- トップ
- ›
- サウナの選び方
- ›
- 家庭用サウナ(屋内用)
これで納得!サウナに最適な木材7選と選び方完全ガイド
- 2025年10月9日
サウナを自宅に設置したいけれど、「どの木材のサウナがいいんだろう……」と迷っていませんか?
サウナ用木材は見た目や香りだけでなく、耐久性や断熱性も重要な要素です。
木材選びで失敗するとせっかくのサウナが長持ちしなかったり、快適さを損なうことがあります。
そんな不安を解消するために、この記事では1,500以上のサウナ関連商品を取り扱う『サウナの専門商社』が、サウナに最適な木材を7つ厳選し、それぞれの特徴や選び方をわかりやすく解説します。
\1,500以上の商品を一括比較!/

株式会社サイリージャパン 代表取締役/日本サウナメディア協会 理事
サウナで人生を豊かに。をビジョンに掲げ、サウナや水風呂の商品選定から設計・施工まで一貫して伴走。 理想のサウナ空間づくりをサポートしている。著書 『家庭用サウナの選び方』。 YouTube「サウナ購入ガイドチャンネル」 を運営し、サウナオーナーや設計士の取材を続けている。
…続きを読む
目次
サウナに木材が使われる理由

- 断熱性・調湿性を持つため
- クッション性によりケガを防止するため
- 香りと肌触りがリラックス効果を高めるため
- 本場フィンランドでも、多くのサウナが木材で作られていたため
サウナに木材が使われるのは、その多くの魅力的な特性が理由です。
木材は断熱性と調湿性に優れており、サウナ内の温度をしっかり保ちながら、湿度も自然に調整してくれます。
また、クッション性があるので、座ったり横になったりするときに身体への負担が少なく、ケガの防止にもつながります。
さらに、木材の香りや肌触りはリラックス効果を高める大切な要素です。
2017年~2018年に千葉大学で行われた研究によると、手のひらや足の裏で木材に触れると、大理石などの他の素材に比べて脳がリラックスしやすくなることが確認されています。
サウナの発祥地フィンランドでも木材が多くのサウナで使われており、その伝統が今も受け継がれています。
サウナ用木材は普通の木材と何が違う?
サウナ用木材は通常の木材とは異なり、高温多湿なサウナ環境でも腐りにくく、長持ちするように特別に加工されています。
特に「サーモウッド加工」が施された木材は、湿度に強くなるため、通常10年程度の耐久年数を持つ木材の寿命を20年にまで延ばすことができます。

このように、サウナ用木材は通常の木材とは異なる特別な加工が施され、長期間の使用にも耐えうる品質を持っているのです。
サウナ用木材の種類・特徴一覧

- ヒノキ
- レッドシダー
- スギ
- スプルース
- ヘムロック(ツガ)
- パイン(マツ)
- アスペン(ポプラ)
各木材の特徴やどんな方におすすめか、詳しく解説していきます!
ヒノキ


日本の代表的な木材で高級材として知られるヒノキは、サウナ用木材としても大変人気があります。
色は白に近い明るいクリーム色ですが、経年変化により少し色が濃くなり、ツヤのある色合いへと変わっていきます。
耐久性が非常に高く腐りにくいため、サウナ室にぴったり。
価格は高価ですが、その品質に見合った価値があります。
ヒノキ特有の清々しい、独特の爽やかな香りは、多くの方を深いリラックス状態へと導きます。
\こんな人におすすめ/
・新築の家の木の香りが好き
・明るい印象のサウナ室が好き
・価格が高くても長くきれいに使い続けられる木材を選びたい
| 木材の種類 | ヒノキ |
| 分布 | アジア |
| 耐久性 | ★★★★☆ 水や湿気に強い 長寿命抗菌作用あり |
| 価格 | 高価 |
| 香り | ヒノキ特有の香り リラックス効果、免疫力向上効果あり。 |
| 肌ざわり | 滑らかで心地よく、サウナにも最適。 |
ヒノキを使ったサウナはこちら▼
『サウナの専門商社』にお問い合わせいただくお客様でも「できればヒノキがいい!」と希望される方が多いことから、人気の高さがうかがえるヒノキ製サウナ。
弊社が製造しているヒノキ製サウナに入ったお客様からも「すごくいい香り!」と好評です。
そんなヒノキサウナについては、檜(ヒノキ)を使った家庭用サウナ・バレルサウナおすすめ6選の記事でより詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください!
レッドシダー

北米を中心に生息する木材で、耐久性が非常に高く腐食にも強いレッドシダー。
価格はヒノキよりやや安価ですが、高価な木材の部類です。
柔らかみのある香りを持ち、消臭効果もあるといわれます。
時間をかけてゆっくりと成長するレッドシダーは、細かな年輪の美しさも特徴。
その名の通り赤みがかった色合いで、落ち着いた雰囲気のサウナを作り出します。
\こんな人におすすめ/
・落ち着いた色合いのサウナ室を好む方
・甘い香りが好きな方
・耐久性が高く、長く使える木材を探している方
| 木材の種類 | レッドシダー |
| 分布 | 北米 |
| 耐久性 | ★★★★☆ 高耐久性・腐食にも強い |
| 価格 | やや高価 |
| 香り | マツに近い甘い香り |
| 肌ざわり | 温かみがあり心地よい |
レッドシダーを使ったサウナはこちら▼
スギ


スギは日本を代表する針葉樹材で、軽く柔らかいため加工しやすい木材です。
木材全体の色は明るく赤みがかった木目が特徴です。
木目は空気に触れることで色が濃くなっていくので、経年による表情の変化も楽しめます。
耐久性は中程度ですが、湿気に強い木材です。
比較的手頃な価格で手に入りやすく、広く利用されています。
香りについてはヒノキほど強くはありませんが、さわやかでリラックス効果のある心地よい香りを放ちます。
\こんな人におすすめ/
・手頃な価格でサウナを作りたい方
・経年変化を楽しみたい方
・DIYでサウナを作る方
| 木材の種類 | スギ |
| 分布 | アジア |
| 耐久性 | ★★★☆☆ 柔らかいため傷はつきやすい |
| 価格 | 安価 |
| 香り | 甘く爽やかな香り |
| 肌ざわり | 柔らかく滑らか |
スギを使ったサウナはこちら▼
スプルース

スプルースは、北欧や北米で広く使われるマツ科の針葉樹です。
別名「スプルス」「アラスカヒノキ」「ホワイトウッド」とも呼ばれます。
弾力があるため変形に強く、軽量であるため加工性に優れています。
ただし、手頃な価格で入手できる一方で、耐久性は他の木材と比べると高くはないという点には注意しましょう。
見た目としては明るく白っぽい色合いです。
\こんな人におすすめ/
・明るく清潔感のあるサウナ室を作りたい方
・手頃な価格の木材を探している方
・メンテナンスを楽しみながら使いたい方
| 木材の種類 | スプルース |
| 分布 | ヨーロッパ・アジア・北米 |
| 耐久性 | ★★☆☆☆ 弾力があり変形しにくい |
| 価格 | 比較的安価 |
| 香り | 清涼感のある香り |
| 肌ざわり | 滑らかで柔らかい |
スプルースを使ったサウナはこちら▼
ヘムロック(ツガ)

日本ではツガと呼ばれている、北米の代表的な針葉樹です。
比較的高い耐久性を持ち湿気にも強く、手頃な価格でコストパフォーマンスに優れるため、サウナにもよく使われています。
見た目は温かみのある淡い茶色で、均一な木目が特徴です。
香りはほとんどないため、ロウリュでアロマの香りを楽しみたい方に合うでしょう。
表面は柔らかく滑らかで、触り心地が良いですよ。
\こんな人におすすめ/
・木材の香りはいらないと考える方
・手頃な価格で耐久性の高い木材を探している方
| 木材の種類 | ヘムロック |
| 分布 | 北米 |
| 耐久性 | ★★★☆☆ 湿気に強い耐久性が高い |
| 価格 | 比較的安価 |
| 香り | ほぼ無臭 |
| 肌ざわり | 滑らかで柔らかい |
ヘムロックを使ったサウナはこちら▼
パイン(松)
世界中に広く生息する針葉樹材であるパイン(松)は、明るい黄白色で自然な風合いが魅力。
耐久性は中程度ですが、加工しやすく価格が非常に手頃であるため、幅広く利用されています。
パイン材は比較的柔らかいので、衝撃を吸収し身体への負担が少なくサウナが楽しめますが、一方で、傷やへこみはつきやすいことは知っておきましょう。
甘く芳醇な松の香りは、集中力を高める効果を持っています。
\こんな人におすすめ/
・手頃な価格でサウナを作りたい方
・自然な風合いを大切にしたい方
・柔らかい木材で快適にサウナを楽しみたい方
| 木材の種類 | パイン(松) |
| 分布 | アジア(品種にもよる) |
| 耐久性 | ★★☆☆☆柔らかい強度や耐久性が低い |
| 価格 | 安価 |
| 香り | 森林浴のような木の香り |
| 肌ざわり | 滑らかで柔らかい熱伝導率低い |
パイン(松)を使ったサウナはこちら▼
アスペン(ポプラ)


北欧でよく使われる落葉広葉樹材のアスペンは、淡い色合いで、明るく清潔感があります。
中程度の耐久性で、比較的軽量。
遮熱性が高いため、サウナの熱を維持する効果も持つ木材です。
香りは無臭に近いため、好みに左右されません。
肌ざわりは滑らかで心地よい触感ですが、やや毛羽だちやすい点には注意しましょう。
\こんな人におすすめ/
・明るく清潔感のあるサウナ室を作りたい
・無臭の木材を好む方
・比較的軽量で遮熱性の高い木材を選びたい
| 木材の種類 | アスペン(ポプラ) |
| 分布 | ヨーロッパ、アジア、北アフリカ |
| 耐久性 | ★★☆☆☆ 軽量かつ柔らかい |
| 価格 | 安価 |
| 香り | ほぼ無臭 |
| 肌ざわり | 滑らかで心地よいが、やや毛羽だちやすい |
アスペン(ポプラ)を使ったサウナはこちら▼
関連記事:サウナ内装の素材選び!美しい見た目や安全性、耐久性を兼ね備えた木材を選ぼう
サウナには広葉樹と針葉樹、どちらが向いている?
木材は大きく「広葉樹」と「針葉樹」に分類されます。
針葉樹は内部に空気を多く含むため、断熱性が高く、触れたときの感触がやわらかいのが特徴です。
このため、サウナ用の材として最も一般的に使われています。
一方、広葉樹(例:アスペン)は密度が高く、強度に優れているのが魅力です。
表面がなめらかでささくれが出にくく、割れにくいため、長く使いたいサウナに向いています。
どちらの木にもメリットとデメリットがあり、
求める雰囲気・肌触り・耐久性・設置環境によって、最適な素材は異なります。
| 分類 | 木材名 |
|---|---|
| 針葉樹 | ヒノキ レッドシダー スギ スプルース ヘムロック パイン |
| 広葉樹 | アスペン |
耐久性を高める「サーモウッド加工」とは
ここまで、サウナによく使われる木材の種類と特徴をご紹介しました。
ここからは、木材の耐久性を向上させるために施される技術「サーモウッド加工」と、加工が施された木材の特徴について解説します。
サーモウッドとは


サーモウッドは、木材を190℃~212℃の高温で熱処理することで、耐久性と寸法安定性を向上させたものです。
この処理には加熱と水蒸気だけを使い、化学薬品は一切使用しません。
サーモウッド加工により木材の強度と耐久性が大幅に高まり、サウナ室に使用することで長持ちし、変形しにくいサウナを作ることができます。
サーモウッドをサウナに使う主なメリットは以下の通りです。
- 長持ちする耐久性
- 安定した寸法
- 化学物質を使わない安全性
- 熱が伝わりにくく快適
- 美しい外観
これにより見た目も美しく、安心して使えるサウナを作ることができます。

SUNNY WOODより引用

販売されているサウナには、追加料金(15万円~)でサーモウッド加工をしてもらえることが多いです。
ただし、中には最初からサーモウッドを使って作られているサウナもあります。
サーモウッドについてはサウナにはサーモウッド加工された木材がおすすめ!通常の木材との違いやメリットを解説で解説していますので、深く知りたい方は参考にしてください!
木材にもランクがある?見た目で決まる「等級」とは
木材にも、いわば“和牛のA5ランク”のように品質を示すランク(等級)が存在します。
お肉でいうA5ランクが「肉質や見た目の良さ」を表すように、木材も節(ふし)の少なさや木目の美しさによってグレードが決まります。
節とは、もともと枝が生えていた部分の跡で、木の表面に黒い斑点や小さな凹凸として現れます。
節が少ないほど木目が整い、全体の印象が美しく仕上がるため、等級が高い木材ほど価格も上がる傾向にあります。
木材の見た目に関する代表的な等級は、以下の通りです。

- 無節(むぶし)
- 特選上小節
- 上小節(じょうこぶし)
- 小節(こぶし)
- 特一等
- 一等
- 二等
このうち、「無節」「上小節」「小節」「並」の4つは、JAS(日本農林規格)で定められた正式な基準にあたります。
JASは農林水産省が定める国家規格で、木材の品質や表示基準を統一し、安心して流通できるようにするための制度です。
一方で、「特選上小節」や「特一等」などはJASの規格外であり、製材業者や地域ごとに独自基準で呼ばれていることが多くなっています。
ただし、この等級は見た目を評価するためのものであり、節の数は耐久性や強度には影響はありません。
そのため、「高級感のある木目にしたい」「自然な雰囲気を重視したい」など、デザイン面の好みで選ぶのがポイントです。
何を重視するかで変わる、サウナ木材の選び方
木の種類や等級を知っても、「結局どれがいいの?」と迷う人は多いはず。
サウナに使う木材を選ぶ際に大切なのは、自分がどんな特徴を優先したいかを明確にすることです。
サウナ用の木材を選ぶときは、次の6つの基準を参考にするとわかりやすいでしょう。
- 耐久性・腐りにくさ
- 脱臭性・香り
- 表面の熱くなりにくさ
- 収縮の少なさ(寸法の安定性)
- 見た目・色合い・デザイン
- 価格
それぞれのポイントを簡単に見ていきましょう。
耐久性・腐りにくさ
サウナは高温多湿の環境です。
そのため、水分や湿気に強い木材を選ぶことが長持ちのカギになります。
屋内サウナでは腐る心配はほとんどありませんが、屋外サウナでは雨や湿気の影響を受けやすく、吸水しにくい素材が理想的です。
木が劣化しやすい原因は、含水率(木に含まれる水分量)が高いことや、菌類の繁殖です。
高温処理を行う「サーモウッド加工」材は、水を吸いにくく、反りやカビが出にくいのが特徴。
価格はやや高めですが、メンテナンスの手間を減らしたい人におすすめです。
脱臭性・香り
木材は呼吸するように湿気を吸ったり放出したりする「調湿作用」を持ち、その過程でニオイを吸着する脱臭効果も発揮します。
さらに、木が持つ天然の香り成分がリラックス効果をもたらし、サウナ時間をより心地よくしてくれます。
たとえば、ヒノキには「ヒノキチオール」という森林のような香り成分が含まれ、心を落ち着かせる作用があります。
レッドシダーは甘く爽やかな香りで、防虫効果も兼ね備えています。
| 木材種 | 主な天然成分 | 脱臭性の評価 | 調湿性の評価 |
|---|---|---|---|
| ヒノキ | ヒノキチオール α-ピネン セスキテルペン類 | ◎ 非常に高い (抗菌・脱臭に強力) | ◎〜○ 安定して高い |
| レッドシダー | セドロール ツヤプリシン α-セドレン β-セドレン | ◎ 高い (香りと防虫効果あり) | ○〜△ 含水率は比較的低め |
| スギ | α-ピネン サビネン リモネン セスキテルペン類 | ◎ 高い (芳香・抗菌に優れる) | ○〜◎ 高いが、吸った水分を やや放出しにくい |
| スプルース(トウヒ) | α-ピネン リモネン 酢酸ブチル | ○〜△ 弱め (香り成分は少なめ) | ○ 中程度の安定性 |
| ヘムロック(ツガ) | α-ピネン β-ピネン | △ 弱め (香りは控えめ) | ○ 中程度 |
| パイン(マツ) | α-ピネン β-ピネン カレン類 | ○〜◎ 強め (香気が強く心理効果もあり) | ○ 平均的 |
| アスペン(ポプラ) | 微量の芳香族化合物 | △ 弱め (無臭に近い) | ◎ 高め(吸湿性は良い) |
| サーモウッドアスペン | 成分はほぼ揮発・変質済 | ×〜△ ほぼ無臭 (香り・抗菌性なし) | △ 吸放湿性が低下 |
※ 調湿性の評価は、含水率・吸放湿性・寸法安定性を総合的に判断。
香りの強さや好みは人それぞれ。最近では、無臭に近いアスペン材を好む人も増えています。
熱くなりにくさ(熱伝導率)
サウナで「ベンチが熱くて座れない!」という経験がある人もいるでしょう。
それは、木の熱伝導率(熱の伝わりやすさ)の違いによるものです。
空気を多く含む木材は熱を伝えにくく、肌触りがやさしいのが特徴。
逆に、密度が高く重い木ほど熱が伝わりやすく、表面温度が上がりやすくなります。
| 素材 | 熱伝導率 (W/m・K)※ | 密度 (g/cm³)※ |
|---|---|---|
| ヒノキ | 0.41 | 0.095 |
| スギ | 0.38 | 0.087 |
| サーモウッド | 未処理材と比べて 20〜25%熱伝導率が低くなる。 | 未処理材と比べて 1〜5%程度減少する。 |
| 鉄 | 7.90 | 84.000 |
| コンクリート | 2.40 | 1.000 |
| 乾燥空気(20℃) | 0.02 | 0.001 |
| 水(10℃) | 0.58 | 0.9997(約1.000) |
※ 密度:低いほど空気を多く含み熱を伝えにくいため、木材の表面が熱くなりにくく断熱効果も期待できる。
そのため、ベンチや背もたれには軽くて断熱性の高い針葉樹が最適です。
木材の収縮(寸法の安定性)
木は湿度によって伸び縮みを繰り返します。
この動きが大きいと、すき間や割れの原因になります。
寸法の安定性を重視するなら、乾燥処理または熱処理された木材を選びましょう。
サーモウッドは特に水分を吸いにくく、形の変化が少ない安定した素材です。
見た目・デザイン・カラー
木目や色合いによって、サウナの雰囲気は大きく変わります。
節が少ない木材は高級感があり、統一感のある美しい内装に仕上がります。
明るく清潔感のあるヒノキや、温かみのあるレッドシダーなど、色味で印象を変えるのもおすすめです。
価格
木材の価格は種類や加工法によって変わります。
- パイン:安価で手に入れやすい
- スプルース:加工しやすく人気
- ヒノキ・レッドシダー:中〜高価格帯で高品質
- サーモウッド:高価格だが耐久性に優れる
予算と性能のバランスを見ながら、自分の理想に近い素材を選びましょう。
\サウナ木材の選び方 まとめ/
どの木材が最適かは、自分が何を重視するかによって変わります。
香りやデザイン性を重視する人もいれば、耐久性やメンテナンス性を優先する人もいるでしょう。
理想のサウナ空間を思い描きながら、長く快適に使える木材を選んでみてください。
サウナ用木材が買える場所
サウナ用の木材は、専門のオンラインショップや木材販売業者、建材屋で購入できます。
サウナ専用の木材を取り扱うサイトでは、サウナに適した木材や専用に加工された木材が揃っており選びやすいです。
ただし、サウナ専用として販売されている木材は通常のホームセンター等にあるDIY用木材と比べて価格が高くなります。
サウナを自作する場合、ホームセンターの木材は使える?

ホームセンターの木材を使ってサウナを自作することも可能ですが、専用のサウナ用木材に比べると耐久性が劣ることがあります。
既製品のサウナの寿命が10~20年と言われている中で、一般的な木材を使うとその寿命が10年以下と短くなってしまう可能性が高いです。
特に、屋外に設置するサウナ小屋では雨風の影響を受けやすいため、木材の収縮による隙間風や雨漏り、腐食や黒ずみといった問題が発生しやすくなります。
どうしても自作したい場合は、DIY専用でキット販売されているサウナを使用するのがおすすめです。
DIYサウナの作り方については【設計図あり】自宅にサウナ小屋を自作!DIYする手順や費用、安全性を高める方法、成功事例の記事をご覧ください。
DIYサウナを作る際に入手・加工がしやすい木材
DIYサウナを作る際に入手しやすく加工がしやすい木材としては、
- パイン(松)
- スプルース
- レッドシダー
などがあります。
これらの木材は比較的軽く、切断や加工がしやすいため、初心者でも扱いやすいです。
また、サウナの高温環境にも比較的耐えられるため、DIYサウナの素材として適しています。
木材をサウナ用塗料で強化するのもあり


サウナ用木材の耐久性をさらに高めるために、専用の塗装を施すのもおすすめです。
サウナグッズを販売する業者から、サウナ専用塗料が販売されています。
■サウナ用パラフィンオイル
パラフィンオイルをサウナ室内の木質壁面や背もたれ、ベンチなどに塗布することで、木材を水分や汗から保護し、長持ちさせることができる。
■サウナ用セラミック塗料
セラミック成分が木材の内部に染み込み固まることで、木材の香りや質感を保ちながら耐久性を高めることができる。
木材に使う塗料は必ず、高温にさらされても有害物質が発生しないサウナ専用の製品を選びましょう。
さらに年1回程度行うメンテナンスで、サウナ全体の塗料を塗り直すと長期間サウナをきれいに使い続けることができるでしょう。
関連記事:家庭用サウナのメンテナンス方法まとめ!使用後のお手入れや定期的な点検項目
サウナの専門商社では高品質な木材を使ったサウナを販売
サウナ専門ポータルサイトである“サウナの専門商社”では、1,500以上のサウナ関連商品を取り揃えています。
150社以上のメーカーから提供される家庭用サウナを一度に比較できるのは、サウナの専門商社だけです!

国産ヒノキを使用した低価格なオーダーメイドサウナや、耐久性に優れたサーモウッドを使用したサウナなど、高品質な木材を使った商品を豊富に取り扱っています。

さらに無料相談では、木材の種類を含めサウナのプロがあなたにぴったりのサウナ選びをサポート。
あなたの理想のサウナを実現するために、まずは商品一覧をチェックしてみてください!
\1,500以上の商品を一括比較!/
\たった3分!カンタン入力/
何度でも相談OK・見積り無料
参考資料本記事は、当社 株式会社サイリージャパン(サウナの専門商社)出版の書籍『家庭用サウナの選び方』でまとめた知見の一部を参考にしています。
▶ 書籍について詳しくはこちら

















































