低血圧の人は要チェック!サウナが与える影響と注意点
- 2025年2月19日

「サウナが好きだけど、低血圧だから不安…」
そんな気持ちで二の足を踏んでいませんか?
この記事を書いている私も低血圧で、サウナに入るたびに
「フラフラしないかな?」
「水風呂は無理かも…」
と不安に思うことがありました。
しかしサウナに入ると血流が良くなって体が軽くなる感覚は、やはり魅力的ですよね。
この記事では、低血圧の方がサウナを安全に楽しむためのコツや注意点をわかりやすく解説します。
サウナの効果や、自分に合った楽しみ方を知るだけで、不安を解消しながら心から「整う」体験ができるはずです!
この記事は、低血圧の方がサウナを楽しむ際の一般的な情報を提供するものです。
個々の体調や健康状態によりサウナの影響は異なりますので、不安がある方はサウナ利用の前に必ず医師に相談してください。
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目次
低血圧の症状と原因

低血圧は、血液が体全体に十分に巡らない状態を指します。
低血圧の方は血液が十分に行き渡らないため、以下のような症状が現れることがあります。
- 疲れやすい
- めまいや立ちくらみ
- 冷え性
- 頭痛や肩こり
- 集中力の低下
- 動悸や息切れ
低血圧になってしまう原因としては、以下のものが考えられます。
- 遺伝や生まれつき
- 自律神経の乱れ
- ストレスや疲労
- 脱水症状
- 鉄分やビタミンB12の不足
- 薬の副作用
- 心臓や副腎の病気などが原因
サウナが低血圧に与える影響とは?

サウナが低血圧に対して効果的か、それとも悪影響を及ぼすかを直接証明する研究はまだありません。
ただし、現在科学的に明らかになっているサウナの健康効果は多くあります。
以下ではこのようなサウナのメリットを踏まえて、低血圧の方にとって考えられる良い影響と悪い影響の両面を解説します。
良い影響① 温冷交代浴により血圧の調整
良い影響② サウナが血流を改善
良い影響③ サウナがもたらすリラックス効果
良い影響④ 低血圧による冷え性の改善
悪い影響① サウナの熱による血圧低下
悪い影響② 発汗による血圧低下
悪い影響③ 水風呂による血圧変化
良い影響①温冷交代浴により血圧の調整
サウナには、自律神経を整える効果が期待されています。
サウナと水風呂を交互に利用する「温冷交代浴」は特に効果的で、温度差が自律神経を刺激し血流や体温調整機能を改善します。
これにより、血圧の調整がしやすくなる可能性があります。
良い影響②サウナが血流を改善
サウナの高温環境は血管を広げ、血流を促進します。
これにより全身への酸素供給がスムーズになり、低血圧による冷えや疲労感が軽減することが期待できます。
血流が良くなることで、頭痛や肩こりの改善にもつながるでしょう。
良い影響③サウナがもたらすリラックス効果
サウナの温熱効果にはストレスを軽減する作用があります。
ストレスが減ると自律神経が整い、低血圧の原因である神経の乱れが改善することも。
心地よい環境でのリラクゼーションは、精神的にも体的にも良い影響をもたらします。
良い影響④低血圧による冷え性の改善
低血圧による冷え性は血流不足が原因ですが、サウナで血流を改善することで手足が温かくなり、冷え性が和らぐことが期待できます。
冬場の冷え性に悩む人には、特に効果的です。
悪い影響①サウナの熱による血圧低下
サウナの熱は血管を過剰に拡張させることがあり、血圧が急激に低下する可能性があります。
これが原因で立ちくらみやめまいが起こることがありますので、注意が必要です。
悪い影響②発汗による血圧低下
サウナでは大量の汗をかくため、体内の水分と電解質が失われ、血液量が減少します。
これによりさらに血圧が低下しやすくなるので、低血圧の方は特にサウナ前後の水分補給を意識しましょう。
悪い影響③水風呂による血圧変化
サウナ後の水風呂は血管を一時的に収縮させ、血圧を急上昇させる作用があります。
ただし、急激な変化は低血圧の人にとって負担となることもあります。
短時間の利用にとどめ、無理しないことが重要です。
低血圧でも安心してサウナを楽しむためのポイント

低血圧の方がサウナを楽しむには、体への負担を軽減するための工夫が必要です。
ここでは、サウナ利用時に気をつけたい具体的なポイントを詳しくご紹介します。
サウナ前後の準備とケア
低血圧の方はサウナで体調を崩さないために、以下の3点を意識しましょう。
水分補給を忘れずに
サウナでは大量の汗をかくため、事前の水分補給が重要です。
おすすめなのが、塩分と電解質を含むスポーツドリンク。
これらを補給することで、血圧の急な低下を防げます。
水分補給の目安は、サウナ前後のそれぞれで200~500mlです。
軽めの食事をとる
空腹や食べ過ぎは、サウナ中の体調不良の原因になります。
サウナ前は、エネルギー補給のために軽食を摂るのがおすすめです。
ただし、食事の直後にサウナ浴をしてしまうと消化不良になりますので、食事はサウナの1~2時間前に終えておきましょう。
入浴後はしっかり休息を
サウナ後は血圧がさらに低下しやすいので、無理をせずリクライニングチェアや横になれるスペースで体を休めましょう。
サウナ浴前に体を温めておく
急激な温度差は体への負担を増大させるため、サウナに入る前に体を温めておくことが大切です。
入浴前にシャワーを浴びたり、かけ湯をしたり、ぬるめの湯舟に入っておくことで、温度差を軽減できます。
低温サウナの活用
高温のサウナは負担が大きいため、低温サウナを選ぶと安心です。
低血圧の方におすすめのサウナの種類は、以下のものになります。
- ミストサウナ/スチームサウナ:
湿度が高く温度が40~60℃程度に保たれた環境は、体への負担が少なくリラックスしやすい。 - 低温遠赤外線サウナ:
温度は控えめだが、遠赤外線の力で体の芯から温まりやすい。
低温サウナの種類や家庭用製品については、家庭用低温サウナおすすめランキングTOP3!サウナの種類や選び方をご覧ください。
サウナ室ではゆっくり動く
急な動きや立ち上がりは、血圧の急低下を引き起こす可能性があります。
特に、起立性低血圧の方は注意が必要です。
立ち上がる際は、ゆっくりと行動しましょう。
また、息苦しさを感じたり少しでも体調が悪いと感じた場合は、すぐにサウナ室を出てください。
利用時間と回数を調整するコツ
低血圧の方にとって、適切な時間配分と回数調整は重要です。
はじめての場合や調子が不安定な場合は、サウナ浴は3~5分からスタートして徐々に延ばしましょう。
水風呂は体に負担をかけやすいので、30秒程度の短時間から始めたり、冷水シャワーで代用するのもおすすめです。
回数については、1セット(サウナ→水風呂→外気浴)を2〜3回に留めて、エネルギーを消耗しすぎないようにしてください。
水風呂の使い方
水風呂は体への負担が大きいため、低血圧の方にとってハードルが高い場合もあります。
使い方のポイントとして、以下の3点を押さえてください。
- 手や足からゆっくり水風呂に入り、徐々に体を慣らす。
- 30秒程度の短時間で上がるか、体調に応じて足だけを浸けるなど工夫を。
- 冷水シャワーを代用しても血管収縮の効果あり。
関連記事:サウナは水風呂無しでも効果あり⁉水風呂に入らないとどうなる?施設での楽しみ方も紹介
関連記事:水風呂が苦手でも大丈夫!サウナ後の冷水シャワーでスッキリ整う方法
低血圧の人におすすめのサウナの種類
低血圧の方は、体への負担が少なくリラックス効果が高いサウナを選ぶことで、より安全にサウナを楽しめます。
以下では、低血圧の方に特におすすめのサウナの3種とその理由をご紹介します。
種類 | ミストサウナ![]() | スチーム![]() | 低温遠赤外線サウナ![]() |
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
温度 | 約40℃~60℃ | 約40℃~60℃ | 約40℃~65℃ |
湿度 | 約100% | 約100% | 約10%~15% |
ミストサウナ

ミストサウナは、温度が40~50℃と低めで湿度が非常に高いのが特徴です。
ミスト(霧)状の水分が室内を満たしているため、皮膚や気道に優しい環境が整っています。
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・サウナ初心者
・敏感肌や乾燥肌の方
・暑さが苦手な方
・リラックス重視の方
スチームサウナ

スチームサウナも、ミストサウナと同様に高湿度の環境で温度は40~50℃程度に設定されています。
蒸気で室内が満たされており、心地よい温かさが広がります。
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・サウナ初心者
・敏感肌や乾燥肌の方
・ジリジリとした暑さが苦手な方
・リラックス重視の方
関連記事:ミストサウナとスチームサウナの違い|特徴や効果、設置費用を比較
低温遠赤外線サウナ

低温遠赤外線サウナは、通常の高温サウナに比べて温度が低く(45~60℃)、体を芯から温める効果が特徴です。
遠赤外線が皮膚から熱を伝え、じんわりと発汗を促します。
注意点として、遠赤外線サウナの中には高温(80℃以上)のサウナもありますので、入る際は温度を確認するようしてください。
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・体を芯から温めたい方
・疲れやすい方
・冷え性に悩む方
遠赤外線サウナについては、遠赤外線サウナは体に悪いって本当?6つのデメリットと驚きの効果を徹底解説の記事で詳しく解説しています。
より安全にサウナ利用したいなら家庭用サウナがおすすめ

低血圧の方でもサウナを上手に利用することで血流が促進され、冷え性の改善やリラックス効果が期待できる場合があります。
ただし、高温や長時間の利用は体への負担になることもあるため、体調を見ながら正しくサウナを利用しましょう。
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参考文献:大石内科循環器科医院、【医師監修】血圧が低いときの症状とは?低血圧の目安や原因、治し方を紹介(最終アクセス日:2025/1/17)