サウナー必見!日常の途中駅で“ととのう”「RAKU SPA Station 府中」を体験レビュー

  • 2025年10月20日
RAKU SPA Station 府中

駅を降りて数分後、日常のざわめきがふっと遠のく──。
京王線・府中駅から徒歩1分の「RAKU SPA Station 府中」は、そんな“日常と非日常の境目”にあるサウナ施設です。

アクセスの良さからは想像できないほど充実した空間で、心と身体をじっくりと整える時間を過ごせます。
本格的なサウナに加えて、天然の黒湯でゆったりと身体を温められるのも魅力の一つです。

訪問日:2025/10/14

RAKU SPA Station 府中のココがすごい!

  • サウナ欲を満たす、本格サウナ施設
  • 府中駅から徒歩1分、“日常のすぐ隣”でととのう
  • 1人でも、家族でも、仕事でも使える万能空間

RAKU SPA Station 府中の基本情報

施設名RAKU SPA Station 府中
住所東京都府中市宮西町1-5-1フラココ第8ビル6F
アクセス京王線「府中駅」西出口6より徒歩2分
駐車場駐車場約150台完備
入館料金を除く、館内ご利用金額※1,500円以上で2時間無料
3,000円以上で4時間無料
※一部対象外あり
<一般車両 終日>20分毎に200円
HPhttps://rakuspa.com/fuchu/
TEL042-370-1926
営業時間[日~木・祝] 10:00~翌1:00(最終受付 24:00)
[金・土・祝前日] 10:00~翌8:00(最終受付 翌7:00)

朝風呂
[土日祝] 6:00~8:00(最終受付 7:00)
定休日年中無休
料金通常フリーコース料金(最終受付 24:00)
大人
平日:2,000円(税込)
土日祝:2,400円(税込)
子供
平日:790円(税込)
土日祝:950円(税込)

90分ショートコース料金(最終受付 23:00)※タオルセット付、館内着なし
大人
平日:1,400円(税込)
土日祝:1,600円(税込)
子供
平日:690円(税込)
土日祝:850円(税込)

深夜割増料金(翌1:00〜翌5:00)※金・土・祝前日
+2,300円(税込)

朝風呂料金(6:00〜8:00 土・日・祝のみ)※タオルセット・館内着なし【最終受付 7:00】
大人:1,200円(税込)
子供:750円(税込)

東京都府中市、京王線・府中駅から徒歩1分という抜群のアクセスに位置する温浴施設「RAKU SPA Station 府中」。
JR府中本町駅からも歩いてアプローチできる距離にあり、周辺住民や通勤・通学者にとって“ちょっと立ち寄れる”立地を持っています。

この施設は、長く親しまれてきた「府中駅前天然温泉 縄文の湯」を引き継ぎ、2024年12月に「RAKU SPA Station 府中」としてリニューアルオープン。

リニューアルに際し、料金体系の見直しや施設仕様のアップデートが行われ、より現代のニーズに合った快適な利用体験の提供を目指しています。

さらに、2025年5月にはルーフトップ型の「天空サウナ」がオープンし、12階屋上で屋外の開放感を楽しめるサウナエリアが追加。

そして2025年6月には、天空サウナのエリア内にテントサウナが導入され、アウトドア感覚のサウナ体験も提供されるようになっています。

まずは全体把握!RAKU SPA Station 府中のフロアガイド

「RAKU SPA Station 府中」は、6階〜12階までを使った多層構造の温浴施設です。館内は性別や目的ごとにエリアが分かれており、サウナや温泉だけでなく、読書×仕事×食事など“1日滞在”にも対応した作りになっています。

6F:受付・リラクゼーションフロア

入館手続きや精算など、あらゆるサービスのスタート地点となるのが6階です。受付の他、リラクゼーションスペースや物販コーナーがあります。

7F:レストラン・コワーキング・休憩所

食事処「KEYAKI Dining 楽」やWi-Fi・電源完備のコワーキングスペース、広々とした休憩エリアを備えたフロアです。サウナ後に食事や作業、仮眠を取りたい人はこのフロアを拠点にすると快適です。

8F:くつろぎと娯楽のスペース

ファミリーエリアやゴロゴロスペース、漫画・雑誌が並ぶリラクゼーションゾーン、ゲームコーナーなどが集まった“滞在重視”のフロア。サウナの合間にゆったり過ごしたい方にオススメです。

9F:女性専用エリア(ロッカールーム)

9階は女性専用ロッカールームエリアです。女性専用エリアとして設計されているため、安心して過ごせます。

10F:女性浴室・ミストサウナ

女性の温浴フロアは10階のみ。天然黒湯をはじめとする内湯、洗い場、ミストサウナなどが揃っています。

11F:男性浴室・オートロウリュサウナ

男性専用の浴場フロアです。湯船や洗い場、ドライサウナがこの階にあります。

12F:天空サウナエリア(男性のみ)

12階は男性専用ロッカールームエリアです。加えて、そのまま屋上へ出ると、天空サウナエリアが広がります。サウナ・水風呂・外気浴を堪能できます。

RAKU SPA Station 府中は「目的別に階が整理された施設構造」が大きな特徴です。

男性浴室は 11階(浴室・オートロウリュサウナ)12階(天空サウナ) の2フロア構成。

脱衣所のある12階から11階の浴場フロアまでは階段を降ります。裸のまま本当に降りて良いのか一瞬迷いますが、問題ありません。

RAKU SPA Station 府中
12F 階段(脱衣所の横)
RAKU SPA Station 府中
11F 階段(浴室入口)

都心近郊で味わえる“濃密な黒湯の世界”

まず最初に立ち寄りたいのが天然温泉「黒湯」

地中約1,000mから湧き出る源泉は、太古の植物成分が溶け込んだ黒褐色。とろりとした肌触りと、じんわり身体の芯から温まる感覚が特徴です。

RAKU SPA Station 府中 黒湯

黒湯には湯冷めしにくい効果もあり、サウナの前段階としても優秀です。

黒湯でじっくり身体を温めておくと、サウナ室に入った瞬間から汗が出やすくなり、1セット目から質の高い“ととのい”へとつながっていく。いわば、黒湯は「ととのいへの助走」とも言えるかもしれません。

RAKU SPA Station 府中 ジェット
ジェット
RAKU SPA Station 府中 黄昏
黄昏
RAKU SPA Station 府中 内湯
内湯
RAKU SPA Station 府中 黒湯
黒湯

合わせて4種類の湯船があり、女性側も同じような構造です。

日常から一歩で“ととのいの王道”へ — 11階オートロウリュサウナ

オートロウリュサウナ

RAKU SPA Station 府中 オートロウリュサウナ

11階のオートロウリュサウナは、3段構成で約30名が利用可能な広さを備え、室温は約80℃に保たれています。

RAKU SPA Station 府中 オートロウリュサウナ
RAKU SPA Station 府中 オートロウリュサウナ

リニューアル前よりも奥行きが広がり、より開放感のあるサウナ体験を楽しめるようになっています。

リニューアル後、まだ足を運んでいないサウナーは、その変化をぜひ体感しに訪れてみてください。以前の空間を覚えている人なら、壁の色の変化から「どれだけ広くなったのか」もきっと実感できるはずです。

RAKU SPA Station 府中 オートロウリュサウナ
RAKU SPA Station 府中 オートロウリュサウナ

ストーブは METOS 社の iKi ストーブを3台設置。

そして注目すべきはオートロウリュ。毎時00分と30分になると一斉に蒸気が噴き上がり、ストーブが幻想的にライトアップ! 数十秒にわたって濃厚な蒸気が室内を駆け巡り、体感温度は一気に上昇します。

さらにロウリュの瞬間に合わせて熱風ファンが稼働し、熱気が全身を飲み込むようにサウナ室全体へと拡散。 思わず声が漏れるほど、圧倒的な熱体験が味わえます。

RAKU SPA Station 府中 オートロウリュサウナ
RAKU SPA Station 府中 冷水機

サウナ室は二重扉になっており、前室には小さなサウナスペースのような空間と冷水機が設けられています。

ここまで洗練された冷水機の配置は他ではなかなか出会えません。サウナから水分補給、そして水風呂へと、無駄のない理想的な流れを実現しています。

水風呂

RAKU SPA Station 府中 水風呂

サウナ室を出てすぐの場所に水風呂があり、水温はチラーによって常に約17℃の安定した冷たさに保たれています。

使用されているのは井戸水で、水質は驚くほど柔らかく、肌に触れる感覚もとてもなめらかです。

さらに、水風呂内には直近で炭が投入されたとのこと。炭はその多孔質構造により不純物や臭気成分を吸着し、水の浄化を助ける効果があります。

数値としての効果を測るのは難しいものの、肌に当たる感触は確かにまろやか。こうした細部へのこだわりこそが、この施設ならではのクオリティの高さを物語っています。

外気浴

浴室の中央と半露天スペースにととのいイスが設置されています。

水風呂から上がると、この規則正しい椅子の列が目に飛び込み、無言で迎えるその並びが、「ここで休む儀式感」を高めます。

RAKU SPA Station 府中 内気浴
RAKU SPA Station 府中 半露天スペース

屋上に広がる“天空サウナ”と“テントサウナ”

RAKU SPA Station 府中 天空サウナ

12階の脱衣所直結でアクセスできる屋上空間に、2025年5月に天空サウナがオープン。11階の浴室とは異なる風、熱、解放感を味わうことができます。

天空サウナ

RAKU SPA Station 府中 天空サウナ

天空サウナは、2段構成で約10名が利用可能な広さを備え、室温は約100℃に保たれています。

11階のオートロウリュサウナと比較して、温度面に加え、入った瞬間に包み込まれる熱の体感も一段と強く感じられます。

RAKU SPA Station 府中 天空サウナ
RAKU SPA Station 府中 天空サウナ うちわ

オートロウリュは稼働していませんが、セルフロウリュが可能。うちわも置いてあるので、セルフ熱波を楽しめます。

テントサウナ

RAKU SPA Station 府中 天空サウナ テントサウナ

テントサウナは2025年6月に導入。3〜4名で利用可能な広さを備え、室温は約70℃に保たれています。

セルフロウリュも可能で、室温をゆっくり調整しながら汗をかくことができます。

RAKU SPA Station 府中 天空サウナ テントサウナ
RAKU SPA Station 府中 天空サウナ テントサウナ

天空サウナと比較してそこまで温度が高くないので、景色も見つつ、ゆっくりと楽しめます。

水風呂・外気浴

RAKU SPA Station 府中 天空サウナ 水風呂

水風呂は壺風呂形式で4つ設置。温度は 14℃前後で11階の水風呂よりも少し低い設定です。

RAKU SPA Station 府中 天空サウナ 外気浴
RAKU SPA Station 府中 天空サウナ 外気浴

約20台のインフィニティチェアが展開されており、都市景観と風を感じながら“ととのい”できる空間となっています。

RAKU SPA Station 府中 天空サウナ 外気浴
RAKU SPA Station 府中 天空サウナ 外気浴

筆者が訪れたタイミングはあいにくの曇りでしたが、晴れた日には富士山も見れるようです。

日常のすぐ隣にある“雲の世界” — 女性専用ミストサウナ

女性浴場には「ミストサウナ」が設置されています。毎時15分と45分に雲海のようなナノミストが発生します。

RAKU SPA Station 府中 ミストサウナ
RAKU SPA Station 府中 ミストサウナ

ナノミストの細やかな潤いに包まれ、肌が“ふっ”と緩む。非日常の空間で“まるで雲海の中にいる”ようなリラックスを味わえる、この演出は圧巻です。

RAKU SPA Station 府中 ミストサウナ

“ととのう”だけじゃない、新しい日常の基地 — サウナと暮らしをつなぐ滞在空間

RAKU SPA Station 府中 リラックス
8F ゴロゴロスペース
RAKU SPA Station 府中 リラックス
8F ゴロゴロスペース

休憩エリアは広々としたゴロゴロスペースも完備。2万冊以上のコミック・雑誌が読み放題です。

RAKU SPA Station 府中 コワーキング
8F コワーキングスペース(窓際)
RAKU SPA Station 府中 コワーキング
7F コワーキングスペース

コワーキングスペースも設けられており、PC作業やリモートワークも可能。Wi-Fiも利用できます。

RAKU SPA Station 府中 レストラン

レストラン「KEYAKI Dining 楽」など飲食施設も充実。

今回は、黒湯をイメージしたブラックラーメンとカツカレー、そしてサウナ後の定番ドリンク「リポスパ」を頂きました。

サウナ後の食事として、汗を流した体にしっかりと栄養と水分を補給できる満足感のある組み合わせです。

リポスパは、炭酸水に栄養補助食品【リポビタン】ウォーターを溶かしたもので、サウナ・温浴施設の“お風呂上りドリンク”として話題を集めています。ビタミンB1・B2・B6などが含まれており、汗をたっぷりかいた後に嬉しい補給ドリンクです。

サウナで火照った体に、ヒンヤリとした炭酸の刺激とライトな甘さ・ミネラル感がピッタリの一品です。


「RAKU SPA Station 府中」は、ただの入浴施設ではありません。1日滞在できる充実設備が整っており、サウナ×読書×仕事といった複合的な使い方が可能。

コラボイベントの開催や家族利用・定期的なアップデートもあり、目的ごとに何度でも来たくなる施設なのです。

まとめ|日常の中に潜む非日常

RAKU SPA Station 府中

改札を抜け、交差点を一つ渡っただけなのに、空気が変わる。

「RAKU SPA Station 府中」は、“日常のふりをした非日常”です。

まだ行ったことがない人は、ぜひ一度“このギャップの罠”にハマってみてください。

この記事を書いた人

この記事を書いた人:佐藤 直人(プロフィール

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