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月1回以上のサウナ習慣で健康状態が良好に|スウェーデンの大規模調査からわかったこと

  • 2025年6月12日

サウナ文化が根付くスウェーデン北部で大規模な疫学調査が行われ、サウナの利用頻度と健康状態との関係が明らかになりました。

本記事では、2022年に実施された「MONICA研究」の最新データをもとに、サウナ習慣が人々の幸福感や血圧、睡眠の質にどのような影響を与えているのかをご紹介します。

調査の概要

この論文は、スウェーデン北部で実施された「MONICA研究2022」のデータをもとに、サウナ習慣と健康状態の関係を比較・分析したものです。

スウェーデン北部在住の25〜74歳の成人を対象とした質問票調査の結果です。

この研究では、質問票と身体測定データを用いて、サウナの頻度・習慣と健康指標との関連が分析されました。

項目内容例
タイトルSauna bathing in northern Sweden: results from the MONICA study 2022
著者・研究機関Åsa Engström ほか(ウメオ大学、ルレオ工科大学)
発表年2024年
出典Scandinavian Journal of Primary Health Care
論文リンクhttps://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/22423982.2024.2419698

主な調査結果

\調査結果をまとめると…/

  • 月1回以上サウナに入る人は、血圧が低く、痛みや不安が少なく、幸福度が高かった
  • サウナの頻度が多ければ良いとは限らず、1〜4回/月がもっとも好影響が大きい

サウナ習慣がある人は健康指標が良好

971人の回答者のうち、月1回以上サウナに入る人(サウナ愛好者)は641人(66%)でした。

彼らはサウナに入らない人に比べ、血圧が低く、自己申告による痛みの程度も少ない傾向がありました。

睡眠満足度やエネルギー、幸福度も高く、全体的に健康的なライフスタイルが見られました。

入りすぎは逆効果?最適な頻度は月1〜4回

精神的健康やエネルギーのスコアは、月1〜4回サウナを利用している人が最も高く、それ以上頻繁に入っても改善効果は見られませんでした。

幸福度も同様に、この頻度で最大化されており、「頻度が高い=より良い」とは限らないことが示唆されました。

サウナの入り方の特徴

大多数のサウナ愛好者は15〜20分間、1〜2セット、60〜80度の電気式サウナを利用していました。

1人よりも複数人で入る傾向があり、冷水浴と組み合わせていた人は少数でした。

結論

この論文は、スウェーデン北部におけるサウナ利用者と非利用者の健康指標を比較した研究です。

結果として、サウナに月1回以上入る人々は、心身ともに健康状態が良く、幸福度やエネルギーも高い傾向があることがわかりました。

特に「月1〜4回」という頻度が最も効果的であり、「入りすぎれば良い」というわけではないことが注目されます。

サウナは手軽に取り入れられる健康習慣として、今後さらに注目されていくでしょう。

関連文献:

サウナと風邪の関係を検証|定期的なサウナ浴が発症リスクを減らす可能性を示す研究を解説

週4回以上のサウナで精神疾患リスクが77%低下|フィンランドの25年追跡研究

※本ページの内容はページ内にあるソースの学術文献等を、一部翻訳機能等を活用して弊社にて独自に翻訳・要約したものです。詳細は参照元の文献をご参照ください。

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