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お庭がスパ施設に!家庭用屋外サウナおすすめメーカーランキングTOP12【徹底比較】
- 2025年12月24日
仕事で疲れた一日の終わり、本当はサウナに入りたいのに、混雑や移動を考えて諦めていませんか。
施設では落ち着かず、思ったほど癒されないと感じる方も少なくありません。
そこで注目されているのが家庭用の屋外サウナ。
好きなときに自分のペースで入り、温度や雰囲気も自分用に整えられるため、施設以上に深くリラックスできることもあります。
一方で、
「メーカーが多くて分からない」
「高い買い物で失敗したくない」
「庭に置くならデザインや耐久性、家族の納得も大切」
と迷うのも当然です。
この記事では、1,500点以上のサウナ関連商品を扱う『サウナの専門商社』が、後悔しない屋外サウナメーカー12社を厳選して紹介します。
\1,500以上の商品を一括比較!/

株式会社サイリージャパン 代表取締役/日本サウナメディア協会 理事
サウナで人生を豊かに。をビジョンに掲げ、サウナや水風呂の商品選定から設計・施工まで一貫して伴走。 理想のサウナ空間づくりをサポートしている。著書 『家庭用サウナの選び方』。 YouTube「サウナ購入ガイドチャンネル」 を運営し、サウナオーナーや設計士の取材を続けている。
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目次
屋外用サウナメーカーおすすめランキングTOP12
さっそく、屋外用サウナメーカーのおすすめ人気ランキングを発表します。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
| メーカー名 | MORI SAUNA | Red Cedar Sauna SISU | totonoü | IESAUNA | Mobiba | ベルウッドホールディングス | SAUNA CAR37 | サムライサウナ | Cube Sauna | MY SAUNA | 上田商会 | ピースノート |
| デザイン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| サウナタイプ | BOX型サウナ | バレルサウナ | バレルサウナ ホームサウナ | テントサウナ | テントサウナ | ホームサウナ | サウナカー | バレルサウナ | ホームサウナ | ホームサウナ | ホームサウナ (コンクリートサウナ) | ホームサウナ (六角形サウナ) |
| サウナ種類 | 1種類 | 5種類 | 8種類 | 2種類 | 1種類 | 1種類 | 1種類 | 3種類 | 1種類 | 9種類 | 1種類 | 1種類 |
| ストーブ +本体価格(税込) | 約400万円〜 | 約108万円~ | 約154万円~ | 約25万円~ | 約18万円~ | 約231万円~+ストーブ別途購入 | 新車込 約350万円 | 約240万円~ | 約160万円~+ストーブ別途購入 | 約164万円~ | 約420万円~ | 約400万円~ |
| 納期目安 | ご注文から2~3カ月 | 最短5日〜 | 通常3〜4ヶ月 在庫品に限り最短1週間 | 通常1〜2ヶ月。 | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ | 最短2カ月 | 通常1〜2ヶ月。 | 平均2ヶ月 最短1ヶ月 | 要問合せ | 要問合せ |
| 素材 | ガルバリウム鋼板・ 木材 (国産ヒノキ) | 木材 (レッドシダー) | 木材 (サーモスプルース) | ポリエステル生地 | ポリエステル生地 | ガルバリウム鋼板・ 木材 (ヒノキ) | ガルバリウム鋼板・ 木材 (ヒノキ) | 木材 (杉) | 木材 (飫肥杉) | 木材 (ヒノキ) | コンクリート 木材 (杉) | 木材 (外壁:杉 内壁:ヒノキ) |
| オプション | Bluetoothスピーカー・排水防水・ 前室・防火区画認定対応・ 外壁カラー変更・サイズ変更・ 木材カラー変更 | 木材カスタム 出入り口にベンチ設置 半円窓 | バレルサウナは窓変更・照明 | – | ‐ | 外装・ドアカラーカスタム | 車両色・サウナ区画レンガ色変更 サウナ室木材サーモウッド加工 | 窓変更 屋根材変更 | Harvia製電気/薪ストーブ 選択可能 | +30万円で屋外用可能 ガラス窓オプション | ‐ | 付属の電気ストーブを薪ストーブに変更 LED室内照明 シリアルナンバープレート |
| 産地 | 日本 | 中国 | エストニア | 日本 | ロシア | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 |
今回は屋外で使用できるもので、バレルサウナやテントサウナなども含めてご紹介しますので、ご自身や住宅のスタイルに合ったものを見つけてください!
1位:MORI SAUNA(モリサウナ)

▶ 国産・三重断熱の本格屋外サウナ
MORI SAUNAは、BOX型サウナでありながら、一般住宅と同じ発想で設計された本格屋外サウナです。
岡山県内の国内工場で製造、内装材には岡山県産の高品質なヒノキを使用しています。
三重断熱構造、全面断熱施工により、外気温の影響を受けにくく室内全体がやわらかな熱で包まれます。
「屋外だから寒い・燃費が悪い」といった不安を感じにくい、住宅品質の屋外サウナです。
サイズやカラーなどのカスタマイズ可能

MORI SAUNAはmm単位でのサイズ調整に対応しており、庭や敷地条件に合わせた設計が可能。
前室の追加、薪ストーブ仕様への変更、外装・内装カラーの変更など、用途や好みに応じたカスタマイズにも柔軟に対応しています。
自宅用はもちろん、別荘や宿泊施設など、設置条件がシビアなケースでも導入しやすい点が特長です。
軽量鉄骨・ガルバリウム外装により耐久性向上を実現

構造には軽量鉄骨フレーム、外装には高耐久のガルバリウム鋼板を採用。
木製小屋タイプのサウナと比べて、経年劣化や環境の影響を受けにくい設計となっています。
メンテナンスもしやすい構造なので、長く安心して使える屋外サウナとして高く評価されています。
| サイズ展開 | 奥行き2832×横幅1822×高さ2366 mm(5〜6名用) ※高さはジャッキで+50〜150 mmの調整が可能 |
| 色展開 | 国産ヒノキ(岡山県産) |
| 窓変更オプション | 寒冷地対応トリプルガラス 窓サイズ・位置変更 |
| 対応ストーブ | 電気/薪※電気ストーブ付属、本体価格に含む。 薪ストーブは別売り。 付属品以外の電気ストーブも選択可。 |
| 雨カバー | ー |
| 施工 | 組立設置費用は本体代に含まれる。 |
| サーモウッド | ○ カスタマイズ |
2位:Red Cedar Sauna SISU

▶ 高耐久×高コスパ×短納期。屋外用サウナ選びで迷ったらまず検討したい一台
屋外用サウナ選びで「失敗したくない」「価格・品質・納期のバランスを重視したい」という方に、まずチェックしてほしいのが Red Cedar Sauna SISU(レッドシダーサウナ シス) です。
SISUは、屋外環境に強いカナダ産ウエスタンレッドシダーを使用したバレルサウナ。
耐久性・防腐性・寸法安定性に優れ、ウッドデッキ材としても使われるほど屋外利用に適した高級木材です。

Red Cedar Sauna SISUは、電気サウナストーブを含むオールインワンモデル。
以下の備品がすべて本体価格に含まれています。
標準セット内容
- 電気サウナストーブ
- サウナストーン
- 温湿度計
- 砂時計
- 木製サウナ桶
- 柄杓(ひしゃく)
他メーカーでは、ストーブや備品が別売となり、追加で40万円前後かかるケースも少なくありません。
その点、SISUは設置後すぐに利用でき、最終的な総額が分かりやすいのがメリットです。
実質的に見ると、ストーブ相当分(約40万円)を差し引いたサウナ本体価格は約78万円(税込)〜。
品質を考えると、コストパフォーマンスの高さは際立っています。
Red Cedar Sauna SISUは国内在庫モデルを多数確保しており、最短5日〜のスピード納品が可能。
一般的なバレルサウナでは2〜4ヶ月かかることも多く、「できるだけ早く使いたい」「シーズンに間に合わせたい」という方には大きなメリットです。


- 出入口ベンチ付きモデル(追加料金なし)
- 半円窓付きモデル(~4名用)
高耐久レッドシダー×高出力ストーブ×国内在庫ありの三拍子が揃った、品質・安心感・スピードを兼ね備えたバレルサウナです。
| サイズ展開 | 1800×1500mm(~2名用) 1800×1800mm(~4名用) 1800×2400mm(~6名用) |
| 色展開 | レッドシダー |
| 窓変更オプション | 半円窓付きモデルあり(~4名用) |
| 対応ストーブ | 電気/薪 ※電気ストーブ付属、本体価格に含む。 薪ストーブは別売り。 |
| 雨カバー | ー |
| 施工 | 屋外組立20万円。 |
| サーモウッド | × |
3位:totonoü
バレルサウナ
▶北欧エストニア発の高品質バレルサウナ
- サーモ加工スプルース材で耐水・防腐力UP
- バレルサウナ&屋外サウナの2タイプを展開
- 電気&薪ストーブ対応(ロウリュ可)
- 黒いシックなデザイン&大きな窓が特徴
北欧の寒冷地でも愛用される耐久性と、洗練されたデザインが魅力!
価格も中堅クラスでコスパ抜群です。
| サイズ展開 | バレルサウナ:奥行き1.2m、2.2m、3.0m、4.0m 屋外用サウナ:2~3人用1.62×1.62×2.46m、5~6人用2.22×2.18×2.46m |
| 色展開 | 各1種 |
| 窓変更オプション | バレルサウナ:フルパノラマ/ハーフ |
| 対応ストーブ | バレルサウナ:薪/電気(ロウリュ可) 屋外用サウナ:電気(ロウリュ可) |
| 雨カバー | 〇 |
| 施工 | バレルサウナ:約20万円 屋外用サウナ:約40万円 ※メーカー指定 |
| サーモウッド | 〇 |
4位:IESAUNA

▶都会のベランダでも楽しめる「無煙ストーブ×テントサウナ」
- 煙&一酸化炭素ゼロのバイオストーブ採用(ロウリュ可)
- 設営わずか10分!どこでも簡単設置
- 最小スペース150cm×80cmで設置可能
住宅街でも使える画期的なテントサウナ。
価格も安いので、初めての家庭用サウナとしてもおすすめです!
| サイズ展開 | W140×D70×H202cm |
| 色展開 | 1種 |
| 窓変更オプション | ‐ |
| 対応ストーブ | バイオストーブ(ロウリュ可) |
| 設営にかかる時間 | 約10分 |
| 付属備品 | IESAUNAセット:テント本体、テント用袋バイオストーブ、 煙突(予備3本付)、サウナストーン8kg、ファイヤーグローブ、 消火蓋、専用バット・トング |
5位:Mobiba(モビバ)

▶ロシア発!アウトドアに最適なモバイルテントサウナ
- 収納バッグ付きで持ち運び可能
- 設営時間20分の簡単設計
- 薪ストーブ対応(ロウリュ可)
コンパクトながら本格的なサウナ体験ができるモバイルタイプ。
アウトドア好きにはピッタリの本格派テントサウナです。
| サイズ展開 | W199×D199×H195cm(~4名用) W255×D255×H220cm(~6名用) |
| 色展開 | 各1種 |
| 窓変更オプション | ‐ |
| 対応ストーブ | 薪ストーブ(ロウリュ可) |
| 設営にかかる時間 | 約20分 |
| 付属備品 | ストーブ、煙突、テント用キャリーバッグ、ペグ、 ペグ収納袋、自在金具付き張り綱、リペア用生地。 サウナストーンは別売り。 |
6位:ベルウッドホールディングス


▶メンテナンス不要&耐久性抜群の屋外サウナ
- ガルバリウム×3層構造で高耐久&高断熱
- スギ&ヒノキの香りでリラックス効果◎
- スタイリッシュなデザイン&カラー変更可
高断熱&省エネ効果があり、寒い季節でも快適なサウナ体験が可能。
断熱性重視の方や、寒冷地域に設置したい方に特におすすめです!
| サイズ展開 | 4名用 |
| 色展開 | 6色 |
| 窓変更オプション | 窓を開閉可能に変更 ドア枠の金属部分のカラー変更が可 |
| 対応ストーブ | 薪・電気(別売り)(ロウリュ可) |
| 雨カバー | 〇屋根 |
| 施工 | 無し(料金に含まれる) |
| サーモウッド | × 外装はガルバリウム鋼板で耐久性が高い |
7位:SAUNA CAR37

▶移動可能なサウナカーでどこでもサウナ体験!品質・デザイン性も抜群
- 40年の職人技が光る純日本製サウナ
- 耐久性抜群のガルバリウム&アルミフレーム採用
- スタイリッシュなデザイン&カラーのカスタマイズOK
価格は高めですが、移動できる自由度の高さが魅力!
川や湖を水風呂代わりに整う体験は、他では味わえません。
| サイズ展開 | サウナ室を含んだ車体:3.7×1.6×2.4m |
| 定員 | 乗車:2名、サウナ室利用:4名 |
| 色展開 | 車両色7色、サウナ区画レンガ色8色 |
| その他オプション | サウナ室内国産ヒノキ・サーモウッド加工、ラッピング、 位置情報、温度情報管理 |
| 対応ストーブ | 薪(ロウリュ可) |
| 施工 | ‐ |
| サーモウッド | 〇 |
8位:サムライサウナ

▶日本の職人技が光る高品質バレルサウナ
- 秋田杉を使用した国産バレルサウナ
- 上段・下段ベンチで広々空間
- 五角形デザインで開放感◎
施工費&ストーブ代込みで約300万円と価格は高めですが、その品質は折り紙付き!
日本製にこだわりたい方にぴったりです。
| サイズ展開 | 4名用、前室あり4名用、前室あり6名用 |
| 色展開 | 各1種 |
| 窓変更オプション | × |
| 対応ストーブ | 薪・電気(オプション)(ロウリュ可) |
| 雨カバー | 〇屋根 |
| 施工 | メーカー指定約20万円 |
| サーモウッド | × |
関連記事:【サムライサウナ】バレルサウナメーカーのサムライサウナを紹介!
9位:Cube Sauna


▶宮崎県産「飫肥杉(オビスギ)」を使った純国産サウナ
- 耐水・耐久性の高い飫肥杉を使用
- ナチュラル×スタイリッシュなデザイン
- 薪&電気ストーブ対応(ロウリュ可)
長く使える国産サウナを探している方におすすめ!
特徴的なデザインも目を惹きます。
| サイズ展開 | 1名用、~3名用、~4名用 |
| 色展開 | 各1種 |
| 窓変更オプション | × |
| 対応ストーブ | 薪・電気(オプション)(ロウリュ可) |
| 雨カバー | × |
| 施工 | メーカー指定 費用は要問い合わせ |
| サーモウッド | × |
10位:MY SAUNA


▶DIYで簡単に組み立てられる家庭用サウナ
- ヒノキを使用した国産サウナ
- サイズ展開豊富でカスタマイズ自由
- 防腐コーティング&屋根付きで耐久性◎
MY Saunaの屋外用モデルは、1人用から最大5人用までのサイズ展開があり、用途に合わせて選べます。
防腐コーティング&屋根付きで耐久性に優れ、最高温度110℃&ロウリュ対応の本格仕様。
さらに、国産ヒノキならではの美しい木目と香りが、極上のリラックス空間を演出します。
| サイズ展開 | 1人用、2~3人用、3~4人用、4~5人用 |
| 色展開 | 各1種 |
| ストーブ温度 | 110℃まで調整可 |
| ストーブ価格 | +30万円~ (ロウリュ可) |
| ロウリュウ | 〇 |
| ドア・窓変更オプション | 〇 |
関連記事:【MySauna】国産家庭用サウナ・バレルサウナメーカーのMySaunaをご紹介
11位:上田商会(CUBERU)


▶100年以上の耐久性を誇るコンクリート製サウナ
- 高耐久コンクリートで暴風・シロアリの影響なし
- クレーン設置で短時間で導入可能
- 蓄熱性&エネルギー効率◎
コンクリートサウナ「CUBERU」は大正14年創業の歴史を持つ上田商会によって厳格な品質管理のもと製造されており、その耐久年数はなんと100年以上!
特に積雪地域で屋外サウナを検討している方におすすめです。
12位:ピースノート(ハニカムサウナ)

▶可愛らしい六角形デザインの3層構造サウナ
- 国産杉×国産ヒノキを使用
- 3層構造で保温性&耐久性UP
- ランニングコスト削減効果も◎
珍しい六角形デザインのハニカムサウナは、可愛らしさと機能性を兼ね備えた本格的な住宅クオリティのサウナ。
見た目はバレルサウナに近いですが、バレルサウナは基本的に木材1枚で壁を作るのに対し、ハニカムサウナの壁は3層構造でしっかりと保温性・断熱性を確保しているのが特長です。
個性的なサウナが欲しい方や業務用サウナとしても人気です。
「どこにどう置く?」を解決!
自宅サウナレイアウト事例集はこちら ▼
屋外に設置できる家庭用サウナの特徴・注意点
屋屋外に設置できる家庭用サウナは、自宅にいながら本格的なサウナ体験ができる点が魅力です。
一方で、屋外ならではの条件を理解せずに導入すると、後悔につながるケースもあります。
屋外サウナの主なメリット
- 好きなタイミングで利用できる
- 完全なプライベート空間
- すぐに外気浴できる動線
知らずに選ぶと後悔しやすい注意点
- 初期費用が高く、やり直しがきかない
- 雨風・寒暖差の影響を受けやすい
- 設置環境や近隣への配慮が必要
- メンテナンスを前提に考える必要がある
これらの点を踏まえずに「自宅にサウナがほしい」という気持ちだけで選んでしまうと、使わなくなる・ストレスになるという結果になりかねません。
ただし、事前に知っておくべきポイントさえ押さえれば、屋外サウナは忙しい毎日の中で頼れる回復習慣になります。
以下では、そのポイントを分かりやすく解説していきます。
関連記事:屋外用ホームサウナの特徴やメリットやデメリットを解説
屋外サウナには「据え置きサウナ小屋」と「移動可能なテントサウナ」がある
屋外サウナを検討し始めると、まず「小屋タイプがいいのか」「テントタイプがいいのか」で迷う方が多いのではないでしょうか。
どちらも屋外で使えるサウナですが、使い勝手や満足度は大きく異なります。
据え置きサウナ小屋

据え置きサウナ小屋は、庭や敷地内に固定して設置するタイプのサウナです。
木材を基調としたデザインが多く、サイズや内装のカスタマイズも可能なため、自宅でサウナ施設のような本格的なサウナ体験をしたい人に向いています。
一方で、一度設置すると簡単には移動できないため、設置場所や使用目的をしっかり考えたうえで選ぶ必要があります。
移動可能なテントサウナ

テントサウナは、設置・撤去が簡単で、必要に応じて移動できるのが特徴です。
キャンプやアウトドアなど、気軽にサウナを楽しみたい方には魅力的な選択肢でしょう。
ただし、断熱性や耐久性は据え置き型に比べて劣る場合が多く、「自宅で日常的に使うサウナ」として選ぶと、物足りなさを感じるケースもあります。
屋外サウナと一口に言っても、「どんな使い方をしたいか」によって、適したタイプは大きく変わります。
この違いを理解せずに選んでしまうと、「思っていた使い方ができない」という後悔につながりかねませんので注意しましょう。
据え置き型は本格派向け、移動型は自由度重視の方におすすめです。
屋外設置できる家庭用サウナの価格
屋外に設置できる家庭用サウナの価格は、仕様や施工内容によって幅があるのが特徴です。
一般的な初期費用の目安は、以下の通りです。
| サウナ本体代 | 100~250万円 |
| 電気ストーブ代 | 40万円~ |
| 配送費 | 20万円~ |
| 設置工事代 | 20万円~ |
| 200Vへの電気変換工事 | 3万円~ |
| 電気配線工事の相場 | 10万円~ |
| 初期費用合計 | 150~350万円 |
重要なのは「高いか安いか」ではなく、その価格が“どんな仕様・体験・使い方”に対するものなのかを理解することです。
価格の見方を整理しておくことで、次に解説する「選び方」や「メーカー比較」が、より納得感を持って判断できるようになります。
次の見出しでは、後悔しないための家庭用屋外サウナの選び方を解説します。
より詳しい費用については、屋外用ホームサウナの初期費用や維持費、電気代まとめの記事をご覧ください。
屋外設置できる家庭用サウナの選び方|後悔しないための6つの判断軸
屋外サウナ選びで後悔しないために大切なのは、スペックや価格だけで判断しないことです。
「子どもが寝た後に静かに入りたい」
「忙しくても短時間でしっかりととのいたい」
「庭に置いても家の雰囲気を壊したくない」
こうした日常での使い方を具体的にイメージしながら選ぶことが、満足度の高い屋外サウナにつながります。
ここでは、家庭用屋外サウナを長く快適に使うためのポイントを整理します。
① サイズ・設置スペース|「気兼ねなく使えるか」
屋外サウナは、単に「何人用か」ではなく、自分が一人で入ったときに快適かを基準に考えることも重要です。
家族が寝た後や休日の朝でも、人目や音を気にせず使えるか。
家からサウナまでの動線が悪くないか。
「設置できる」ではなく「日常的に使えるサイズ・配置か」を確認しましょう。
【屋外用サウナサイズ目安】
- 1人用:幅約90cm × 奥行約90cm
- 2人用:幅約160cm × 奥行約160cm
- 3〜4人用:幅約210cm × 奥行約210cm
1人で使う前提でも、あえて2人用以上のサイズを選ぶことで、足を伸ばしてよりゆったりとリラックスできるというメリットがあります。

② 断熱性|「短時間でも満足できるか」
忙しい人ほど、断熱性は重要です。
断熱性が低いと
- 温まるまで時間がかかる
- 温度ムラが出る
- 冬や雨の日に使わなくなる
といった原因になります。
壁・天井の断熱構造や、ドア・窓の仕様を確認し、短時間でもしっかりととのえるサウナかどうかを見極めましょう。
③ ストーブ性能|「自分でコントロールできるか」
家庭用サウナの満足度を大きく左右するのがストーブです。
- 温度調整のしやすさ
- ロウリュ対応か
- 操作が直感的か
といった点は、「施設よりも良い体験」になるかどうかの分かれ目になります。
自分の好みの温度・湿度・ロウリュのタイミングを自在にコントロールできる環境こそ、自宅にサウナを所有することの最大の価値です。
関連記事:自宅用サウナストーブは4種類!メリットデメリット、選び方、設置方法、コストを比較
④ デザイン|「自分も家族も納得できるか」

屋外サウナは、自分だけのものではありません。
庭や外観の一部として、家族と共有する空間です。
- 家の外観と調和するか
- 生活感が出すぎないか
- 「置いてよかった」と家族も思えるか
デザイン性は、家族の納得を得るための重要な判断軸でもあります。
関連記事:家庭用サウナ(屋外用)の選び方
⑤ メンテナンス・耐久性|「10年後も後悔しないか」

家庭用サウナの寿命は、適切な管理を行えば10〜20年ほど。
だからこそ、購入時に以下を確認しておくことが重要です。
- 使用後の乾燥・掃除のしやすさ
- 外装の耐候性
- 素材や加工(耐久性を上げるサーモ加工など)
- メーカーのサポート体制
買った後に手間やストレスが増えないかという視点で選びましょう。
関連記事:サウナにはサーモウッド加工された木材がおすすめ!通常の木材との違いやメリットを解説
⑥ 価格の考え方|「納得して投資できるか」
屋外サウナは、決して安い買い物ではありません。
ただし重要なのは、金額そのものではなく、
- 何にコストがかかっているのか
- その価格で、どんな体験が得られるのか
を理解したうえで選ぶことです。
高額でも
「これなら長く使える」
「生活の質が確実に上がる」
と納得できる選択こそが、後悔のない投資になります。
6つの判断軸まとめ|“使い続けられるか”を基準に選ぶ
家庭用屋外サウナ選びで最も大切なのは、買えるかどうかではなく、使い続けられるかどうかです。
日々の疲れを癒し、自分のペースでととのえる場所として、長く付き合える一台を選びましょう。
ただし、ここまで整理しても「自分の場合はどれが正解なのか分からない」と感じる方も多いはずです。
実際、庭の広さや電源、家族構成によって最適なサウナは大きく変わります。
迷ったときは、実例を多く見てきたサウナの専門家に相談することで、選択肢を一気に絞り込むことができます。
➡ 無料でサウナのプロに相談してみる。
屋外設置できる家庭用サウナメーカーの選び方
製品ごとの違いが見えてきたら、次に重要になるのがどのメーカーから選ぶかです。
屋外用サウナは高額かつ長く使う前提の設備だからこそ、価格や見た目だけでなく、メーカーの考え方や得意分野まで含めて判断することが、後悔しないためのポイントになります。
ここでは、家庭用屋外サウナメーカーを選ぶ際に、特に重視したいポイントを整理します。
① サウナメーカーの特徴が「自分の優先順位に合っているか」
サウナメーカーには、それぞれ明確な強みがあります。
- 比較的手頃な価格で、カスタマイズ性が高いメーカー
- 建築・断熱などの技術力に強みを持つメーカー
- 組み立て不要やDIYキットなど、導入のしやすさを重視するメーカー
すべてを満たすメーカーは多くありません。
自分が何を最優先したいのか(性能・価格・手軽さ・デザインなど)を明確にしたうえで、
その分野に強いメーカーを選ぶことが大切です。
② 対応ストーブの種類・機能を見て「理想の入り方ができるか」
屋外用サウナメーカーには、
- サウナ本体とストーブがセットになっているメーカー
- ストーブを別途選べるメーカー
の2タイプがあります。
セット販売の場合は、
ストーブの出力・操作性・ロウリュ対応の有無などを必ず確認しましょう。
一方で、
温度や湿度、ロウリュのタイミングにこだわりたい方は、
ストーブを自由に選べるメーカーのほうが満足度が高くなるケースもあります。
③ デザインの考え方が「イメージに合っているか」


メーカーごとに、サウナのデザインには明確な「考え方」があります。
住宅との調和を重視するメーカーもあれば、存在感を楽しむ設計を得意とするメーカーもあります。
一時的な見た目ではなく、長く庭に置いたときに違和感が出ないかという視点でメーカーを選ぶことが重要です。
④ 屋外利用を前提にした設計・実績が十分か
屋外用サウナは、どのメーカーでも同じように作れるわけではありません。
屋外利用を前提とした設計ノウハウや、実際の導入実績があるかどうかで、耐久性やトラブル発生率には差が出ます。
メーカーを見極める際は、
「屋外での使用を前提に、どんな素材や構造を採用しているか」
「これまでにどれくらい屋外設置の実績があるか」
といった点を確認することが重要です。
たとえば、屋外デにも適した耐久性が高い木材として知られるレッドシダーに特化したブランドや、住宅外装にも使われるガルバリウム鋼板を外壁に採用した屋外サウナなどは、長期使用を前提とした設計思想の一例といえるでしょう。
また、メーカー単体だけで判断が難しい場合は、実際の導入事例や施工実績を数多く扱っている事業者の情報を参考にするのも一つの方法です。
屋外設置の事例が豊富であれば、さまざまな環境条件でのノウハウが蓄積されていると判断できます。
メーカー選びまとめ|「安心して任せられるか」で判断する
屋外サウナは、「買って終わり」ではなく「使い続ける設備」です。
製品そのものだけでなく、相談体制やサポート、実績も含めて、安心して任せられるメーカーかどうかを基準に選びましょう。
次の見出しでは、これらの判断軸を踏まえたうえで、おすすめの屋外サウナメーカー12社をランキング形式で紹介します。
実際の屋外用サウナ導入事例
「本当に自宅の庭にサウナを設置できるのか」「自分の暮らしでも無理なく使えるのか」
そんな不安を感じている方のために、ここでは『サウナの専門商社』が実際に手がけた屋外サウナの導入事例をご紹介します。
実際の庭や住環境での活用例を見ることで、設置後のイメージがより具体的になるはずです。
- 寒冷地の庭に設置した屋外用BOXサウナ(秋田県)
- 富士山と桜を望むウッドデッキにプライベートサウナを設置(静岡県)
- 外構と一体化したバレルサウナで上質な癒し空間に(千葉県)
- 温浴施設に耐久性重視の屋外サウナを設置(岡山県)
寒冷地の庭に設置した屋外用BOXサウナ(秋田県)


寒冷地・積雪環境の個人宅に設置した屋外用BOXサウナの事例です。
基礎を高く設け、断熱性と熱効率を重視した設計を採用。
ウッドデッキ・水風呂・外気浴動線もまとめて整備しました。
寒冷地でも安心して使いたい方に参考になる事例です。
富士山と桜を望むウッドデッキにプライベートサウナを設置(静岡県)


ウッドデッキ上に、前室付きバレルサウナと水風呂・シャワーを設置。
熱が逃げにくく、段差の少ない動線設計が特徴です。
景色を楽しみながら、自分の時間を大切にしたい方に向いた事例です。
外構と一体化したバレルサウナで上質な癒し空間に(千葉県)


住宅外観と調和するよう、外構と一体でバレルサウナと水風呂を設置。
照明計画も含め、庭全体を“ととのい空間”として設計しました。
デザインや家族の納得感を重視したい方に参考になる事例です。
温浴施設に耐久性重視の屋外サウナを設置(岡山県)


ガルバリウム鋼板を外装に採用した、耐久性重視の屋外サウナ事例です。
高出力ストーブと換気設計により、安定したロウリュ体験を実現。
長く安心して使える屋外サウナを求める方におすすめの構成です。
屋外用サウナ小屋はDIYで自作できる?

「自宅の庭にサウナを作りたい」と考えたとき、DIYでサウナ小屋を自作できないかと考える方も少なくありません。
実際、サウナ好きの中には、木材を集めて自作サウナ小屋を完成させている方もいます。
DIYのメリットは、
- サイズや内装を自由に決められる
- コストを抑えられる可能性がある
といった点です。
一方で、屋外用サウナを安全かつ快適に使うためには注意点も多いのが現実です。
- 十分な断熱・気密を確保できない
- ストーブ周りの安全設計が難しい
- 雨風や湿気による劣化対策が必要
- 法規・電気工事・耐久性の判断が自己責任になる
特に屋外設置の場合、
「とりあえず作ってみた」では後から使わなくなるケースも少なくありません。
そのため、長く安心して使えるサウナを求める場合は、屋外利用を前提に設計された信頼できるサウナメーカーの製品を選ぶ方が、結果的に満足度が高くなることが多いです。
「一から作るのは難しそうだけど、DIY感覚は楽しみたい」という方は、DIYキットを提供しているメーカーを検討するのも一つの選択肢でしょう。
DIYサウナ小屋についてや実際にサウナ小屋を作った人の事例は、【設計図あり】自宅にサウナ小屋をDIY!自作する手順や図面の書き方の記事で詳しく解説しています。
屋外用サウナ使用時におすすめ
屋外用サウナ使用時は、足元に気を付けて使用しましょう。
サウナの内部に照明をつけていても、屋外で使用する際に外が暗かったらドアの周りなど危ない場合があります。
そのような時はポータブル電源などで簡易的に照明を作ることなども検討しましょう。
ポータブル電源のおすすめはこちら(jackery公式サイト)

まとめ|後悔しない屋外サウナ選びのために
今回は、屋外に設置できる家庭用サウナの中から、おすすめのサウナメーカー12社をランキング形式でご紹介しました。
屋外サウナは、忙しい日常の中でも自分のペースでととのえ、暮らしの質を大きく変えてくれる存在です。
一方で、家族のスペースを使い、高額な投資になるからこそ、「なんとなく」で選ぶと後悔につながりやすい設備でもあります。
今回ご紹介した12社は、屋外利用を前提とした設計・実績を持つメーカーばかり。
ぜひ、ご自身のライフスタイルに合う一台を見つけてください。
「まだ全体像を比較したい」という方は、商品一覧から。
「比較に時間をかけられない」という方は、プロへの無料相談もご活用ください。
\1,500以上の商品を一括比較!/
参考資料本記事は、当社 株式会社サイリージャパン(サウナの専門商社)出版の書籍『家庭用サウナの選び方』でまとめた知見の一部を参考にしています。
▶ 書籍について詳しくはこちら























































