過度なサウナ入浴は美容を目的とした場合、身体に対して悪影響を与えます。
また、サウナの入り方によっては逆に身体に負荷がかかりすぎて体調が悪くなったりなどの影響も懸念されます。
美容効果を目的としサウナに入る場合、多くの状況において美容には逆効果です。
本記事の内容
- サウナの一般的なおすすめ頻度について
- 推奨したいサウナの入り方とは
- サウナにおすすめの美容商品
美容におすすめのサウナに入る頻度は週に2~3回、そして入り方が重要となってきます。
サウナに入ることは美容に悪い
ただサウナに入ることは美容に悪い
美容効果を目的としサウナに入る場合、サウナにだけ入ることは美容には逆効果です。
サウナにだけ入ることは、多くの場合ドライサウナで肌が熱に晒され乾燥してしまうという欠点があります。
その問題を解決するために水風呂を利用するのがとてもいいんです。
美容効果のあるサウナの入り方をしたい場合、温冷交代浴を行うことが必須となります。
温冷交代浴とは文字通り、お湯と水風呂を交互に入ることですがこれをサウナと水風呂で行うことで寒暖差がより生まれ美肌にいいとされています。
サウナで汗をかき血流が促進されます。血流は栄養を届ける役割と老廃物を排出する役割があるので、食事で得た栄養を身体中に届け、不要なものを排出することができます。
サウナに入ることで促進された血流が皮膚の新陳代謝を高め美肌効果に繋がるというわけですね。
そのうえで、水風呂に入ると毛穴がしっかりと締まり美肌にいいサウナの入り方ができるということです。
サウナで美容効果を得る鍵はヒートショックプロテイン
基本的に肌の修復は温度でスイッチが入るようにできています。サウナ後は熱刺激を受けたことで、ヒートショックプロテインが出るため、細胞が修復されるという仕組みです。
ヒートショックプロテインとは、ダメージを受けた細胞を修復するたんぱく質のことです。これらの発言量は皮膚の温度に依存し、深部体温が38度を超えるとだんだん出始め40度を超えるとすぐに出現します。
お風呂では、顔までお湯につかることができず十分に顔を温めることができませんが、サウナなら空気中の熱で温められるので、顔の皮膚をケアするのに適しています。
美容のためにサウナは頻度ではなく入り方
美容のためにサウナに入るのであれば、重要なのは頻度ではなく入り方です!
サウナの正しい入り方を実践しないと肌や人体にとって逆影響になってしまうのがサウナで気を付けたい点です。
- 週2~3がベストなサウナの頻度
- サウナ頻度が重要でない理由
週2~3がベストなサウナの頻度
皆さんは、どの程度の頻度でサウナに入っていますか?週に1回という方もいれば、ほとんど毎日という頻度の方もいるかもしれません。
サウナの効果を最大化するには、週にどの程度の頻度でサウナに入るのが良いのでしょうか?
結論から言うと、サウナの頻度そのものはあまり重要ではありません。
ですがそのうえで、美容効果があるのは週2〜3回が適切なサウナの利用になります。さらには、2ヶ月以上続けることが最も効果的な頻度です。
付け加えると、サウナに入る頻度が少ない分には悪影響というものはありませんが、サウナの入りすぎ・高頻度のサウナの利用は身体に負担を与えます。
サウナ頻度が重要でない理由
なぜ、頻度そのものは重要ではないのでしょうか。
それはサウナの入り方が何よりも肌や人体に影響を与えるためです。
推奨されているように、週に2回サウナに入るとしても1回あたり10分×5セット入り水風呂に長時間浸かる人と、週に5回サウナに入り、1回あたり5分×2セット入り水風呂に20秒その後の外気浴もきっちり行う人とを比べる場合、前者の方が肌や人体に負荷がかかります。
このようにサウナの入り方にこだわるということは非常に重要で、美容効果にも効果があるので次に解説していきます。
逆に、毎日サウナに入ることは、身体が慣れてしまい疲労感が蓄積されてしまうというデメリットがあるため休息日としてサウナに入らない日を作ることは非常に大切です。
美容のためのサウナの入り方
サウナ(7分)→水風呂(1分)→外気浴(7分)のセットを2~3回繰り返すのが、美容に良いサウナの入り方としてベストのやり方になります。
美容のためのサウナの入り方について、ステップごとに分けて解説していきますね。
- 入浴前の水分補給は絶対
- サウナ入浴の前の準備
- 入浴中
- 入浴後の水風呂
- ととのいとスキンケア
また、サウナでのスキンケアのタイミングについて知りたい方はこちらをご覧ください。
>>サウナでのスキンケアのタイミングは?乾燥を防ぐ美容効果のある方法を紹介!
>>スチームサウナの効果と正しい入り方!整うためのコツや注意点も紹介
入浴前の水分補給は絶対
まず、サウナに入る前に水分補給をしっかりしてください。サウナではたくさんの汗をかくので脱水症状を起こさないためにもサウナに入る前に水分補給をすることを忘れてはいけません。
おすすめはミネラル麦茶かスポーツドリンク、水になります。
サウナ入浴の前の準備
シャワーを浴び汗を流すことは必ず行い、お風呂に入るのもおすすめです。全身をよく洗ってから入るのは、もちろんマナーの意味合いもありますが、発汗をスムーズにしたり血圧が急上昇するのを防いでくれます。いきなりサウナに入ると血圧が急上昇してしまう可能性があります。
そのため、ぬるま湯のお風呂に2〜3分入ってからサウナに入ることをオススメします。
体を温めたら次に、よく体を拭きましょう。体が濡れたまま入ると、体の表面の水分が蒸発熱で冷やされて汗が出にくくなります。つまり体をよく拭いて入った方が、発汗がスムーズになります。
入浴中
サウナは下段の方が温度が低く、上段に上がるにつれ温度が上がっていきます。まずは上段に座ってみて、熱いと感じたら下段へ移動するようにしましょう。サウナの入浴時間は温度や湿度によって変わりますが、基本的には8〜12分を基準に入りましょう。あくまで目安であり、個人差はあると思うので自分にあった時間に調整してみてください。
また、サウナに入る時には濡れタオルやサウナハットを持参するようにしましょう。髪の毛が傷むのを防止するというところでもこれらを持参することは紹介しましたが、他にも効果があります。
サウナは自分の頭と足先では温度が全然違う場合があります。そのため体は大丈夫なのに頭はのぼせてしまうといったことも起こる可能性があります。
そのため、頭だけのぼせるのを防ぐためにサウナに入る際には濡れタオルやサウナハットを持っていきましょう。
入浴後の水風呂
サウナから出たら、まず最初にシャワーなどで汗を流すことを忘れないでください。汗を流し終えたら、次は水風呂に入りましょう。水風呂の温度や個人の冷たさに対する耐性などによって時間は変化しますが、水風呂には約30秒〜2分入りましょう。
ととのいとスキンケア
水風呂から出たあとは外気浴を行いましょう。「ととのう」という感覚はこの外気浴をしているときに訪れます。体の水を拭き、浴室やととのいスペースに設置されているイスやリクライニングなどに深く腰掛けましょう。時間の目安は5〜15分くらいがオススメです。
そしてしっかりと”ととのった”あとも大切です。肌のケアをしたり水分をしっかり補給したりなどしてください。
サウナ後に使いたいおすすめの美容化粧品4選!
サウナと組み合わせて使うことで美容にとてもいいおすすめのスキンケア商品を5つ紹介します。
サウナで使うスキンケア商品は、持ち運びがしやすいか、また持ち運ぶためあまり高価なものは使用したくはありません。
オルビス ユードット7日間体験セット
独自の複合成分「GLルートブースター」配合。ハリのある肌へと導く
サウナ後に最もおすすめしたスキンケア商品はオルビス ユードットです。
薬用化粧水「オルビス ユードット ローション」と洗顔、モイスチャーのトライアルセット。美白(※)有効成分「トラネキサム酸」が、メラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐ。
また、「スイカズラエキス」などの成分による独自の複合成分「GLルートブースター」配合。角質を水分と油分で満たし、ハリ・ツヤのある肌へ導く。
軽やかでとろみのあるテクスチャーがゴワついた肌にもスルリとなじみ、角層のすみずみまで成分を届けて柔らげる。乾燥をはじめとする、さまざまな悩みを抱える大人の肌に。
※メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ。
セット内容
- 洗顔料(オルビスユー ウォッシュ 14g)
- 化粧水(オルビスユー ローション 20mL)
- 保湿液(オルビスユー モイスチャー 9g)
- シワ改善美白 美容液 7日分ミニサイズ(リンクルブライトセラム 7g)
- ふわふわ抗菌タオル 1枚
良かった点
かなりとろみの強いテクスチャー。オルビス最高峰の保湿力とうたっているだけあって、使用後のしっとり感、もっちりを実感することができた。乾燥小じわが気になる私には嬉しい使用感。
改善して欲しい点
化粧水と乳液の中間のようなとろみの強いテクスチャーで、お肌の上にのっかてしまうような感じがする。ゆっくり時間をかけてお肌に馴染ませる必要があるため、スキンケアを時短で済ませたい人には不向き。ベタつきが気になるので春夏の使用は避けたい。
プッシュするだけ3秒スキンケア【NULL オールインワンミスト】
プッシュするだけ、3秒スキンケア! オールインワンで手間がないのに、うるおい長続き
【NIULLオールインワン化粧水】は、スキンケア初心者の方・スキンケアしたいけれど、面倒さに困っているメンズにおすすめしたいオールインワンのスキンケア商品です。
美容にも気を使いたいけどサウナ施設にスキンケア商品をすべてそろえて持っていくのは手間ですし、面倒です。
なので、1本で完結するこの製品をサウナ用に1つそろえておくだけで大変便利です。
【1日わずか35円!コストパフォーマンスが高い】化粧水 3000円・乳液3000円・美容液5000円・クリーム4000円を全て揃えると→→15000円相当。ですがNULLオールインワンミストなら たったの3036円(税込) 。朝・晩の2回使用して 1日たったの35円で使うことができます。
エリクシール シュペリエル リフトモイスト トライアルセット SP Ⅱ
ハリと潤いにアプローチする新たな美容成分を配合。均一な潤いで「つや玉」のある肌へ
資生堂最新のハリ・潤いへのアプローチをかなえる、新たな美容成分「M-バウンサーCP」「ディープモイストインCP2」を配合。均一な潤いでツヤを演出し、「つや玉」のある美しい肌へ。
既存の「コラーゲンGL」「イノシトール・クレソンGL」や有効成分「トラネキサム酸」はそのままに、独自の処方で角層深くまで潤いを届ける。
同じ効果・保湿力を持ちながら、季節や好みで選べる3つのテクスチャーを用意。化粧水と乳液を同時に試せるトライアルセットで、年齢肌対策を始めてみて。
リコロンサウナパック
サウナパックとは、フィンランド大使館商務部監修の元、販売されているサウナスキンケア商品です。
サウナ浴前に顔に塗布することにより、サウナの熱による乾燥ダメージ、乾燥による不快感から肌を守り潤いを与え保湿、サウナ後にハリのある肌へ導きます。
外気浴中や半身浴中、フェイスパック代わりに利用することも可能です。
>>サウナ専用スキンケア!?フィンランド大使館監修のサウナパックを使ってみました
サウナパックの感想
結論、とても香りがよく気持ちよくサウナに入ることができました。また、サウナの熱と自分の汗でほとんど落ちてしまうかなと思いながら入ったのですが、サウナに入っても落ちることなく肌を守ってくれました。
私は普段、肌への乾燥を防ぐためサウナハット+タオルで顔を隠しながら入るのですが、このサウナパックを使用することでサウナの熱による乾燥ダメージ、乾燥による不快感から肌を守ることができると思いました!
頻度関係なく美容のためにサウナに入るべきでない状態
飲酒した時
頻度に関係なく、飲酒後や二日酔いの状態でのサウナは危険です。アルコールには、腎臓で尿を濃縮することをしにくくするという作用があります。
この作用に加えサウナに入ることで、大量の汗をかいて脱水症状になってしまう可能性があります。
そのため飲酒後は、サウナに入ることは危険になるのでやめるようにしてください。
食事の直前・直後
頻度に関係なく食事の前後もサウナに入るのは避けるようにしてください。
サウナに入ると皮膚が熱い空気によって温められ皮膚への血液が増加します。しかし、食事の前後は、消化のために胃腸に十分な血液が流れる必要があります。
つまり、食事の前後にサウナに入ってしまうと、胃腸に十分な血液が回らなくなり、消化不良を起こしてしまう可能性があるのです。
そのため、できれば食事の前後は頻度に関係なくサウナを避けることをオススメします。
しかし、サウナ後に食べるご飯「サ飯」は非常に美味しいので、しっかりと間を開けるか胃に優しいものを食べるようにしてみてください。
心筋梗塞や高血圧の方
サウナによる心臓の負担は、ウォーキングや軽い運動と同程度です。頻度に関係なく心筋梗塞を患った方や高血圧の方などはサウナに入ることはすすめません。
また、何か疾患を患っている方や怪我をしている場合などは、あらかじめ主治医にサウナに入って良いかどうかということを確認すると良いでしょう。さらにはこのような症状をお持ちの方は、高頻度でのサウナの利用は避けることをおすすめします。
さらに、妊娠している方も頻度どころの話ではなく、そもそもサウナの利用は避けたほうが良いです。妊娠している方も産婦人科の主治医に確認するようにしてください。