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豪雪地帯に屋外サウナを設置!耐久性・断熱性に優れた屋外サウナおすすめメーカー2選
- 2024年8月15日
豪雪地帯の冬は厳しいですが、そんな中でも屋外サウナは暖かい避難所のような存在になります。
この記事では、耐久性と断熱性に優れた豪雪地帯にふさわしい屋外サウナメーカーを2つピックアップしました。
雪が多い地域での屋外サウナの選び方や、メンテナンス方法についても解説しますので、サウナ選びや運用方法の参考にしていただければ幸いです。
目次
豪雪地帯に屋外サウナを設置するメリット
- 冷えた身体を温められる
- 熱いサウナと雪景色を同時に楽しめる
- 雪の上に寝転んでクールダウンできる
- キンキンに冷えた水風呂を簡単に作れる
豪雪地帯の厳しい寒さの中で、屋外サウナは冷え切った身体を効果的に温める場所となります。
サウナの熱い空気は、外気の寒さにより冷えた筋肉をほぐし、体温を上げるのに最適です。
窓があるサウナなら中から雪に覆われた景色を眺めることができるのも、豪雪地帯ならではの魅力でしょう。
サウナの後、外に出て雪の上に寝転びクールダウンすることで、特別な爽快感を味わうこともできます。
豪雪地帯では、地下水や雪を利用して簡単にキンキンに冷えた水風呂を作れるというのもメリットです。
雪とサウナを効果的に利用することで、他では味わえない「整い」を得ることができます。
豪雪地帯に屋外サウナを設置する注意点
豪雪地帯に屋外サウナを設置する際には、特有の気候や環境を考慮したいくつかの注意点があります。
- 定期的な除雪が必要になる
- 耐候性と断熱性、防水性の高いサウナを選ぶ
- 十分な暖房能力を持つサウナストーブを選ぶ
- ストーブや照明に電気を使う場合は電源の確保が必要
- 定期的なメンテナンスが必要
- 雪が吹き付ける方向を考えて小屋を建てる
定期的な除雪が必要になる
豪雪地帯では、サウナへのアクセスを確保するために定期的な除雪が不可欠です。
積もった雪によりサウナへの入口が塞がれたり、安全に入れない状態になることを防ぐため、特に降雪の多い日には注意してください。
耐候性と断熱性、防水性の高いサウナを選ぶ
サウナ購入時は豪雪地帯の厳しい気候条件に耐えるため、サウナは耐候性、断熱性、防水性に優れたものを選ぶことで、サウナ内の快適な温度を保ち、雪や雨による損傷を防ぎましょう。
耐候性、断熱性などが高い屋外サウナは価格が高くなる傾向にありますが、耐久年数を加味してコスパを考えることが大切です。
十分な暖房能力の持つサウナストーブを選ぶ
また、寒冷な環境で効率的にサウナを加熱するためには、十分な暖房能力を持つサウナストーブが必要になります。
豪雪地帯の場合は、電源の確保が不要で高温のサウナを作りやすい「薪サウナストーブ」がおすすめです。
電源の確保
ストーブや照明など設備に電気を必要とする場合は、安定した電源の確保も重要です。
特に建物と離れた場所にサウナを設置する際には、電源確保に注意を払う必要があります。
定期的なメンテナンスが必要
豪雪地帯での屋外サウナは積雪や気温変化に影響を受けやすいため、特にメンテナンスが大切になります。
定期的な点検とメンテナンスを行うことで、サウナの性能と安全性を維持し、長期的に快適に使用できるようにしてください。
豪雨地帯では雪下ろしを怠ると、建物の劣化を早めてしまったり、ドアが開閉しづらくなることがあるのでご注意ください。
雪が吹き付ける方向を考えて小屋を建てる
北半球では冬は北風が吹き、切妻屋根(山形の屋根)の場合は風下方向の南側の屋根に雪が溜まりやすくなります。
雪が溜まると落雪が起きますので、雪が落ちた際に小屋の壁などに当たって衝撃を受けてしまわないかも考慮しましょう。
参考:PANELHOUSE
豪雪地帯に最適な屋外サウナの特徴
豪雨地域にサウナを設置する場合は、以下のポイントを押さえる必要があります。
- 豪雪に耐える素材と構造
- 断熱材料の重要性
- 適切なサイズとデザイン
豪雪に耐える素材と構造
豪雪地帯での屋外サウナは、雪の重みや低温に耐えられる強度が求められます。
素材には耐候性の高い木材や金属などが適します。
構造面では屋根が特に重要で、重い雪に耐えられるよう傾斜がついているものやコンクリートなどの耐久性がある素材のものがおすすめです。
窓やドアが大きい小屋は、積雪に弱く重みにより建物が変形しやすくなりますのでご注意ください。
加えて、基礎がしっかりしていないと小屋が傾いたり雪解け水の影響を受ける危険がありますので、しっかりとした基礎工事が求められます。
※コンクリート製のサウナの場合は、基礎工事が不要な場合もあります。
関連記事:サウナ内装の素材選び!美しい見た目や耐久性を兼ね備えた木材を選ぼう
断熱材料の重要性
豪雪地帯の低温環境下では、サウナ内の熱が逃げないように断熱が重要です。
壁、天井、床などに適切な断熱材を使用することで、熱損失を最小限に抑え、サウナの暖房効率を高めることができます。
断熱材については、サウナに使える断熱材の種類!入れるメリットや買える場所も紹介の記事で詳しく解説しています。
適切なサイズとデザイン
使用する人数や設置場所のスペースに応じて、適切なサイズのサウナを選ぶことが重要です。
大きすぎるとサウナの暖房効率が低下しますので、ご注意ください。
屋外サウナの入り口や通路は、雪が積もってもアクセスしやすいように考慮する必要があります。
滑り止めが設置できたり、雪かきがしやすいデザインが望ましいでしょう。
屋根は軒が出っ張っているタイプだと、軒の上に雪が溜まった際に重みで屋根が破損しやすくなる場合がありますので注意してください。
サウナの専門商社なら家庭用/事業用サウナの商品選びや、費用や工事について相談が可能。
是非お気軽に電話やメール・LINEで相談してみてください。
豪雪地帯におすすめ!屋外サウナメーカー2選
豪雪地帯でも使える耐久性、断熱性に優れる屋外サウナメーカーを2つご紹介します!
メーカー名 | CUBERU(クベル) | サムライサウナ |
外観 | ||
サウナタイプ | コンクリートサウナ | バレルサウナナ |
サウナ種類 | 1種類 | 3種類 |
価格 | 窓あり:3,740,000円 窓なし:3,520,000円 | 4名用:543kg 前室あり4名用:762kg 前室あり6名用:1044kg |
ストーブ | 別売り薪or電気 | 付属、薪ストーブ。 オプションで電気ストーブ選択可能。 |
産地 | 日本 | 日本 |
ポイント | 断熱性・蓄熱性が高い コンクリート製のサウナ。 100年以上の耐久性を持つ。 | 目を惹く五角形デザインが特徴。 薪ストーブや煙突、設置費込みの値段 |
CUBERU(クベル)
大正14年創業の株式会社上田商会製で厳格な品質管理のもと製造される「CUBERU」は、耐久性とデザイン性を兼ね備えたコンクリートサウナです。
土木・建築工事を必要とせず、サウナ本体はトラックで運び入れ、クレーン車による短時間設置が可能です。
※設置時間は現場環境によって変わります。
100年以上の耐久性を持つ高耐久コンクリート製で、暴風やシロアリの影響も受けません。
熱を保持しやすい蓄熱性と断熱材を組み合わせることでエネルギー効率も高い屋外サウナです。
サイズ展開 | ~6名用 |
色展開 | 1種 |
素材 | 外装:コンクリート 内装:道産スギ |
窓変更オプション | 〇 |
サイズ | 奥行き: 2550mm 直径: 2300mm 高さ: 2300mm |
重量 | 9500kg |
対応ストーブ | 薪・電気(別途購入が必要) |
価格(税込み) | 窓あり:3,740,000円 窓なし:3,520,000円 |
施工 | 別途お見積り ※参考 クレーン設置:65,000円 設置地盤工事:100,000円 |
サムライサウナ
サムライサウナはオールジャパンにこだわり、日本ならではの素材・デザイン・技術を駆使してバレルサウナを制作するメーカーです。
特筆すべきは
- バレルサウナなのに椅子が下段・上段がある
- 日本の職人の本格施工
という点。
秋田杉を使用しており、品質は折り紙つきです。
五角形の印象的なデザインで、空間を広く感じ開放感があるのもポイント。
4名用なら施工費・薪ストーブ代込で300万円以下というのも魅力的です。
サイズ展開 | 4名用、前室あり4名用、前室あり6名用 |
色展開 | 各1種 |
素材 | 秋田杉 |
窓変更オプション | × |
サイズ | 【4名用】 奥行き: 1,875mm 直径: 2,426mm 高さ: 2,382mm 【前室あり4名用】 奥行き: 2,738mm 直径: 2,426mm 高さ: 2,382mm 【前室あり6名用】 奥行き: 3,600mm 直径: 2,613mm 高さ: 2,559mm |
重量 | 4名用:543kg 前室あり4名用:762kg 前室あり6名用:1,044kg |
対応ストーブ | 薪・電気(オプション) |
価格(税込み) | 4名用:2,398,000円 前室あり4名用:2,948,000円 前室あり6名用:3,388,000円 |
施工 | 本体価格に含まれます。 ※基礎が必要な場合は別料金 |
関連記事:【サムライサウナ】バレルサウナメーカーのサムライサウナを紹介!
関連記事:屋外に置ける家庭用サウナおすすめメーカーランキングTOP12
豪雪地帯での屋外サウナの設置方法
サウナを設置する場所は、雪の積もりやすいエリアを避け屋根からの落雪の可能性が少ない場所を選びます。
また、地面が安定していて水はけが良いことが重要です。
加えて、豪雪地帯ではサウナの基礎が重要です。
積雪や降雪に耐える、強化された基礎や適切な防水措置を施します。
さらにサウナの効果を得るためには、断熱材を使用してサウナ内部の断熱性や保温性を高めます。
これにより、エネルギー効率が向上しサウナストーブの燃料費を抑えられるでしょう。
屋外サウナの設置方法はメーカーによっても異なりますので、設置方法や費用、工事期間なども合わせて検討してみてください。
豪雪地帯での屋外サウナのメンテナンス方法
豪雪地帯での屋外サウナは適切な設置とメンテナンスによって、冬の過酷な環境にも耐えることができます。
以下のメンテナンスを行うことで、長期間にわたってサウナを安全かつ快適に利用できるようにしましょう。
定期的なメンテナンス
- サウナ周囲の雪の除去
- 外壁の防水・防腐処理
- サウナ室内の換気
- ドアや窓、サウナストーブ、その他設備の点検
豪雪地帯では、定期的なメンテナンスの一環としてサウナの屋根や周囲から雪を除去する必要があります。
雪は降ってから時間が経つと水分を含んで固くなり、どんどん重みを増していきますので、定期的に屋根から降ろすことが重要です。
また、木製サウナの場合はサウナの外壁に防水処理や防腐処理を施し、厳しい気候条件に耐えられるようにします。
サウナ室内は高温多湿になりますのでカビが発生しやすくなりますので、定期的にサウナを換気し、湿気やカビの発生を防ぐことも大切です。
加えて、寒冷地ではドアや窓の密閉性が重要です。
隙間がないか、雪の重みで小屋が歪んだりドアが開閉しづらくなっていないかを定期的にチェックし、必要に応じて補修します。
サウナストーブやその他のサウナ設備も点検し、故障がないか確認してください。
サウナやストーブのメンテナンス方法は、家庭用サウナのメンテナンス方法まとめの記事で網羅的に解説しています。
屋外サウナを設置するのに許可は必要?
屋外サウナは非営利目的の個人の使用目的の設置であれば、基本的には法律上の許可は不要です。
ただし、賃貸の場合は管理会社に、近隣に人が住んでいる場合は近隣住民に許可を取っておきましょう。
特に賃貸物件で薪ストーブを使ったり、許可なく電気工事を行うと契約違反になる場合がありますので注意してください。
賃貸物件でのサウナ設置方法については、賃貸でも家庭用サウナは設置できる!サウナの選び方と設置前に確認すべきポイントで詳しく解説しています。
また、屋外サウナの場合は都市計画法や建築基準法、消防法に基づいた構造のサウナを適切な場所に設置する必要があります。
事業用として屋外サウナを設置する場合は、おもに
が関わってきます。
事業用サウナの営業許可については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
まとめ
この記事では、耐久性と断熱性が求められる豪雪地帯での利用に最適な屋外サウナメーカーを2つご紹介しました。
これらのメーカーは、雪の重みや厳しい寒さに耐える高品質なサウナを提供し、屋外でも安心してサウナを楽しむことができます。