の詳細) |
出力 | 5.5kw(5~4人用サウナ向け) |
価格 | 484,000円 |
サイズ | W410×D280×H600mm |
重量 | 16.0kg |
材質 | スチール |
温度帯 | ~110℃ |
タイマー | オン ~12時間 オフ ~6時間 |
遠隔操作 | × |
ストーン容量 | 25kg |
ロウリュ | ○ |
Harviaのストーブの種類や詳細は、Harvia(ハルビア)のサウナストーブの製品ラインナップや評判まとめをご覧ください。
3位:泉興産「MISAストーブ」
フィンランドサウナ関連グッズの輸入・販売を行う泉興産が販売する「MISAストーブ」は錆びにくいオールステンレス製。
ON/OFFスイッチや温度調節、タイマーの設定を行うためのつまみが本体についており、操作も簡単。
見た目も美しいサウナストーブとなっています。
日本国内では、家庭用のコンパクトなモデルから、業務用で使えるモデルまで4種類が販売されています。
\サウナの専門商社 編集部の評価/
コスパ:★★★☆☆
性 能:★★★★☆
信頼度:★★★★☆
安全性:★★★★☆
見た目も美しく、国内の家庭用サウナ所有者からも人気の高いフィンランド製のMISAストーブ。
こちらも価格は高めですが、性能・信頼度は十分の老舗メーカーです。
美しい見た目と、オールステンレスのメンテナンスの容易さも魅力的ですね。
最近ではテントサウナ用の電気ストーブとして、MISAストーブを使う方も増えていますよ。
メーカー | MISA |
出力 | 2.4kw~20.0kw(1~12人用サウナ向け) |
価格 | 要問い合わせ |
サイズ | 最小モデル 30×29×59cm 最大モデル 55×59×75cm |
重量 | 6.5kg~36kg |
材質 | ステンレス |
温度帯 | ~110℃ |
タイマー | オン/オフタイマーあり 詳細要問合せ |
遠隔操作 | × |
ストーン容量 | 12kg~60kg |
ロウリュ | ○ |
関連記事:泉興産「MISA(ミサ)」サウナストーブの製品ラインナップや評判まとめ
4位:ブロスサウナ
ブロスサウナの電気サウナストーブは、30万円代で本格的なフィンランド式サウナが楽しめるコスパの良さが魅力です。
最大30kgとたっぷりサウナストーンを積めるため保温性に優れ、ロウリュにより豊かな蒸気を発生させます。
出力は4.5kW、6.0kW、9.0kWの3つから選べますので、サウナ室の大きさに合わせて適切なタイプを選ぶことができます。
\サウナの専門商社 編集部の評価/
コスパ:★★★★★
性 能:★★★☆☆
信頼度:★★★☆☆
安全性:★★★★☆
まだ知名度は高くないメーカーですが、サウナを販売する弊社から見ても十分高品質でコスパもいいため導入しやすいストーブです。
Amazonでも販売しているので、購入しやすいという点もメリットですよ。
メーカー | ブロスサウナ |
出力 | 4.5kW 6.0kW 9.0kW (3~6人用サウナ向け) |
価格 | 30万円~ |
サイズ | W405×D275×H490mm |
重量 | 約18kg |
材質 | ステンレス鋼 |
温度帯 | ~110℃ |
タイマー | オフ 10分〜6時間 |
遠隔操作 | × |
ストーン容量 | 20kg |
ロウリュ | ○ |
関連記事:ブロスサウナのサウナストーブの口コミ評判!PSE認証で高コスパな電気サウナストーブ
5位:IESAUNA「IRORI」
「IESAUNA IRORI」のヒーターは、大田区の町工場と協力して日本国内で製造している、純国産サウナストーブです。
最高100℃のハイパワーで、さらに40kgものサウナストーンを積むことができますので、ロウリュも存分に楽しむことができますよ。
現在国産の電気サウナストーブは他にほとんどありませんので、国産にこだわりたい方はぜひチェックしてみてください!
\サウナの専門商社 編集部の評価/
コスパ:★★★☆☆
性 能:★★★☆☆
信頼度:★★★★☆
安全性:★★★★☆
国産にこだわる方に、まずチェックしていただきたいサウナストーブです。
家具のようにお部屋に置けるデザインにこだわっているということで、見た目も素敵なストーブですね。
2024年7月に販売開始したばかりの製品ですが、使用者からは使い勝手の良さとロウリュによる心地いい蒸気が好評です!
メーカー | IESAUNA |
出力 | 2.7KW(単相200V) (2~3人用サウナ向け) |
価格 | IESAUNAテントset:549,000円 ストーブ単品:オープン価格 |
サイズ | 直径330×高さ570 |
重量 | 12kg |
温度帯 | 70~100℃ |
タイマー | オンタイマー(1~8時間) |
遠隔操作 | × |
ストーン容量 | 40kg |
ロウリュ | ○ |
関連記事:国産サウナストーブの特徴やメリット、海外産との違い
家庭用サウナのストーブは電気式がおすすめ!
電気サウナストーブは火を使わず電気の力でサウナ室を加熱しますので、安全性が高く使い勝手がいいストーブです。
特に屋内にサウナを設置する際は薪サウナストーブは使用できませんので、電気サウナストーブ一択になります。
弊社のサウナの専門商社でいただくお問い合わせの内容を見てみても、家庭用・業務用ともに電気サウナストーブを購入される方が非常に多いと感じています。
電気サウナストーブのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・煙突がないので設置が簡単 ・屋内にも設置可能 ・煙や一酸化炭素が発生しない ・初心者でも扱いやすい ・燃料費が比較的安い | ・初期費用が高い ・温まりが遅いことがある ・温度が低い場合がある ・電気工事や配線工事が必要 |
電気サウナストーブは火を使わず一酸化炭素が発生しないため安全性に優れ、住宅地やマンションでも使用しやすいストーブです。
また、燃料費は100円/h前後で他のストーブに比べて安いことも電気を使う利点と言えます。
ただし、導入時は電気工事や配線工事が必要になるため、初期費用が高くなる点は注意が必要です。
薪・ガスサウナストーブとの違い
薪サウナストーブは薪を燃やして熱を発生させるストーブで、自然な熱と香りが楽しめます。
薪サウナストーブのメリット | 薪サウナストーブのデメリット |
・火力が高くサウナ室が均等に温まる ・サウナ室が温まるのが早い ・薪特有のナチュラルな香りや焚火の音 ・電気工事、配線工事が不要 | ・火気を使用するため利用場所が限られる ・安全に注意が必要・煙突の設置、メンテナンスが必要 ・燃料費(薪代)が高い |
高温に達しやすいため温まるまでの時間が短く、容易に高温のサウナを作り出すことができるのが大きなメリットです。
燃焼の際に発生する煙は、煙突を通じて室外に排出されます。
薪サウナストーブの購入費用は煙突込みで40万円~。
導入時に電気工事や配線工事が必要ないため、初期費用が抑えられます。
ガスサウナストーブは、都市ガスやプロパンガスを利用して遠赤外線でサウナ室を温めるストーブです。
燃費が非常に良く広いサウナ室でも短時間で暖めることができるため、宿泊施設やスパ施設で多く使用されています。
ガスストーブのメリット | ガスストーブのデメリット |
・効率がよく温度が上がりやすい ・メンテナンスの手間が少ない ・遠赤外線で身体の芯から温まる ・オーバーヒートしづらい ・燃料費が安価 | ・設置が大掛かりで費用がかかる ・おもに施設で使われており、家庭用の製品は種類が少ない ・外気温が低い場合は熱損失を起こす ・都市ガスやプロパンガスが接続できない場所では使用できない ・ロウリュは不可のタイプも多い |
ガスストーブは薪サウナストーブや電気サウナストーブに比べて燃料費がもっとも安価ですが、家庭用の製品は少なく、大規模な設置工事が必要で初期費用も高額です。
家庭用サウナを購入する際には、「薪サウナストーブ」と「電気サウナストーブ」のどちらから選ぶのが一般的です。
薪サウナストーブは、火気使用が可能な屋外用サウナに限られます。
屋内や火気禁止の賃貸物件、近隣への煙の影響が懸念される場所では使用できません。
また、薪の保管スペースも必要です。
電気サウナストーブが合う人
- 初心者で扱いやすさを求める
- 片付けやメンテナンスが簡単
- より安全にサウナを楽しみたい
- 薪の調達や保管スペースに困る
薪サウナストーブが合う人
- 高温サウナを求めている
- 炎のゆらめきや薪の燃える音を楽しみたい
- 移動可能なサウナストーブを探している
サウナの専門商社なら、ストーブ選びや導入の費用、電気工事について相談が可能。
是非お気軽に電話やメール・LINEで相談してみてください。
電気サウナストーブの本体価格・初期費用
電気サウナストーブ本体の相場は40万円ほどです。
ただし、導入時は電気変換工事、配線工事も必要になるため、初期費用の合計は50万円~となります。
電気サウナストーブ | |
本体価格(相場) | 40万円 |
電気変換工事 | 3万円 |
配線工事 | 10万円 |
初期費用合計 | 50万円~ |
電気サウナストーブを購入する際は、本体価格だけでなく工事費用も含んだ合計金額で比較しましょう!
サウナストーブ導入・維持にかかる費用については、サウナストーブの初期費用や維持費、メンテナンス費用の相場で詳しく解説しています。
電気サウナストーブでかかる電気代
燃料費 | 電気サウナストーブ | 薪サウナストーブ |
1時間あたり | 100円 | 500円 |
1ヶ月毎日1時間利用する場合 | 月3,000円 | 月15,000円 |
電気サウナストーブの電気代は、1時間当たり100円前後と言われています。
ただし、電気代はストーブの出力(kW)によって変わってきます。
一般的に1kWの電力を1時間使うと31円の電気代がかかると言われていますので、ストーブの商品詳細に記載されている出力を見て計算してみましょう。
サウナ収容人数 | ストーブ電力(目安) | 1時間あたりの電気代 | 1ヶ月あたりの電気代 |
1‐2人用 | 2.5kW | 78円 | 2,340円 |
3‐4人用 | 4.5kW | 140円 | 4,200円 |
5-6人用 | 7.5kW | 233円 | 6,990円 |
7‐10人用 | 10kW | 310円 | 9,300円 |
電気代については、サウナストーブの電気代はいくらかかる?具体的なランニングコストの例や節約方法の記事が参考になります。
電気サウナストーブの選び方
電気サウナストーブを選ぶ際は、以下のポイントを判断軸とすることで、適切な選択ができるでしょう。
- 【最重要】PSE認証を受けているか
- サウナ室の広さに合った出力(kw数)が出るか
- ボルト数は200Vか100Vか
- 電気交流は単相か三相か
- 価格
- サイズ
- ロウリュ可能か
- 温度帯、遠隔操作、ストーン容量などの機能
【最重要】PSE認証を受けているか
日本では電気用品安全法のもと、電気製品に「PSEマーク」と呼ばれるマークが付けられることが義務付けられています。
電気サウナストーブは、PSEを取得していないと日本国内での販売が違法となる製品です。
PSEマークは、その製品が日本の安全基準に適合しているという証明になります。
特に使用状況により事故などが起きるリスクの高い「特定電気用品」に分類される電気サウナストーブには、菱形のPSEマークが使用されます。
\菱形PSEマークがないとどう危険なの?/
・日本の電圧に対応しておらずそもそも電源がつかない可能性。
・品質が不十分で、突然の故障や破損によって使えなくなる可能性。
・過熱やショートによる火災の危険性。
・絶縁や配線の品質が不十分で、感電事故が発生する危険性。
・PSEマークがない電気製品の販売や事業用としての使用は法律違反となる。
菱形のPSEマークがある製品を選ぶことで、安全かつ安心して使用することができるのです。
PSEマークについて詳しくは、PSEマーク未取得のサウナストーブは危険!購入・輸入・販売で気を付けるポイントをご覧ください。
サウナの専門商社では菱形PSEを取得した電気サウナストーブのみを取り扱っています!
価格
電気サウナストーブは1台40万円~と高価なものです。
さらに、設置時の電気工事も含めると+10万円程度かかってしまうので「ストーブ本体代を安く抑えたい!」と考える方が多いでしょう。
ただし、Amazonなどで販売されている5万円~15万円の安価な電気サウナストーブは、菱形PSEマークを取得していない製品がほとんどですので注意してください。
また、Amazonの安価なストーブのほとんどは中国からの輸入品で日本のご家庭に供給されている電圧(100V/200V)や周波数に対応しておらず、買ってみたけど使えなかったというトラブルも多くなっています。
厳格なPSEの検査をクリアした安全性の高い製品は30万円以上はすると考えて、安すぎる製品は避けることをおすすめします。
関連記事:Amazonで買える安いサウナストーブは危険?PSEマークの有無を確認しよう
中古サウナストーブの品質は?
初期費用を抑えるために中古の電気サウナストーブを考えているなら、いくつか気をつけたいポイントがあります。
- 菱形PSEマークが取得済みの製品か
- 前のオーナーがどれくらい使っていたか
- 見た目に汚れや損傷がないか
- 機能に問題はないか
中古とはいえ、やっぱり品質にはこだわりたいですよね。
中古品では品質に納得できる場合のみ購入をおすすめしますが、個人で品質を判断するのは難しいこともあるため、プロにチェックしてもらうのが安心です。
弊社「サウナの専門商社」でもまれに中古品をご紹介できることがありますので、お気軽にご相談ください。
サウナ室の広さに合った出力(kw数)が出るか
家庭用サウナのストーブの出力のkwは、サウナ室の床面積(㎡)と同じものを選ぶのが目安と言われています。
サウナストーブの出力(kW)=サウナ室の床面積(㎡)
例えば幅2m × 奥行き2m(床面積4㎡)の家庭用サウナの場合、4kw程度のストーブを選択すると、サウナ室が十分に温まります。
ボルト数は200Vか100Vか
日本の家庭用コンセントの電圧は、基本的に100Vで設定されています。
しかし、販売されている家庭用サウナの電気サウナストーブは一般的な家電よりも大きな出力が必要になるため基本的に200Vに対応しており、使用するためには電気工事(1万円~)が必要になります。
まれに100Vで使える電気サウナストーブもありますが、そのような製品は簡易的にサウナを楽しめるというコンセプトのものが多いため、本格的なホームサウナを作りたい場合は200Vのサウナヒーターを選ぶことをおすすめします。
100V・200Vサウナストーブの違いについては、100V家庭用サウナヒーターのメリットデメリット|200Vとの違いの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
電気交流は単相か三相か
電気サウナストーブの電圧には
- 単相100V
- 単相200V
- 三相200V
の3種類があります。
単相は「家庭用の小さな電力供給」に、三相は「大規模な商業や産業用の大きな電力供給」に使われる電気の供給方法です。
一般的にコンパクトな1~6人用サウナでは、単相200Vに対応したサウナストーブが使われます。
一方、7人以上が入れる広い家庭用サウナや業務用サウナを作る場合は、三相200Vのストーブが使われることがあります。
一般家庭では基本的に単相の電気が供給されているため、三相200Vのサウナストーブを使用する場合は、三相にするための電線引き込み工事やブレーカー交換工事(20万円~)が必要になります。
電気サウナストーブの選び方については、【サウナストーブ】単相・三相ストーブの違い!200Vと100Vの選び方も解説の記事が参考になります。
サイズ
サイズに関しては、まずサウナ室の広さに対してストーブが大きすぎないかという点を確認しましょう。
ストーブが大きすぎてサウナ室のスペースを圧迫してしまうと、高温のストーブに肌が当たりやすくなり火傷の危険につながります。
ロウリュ可能か
湿度が高いサウナが好きならば、ぜひロウリュ可能なストーブを選んでください。
電気サウナストーブでも、ロウリュに対応しているものが多くあります。
ロウリュ不可の電気サウナストーブに水をかけてしまうと、故障や漏電の危険があるため注意してください。
関連記事:ロウリュ可能な電気サウナストーブ6選!
関連記事:家庭用サウナでもロウリュできる!ストーブの種類や選び方
遠隔操作、温度帯、ストーン容量などの機能
製品によって、設定できる温度や温度調整やタイマーなど操作の方法と手間が違ってきます。
- 初心者向けに作られている扱いやすいストーブ
- 遠隔で操作できるストーブ
- 高温サウナを作り出せるパワフルなストーブ
- サウナストーンをたっぷり積めるストーブ
など製品によって特長が異なりますので、あなたの使用方法やニーズに合った製品を見つけてください。
たとえば電気サウナストーブの温度管理・タイマー設定は、ストーブ本体にあるダイヤルやサウナ本体に設置されたコントローラーで操作するものが多いですが、国内メーカー「MySauna」のオリジナルサウナヒーターはスマホアプリによる遠隔操作が可能です。
また、サウナストーンを多く積めるストーブのメリットには以下の点があります。
- ストーブの保温性と温度の安定性が高まる
- ロウリュにより効率的に豊かな蒸気を生み出す
- ストーブ本体の金属に直接水がかかりにくくなりストーブの耐久性が向上
- 熱がストーンを介することでより柔らかく心地よいものになる
ただしストーンが多いストーブは温まるまで時間がかかる点と、重量が非常に重くなるためサウナ室の床の強度を確認する必要がある点にはご注意ください。
電気サウナストーブの設置工事
電気サウナストーブは消費電力が大きいため、通常の家電のようにコンセントに挿して使うのではなく、分電盤(ブレーカー)から直接結線して電力を供給します。
このとき安全性を確保するために、電気サウナストーブ専用の単独ブレーカー(漏電ブレーカーと安全ブレーカーを兼ねたもの)をサウナの裏などに設置し、そこからストーブまで配線します。
家庭用の電気サウナストーブは通常、単相200Vに対応しています。
一般家庭の分電盤には100Vと200Vの電圧が供給されていることが多いため、電気サウナストーブを使用する際には以下の工事が必要です。
- ストーブ用の単独ブレーカーの設置
- 分電盤からストーブへの単相200Vの配線工事
この工事の費用相場は、1万2千円~5万円になります。
※ご家庭の電気の供給状況により、工事内容や費用は大きく異なります。
サウナの専門商社では電気工事について相談も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
電気サウナストーブの導入方法は、家庭用サウナ導入時に必要な電気工事・配線工事を解説の記事で詳しく解説しています。
電気サウナストーブはテントサウナでも使える!
前提として、移動可能なサウナでありアウトドアでも活用されるテントサウナは、電源の有無に依存せずに使える「薪サウナストーブ」とセットで販売されていることが多いです。
そのため、テントサウナ専用の電気サウナストーブは少ないという弱点があります。
しかし、テントサウナ専用ではない電気サウナストーブも、架台やブレーカー、防水コンセント等を設置することでテントサウナで使える場合があります。
今回ご紹介した電気サウナストーブですと、HarviaやMISA、ブロスサウナ、IESAUNAのストーブをテントサウナで使用されている方が多いようです。
「サウナの専門商社」ではテントサウナ×電気サウナストーブの需要にお応えして、テントサウナ用にサウナストーブが自立し、配線等や出し入れや収納などの取り扱いを容易にしたテントサウナ専用商品を販売スタートしました!
「テントサウナで電気ストーブを使いたい!」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください↓↓
電気サウナストーブをテントサウナで使用する方法については、テントサウナでも電気ストーブは使える!設置方法や費用、おすすめストーブの記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
テントサウナ×電気サウナストーブの導入事例
以下、サウナの専門商社で導入支援させていただいた事例です。
「神戸みなと温泉 蓮」では、ホテル併設のプールエリアに電気サウナストーブを組み合わせたテントサウナを導入しました。
使用された電気サウナストーブは、フィンランドの人気メーカーMISAの製品です。
このストーブは、別途コントローラーが不要な本体にダイヤルがついたタイプで、操作が非常に簡単です。
また、雨風が強い日には簡単に撤収できるため、柔軟な運用が可能となります。
さらに、安全性と安定性を確保するために、MISA専用のストーブ台を設置しました。
この高品質なテントサウナと電気サウナストーブの組み合わせにより、運用のしやすさと高い顧客満足度が実現されています。
家庭用電気ストーブ(ヒーター)でテントサウナを温めることは可能?
電気サウナストーブは相場が30万円と高いため、暖房用の電気ヒーターでサウナを作れたらいいと思いますよね。
結論として、暖房用電気ヒーターは
- 温度が低い
- ロウリュ不可
- 湿気に弱く漏電の危険性も高い
という理由から、テントサウナ用のストーブとして使用することはできません。
実際に試した方の感想は、以下の通りです。
電気ストーブとホットカーペットで ほんのり汗かく程度には暑くはなります。 本気でやるには 単相200Vのサウナストーブ必要かなという印象ですね。
Xより引用
故障や漏電の危険性も高いので、絶対に行わないようにしてください。
まとめ
各メーカーが提供するストーブには、それぞれの強みと特長があります。
快適なリラックスタイムや家庭での本格的なサウナ体験を楽しむために、この記事を参考にして最適なストーブを選んでください!
サウナの専門商社ではサウナストーブ選びに関して、無料相談が可能です。
また、菱形PSE認証済みの安全性の高いサウナストーブのみを取り扱い、特別値引きやセット値引きが可能な製品のありますので、ぜひ販売しているサウナストーブをチェックしてみてください。